株式会社ダイブ / 地方創生事業グループ ゼネラルマネージャー
『ザランタン』2024 グッドデザイン賞受賞
株式会社ダイブが地方創生事業として全国6地域の「非観光地」で運営するグランピング施設ブランド「ザランタン」が2024年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞。 ◾️受賞対象の詳細 【正直、今までのグランピング施設は高すぎた】グランピング施設「ザランタン」を全国6地域で展開中!1泊2食付き1万円台/人から。消滅可能性都市の遊休施設・遊休地を利活用することで開発コストを抑制し、リーズナブルな価格帯を実現。かつ観光振興による経済効果により持続可能な地方地域づくりに寄与。累計6万人以上の宿泊実績を誇る。 ◾️デザインのポイント 【リーズナブルで高満足】遊休施設・遊休地の利活用により1泊2食体験付き1.5万円/人で提供 【オーバーツーリズムの解決への寄与】地域に眠る観光資源を磨き上げ、非観光地における旅の目的地化へ 【消滅可能性都市の解決への挑戦】ザランタンを起点に、雇用創出や地域連携で関係人口の拡大を目指す ◾️プロデューサー 株式会社ダイブ 地方創生事業グループ ゼネラルマネジャー 増田 勇人 ◾️ディレクター 株式会社ダイブ 地方創生事業グループ ◾️詳細情報 https://glampicks.jp/glamping/g269/official/ ◾️利用開始 2019/08 ◾️価格 オープンプライス (1人あたり1泊2食体験付き料金。繁閑期・客室種類によって販売価格の変動あり。) ◾️設置場所 香川県東かがわ市引田3066−1/岡山県津山市阿波3108−4/栃木県鹿沼市入粟野991/他 ◾️背景 日本には現在、急激な定住人口減少により、消滅可能性自治体の社会課題がある。一方、インバウンド増加により、有名観光地はオーバーツーリズムの観光課題が表面化している。定住人口1人当たりの年間消費額130万円は、外国人旅行者8人分、国内旅行者(宿泊)23人分、国内旅行者(日帰り)75人分でカバーすることができるため、消滅可能性自治体への観光客の誘客は重要なテーマだといえる。私たちは課題解決のため、消滅可能性自治体や過疎地域などの非観光地におけるグランピング施設「ザランタン」を立ち上げた。事業を進める中で、現状観光地化されていない地域「非観光地」に観光客がわざわざ訪れるようにするには、消費者ニーズを正しく捉えるマーケットイン思考による経済性と、地域住民・事業者・行政との関係を丁寧に育てる持続可能性を併せ持つビジネスモデルであることが求められた。 ◾️経緯とその成果 マーケット調査よりみえた「グランピング施設は高い」という消費者課題に対し、遊休公共施設や遊休地を利活用したハード開発によりリーズナブルな価格設定を実現。地域性のある滞在型コンテンツの充実により高い顧客満足度を誇る。BBQ、焚き火、テントサウナなどの全施設共通のアクティビティにとどまらず、日本の原風景の残る山村地域では山菜狩りや野菜収獲体験、渓流釣りを提供し、瀬戸内の海沿い地域ではSUP、北海道では星空観察、雲海ツアーを提供するなど地域ごとに滞在をデザイン。結果、「ザランタン」施設全体で累計宿泊数は60,000人を突破。地域住民を含む新規雇用を200名以上、地域事業者との新規取引を150社以上創出。他にも、定住人口400人の岡山県津山市阿波村では、開業前はほぼ0だった「あば村」のGoogleキーワード検索数は現在(2024年4月)月間1万回を超えるなど、関係人口の創出・拡大にも寄与する。 ◾️仕様 【利用者のターゲット】日本国内/親子・カップル・友人での宿泊旅行 【利用形態】テント・コテージ など【利用範囲】サウナ・BBQ・焚き火・収穫体験・渓流釣り・水風呂など(各施設による)