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【目指せ、日本語のあいさつに溢れた学校】 2019年8月から約7ヶ月間、国際交流基金が行う、日本語パートナーズという派遣事業に参加していました。 バリ島の日本語授業がある高校に派遣され、現地の日本語教師のアシスタントをしながら、日本文化を紹介し、現地の文化を日本に発信する、バリ島と日本の架け橋となる活動を行いました。 初めは、日本語を自ら話す生徒がおらず、 日本語教師の方は、カタコトで 話すスピードや使う日本語にも気を配らなければいけないという環境になれず、 生活の中ですら自分の文化や価値観をどこか比べてしまい ストレスに感じることが殆どでした。 また、日本語レベルを上げる。という 私の目標は現地で求められていることではなく 真剣に準備をしていた自分にとって そのギャップにも大きなダメージでした。 しかし、2ヶ月目に入り、日本人の私を 周りのバリの方は、誰も否定せずただ受け入れてくれていることに気付きました。 人や文化、価値観が違うことを受け入れることは本当に難しいですが、活動の中で、 それすらも寛容に受け止め、 楽しむことができたのは 現地の方が受け入れてくれたおかげでした。 そこから私は、日本語の成績UPを目指すのではなく、日本を知り、日本語を楽しむきっかけになろうと考えました。 そして目標として日本語の挨拶が溢れる学校を掲げ、授業を0から共作し、バリ語、バリ文化を私も生徒から学び、日本文化を教えました。 結果的に、日本語を履修していない生徒や職員室の先生まで私を見てはオハヨー！サヨウナラー！と声をかけてくれるようになりました。 この経験から、前向きに受け入れることの重要性、 制限の中で潜在ニーズに応える適応力を身につけることができました。