近藤明日香

自分の目線で周りを見渡して、誰かに伝えたいこと、動かしていきたいこと、気づいて欲しいことを持ち寄って、広告という形で発信していく活動をしていました。 代表的な活動は、母校青山学院大学の敷地に生えていた立派な銀杏並木の銀杏の実を、「臭くて迷惑なヤツ」というネガティブなイメージからポジティブに変換しようというもの。 　美味しい食事に変身させ、近隣の飲食店で提供してもらうことによって、青学産の銀杏が売り出されれば、銀杏のポジティブなイメージと青学のPRもできると、まずは早朝構内の銀杏を拾うことからスタートしました。近隣の飲食店には直接足を運び企画の趣旨を説明し、ご賛同いただける店舗を1店ずつ探していきました。結果、多くの店舗にご協力いただくことができ、期間限定の特別メニューとして銀杏の身を使用したオリジナルメニューを開発いただきました。 　また同じ時期に学園祭もあったため、この活動を広めるべく、「銀ニャン」という手作りの着ぐるみを作成し、認知度を高めていく取り組みも行ってまいりました。 この活動を通して、自分1人の頭の中だけにあった思いを、口に出して周りに共有することで、思わぬ形にまで波及したり、全く知らない数多の人々の心を動かすところまで、進む可能性が常に秘められている、ということを学びました。 動かなければ始まらない。けれど、動いてみれば必ず物事は始まる、という当たり前のようでいて、なかなか実感できない体験を得られることができたプロジェクトでした。