What we do
全国各地から工芸メーカーや伝統産業を行う会社が集まって出展する大日本市展示会の様子
博覧会で実施した工房見学の様子
私たち株式会社中川政七商店は、高級麻織物「奈良晒(ならざらし)」の卸問屋として、1716年に創業した会社です。その後、SPA(製造小売り)業態を確立し、商品開発から製造・流通・小売まで、一貫して自社で運営をしています。
■事業内容
(1)SPA事業:全国800を超えるつくり手とともに、工芸をつくり、伝える。
社名を冠したブランド「中川政七商店」を中心に、日本の風土のなかで育まれてきた工芸の知恵や工夫に学びながら、暮らしの道具を企画・製造・販売。全国約60の店舗やWebサイト、イベントなどを通して届けることで、使い手と工芸の橋渡しをしています。
(2)産地支援事業:工芸メーカーの自立を支え、産地の一番星をつくる。
全国の産地やメーカーに伴走・協働しながら、経営コンサルティングをはじめ、次代のつくり手・担い手を育成。また展示会やイベントを通じた工芸の魅力発信など、さまざまな産地支援を通して、"つくり続けることのできる"環境づくりに尽力しています。
■100年先の未来へ向けて
「100年先に工芸を残すこと」を使命に、今後は海外向け事業にも力を入れ、メディアを通じて私たちの製品をアピールしていきます。アジア諸国はもちろん、欧米にも展開していく予定です。
Why we do
■ビジョン
「日本の工芸を元気にする!」
私たち中川政七商店は、日本全国の産地から、
人の手によって生み出されるこの「工芸」なるものを残したい。
100年後にも工芸が人々の暮らしとともにあるように。
これからも私たちは全力で日本の工芸を元気にします。
■なぜ日本の工芸を元気にしたいのか。
<「日本の工芸」の現在地>
工芸における産地の生産額は1980年代をピークに減り続け、2020年には1/6ほどに。従業者の数もピーク時の1/5となりました。(※一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会資料より)実際、もうすでに生産することが難しい工芸品もあり、ここ数十年の間にも、たくさんの日本の工芸が姿を消しています。また、その多くは、大きなニュースとして取り上げられることもなく、最後の1点として美術館に飾られることもなく、人知れず幕を下ろしているのが現状です。
<文化、風習、暮らしかたを継ぐ“よりしろ”となる工芸>
全国各地の工場や工房で細やかに施される丁寧な仕事とつくり手の静かな誇りに触れるたび、こうしてたくさんの人の手によって、時代に沿って形を変えながら続いてきたものづくりを次の時代に継いでいくことの意味を考えるようになりました。
例えば、地域に伝わるお祭り。人々が祈りを捧げる場には、その土地で育まれた素材と技術を用いたものづくりが、何代にもわたる祭りの継承を支えていました。工芸は、道具である「もの」を通して、その土地の歴史や文化、風習、そして日本の風土にあった暮らしかたを教えてくれます。100年後にもそれらを届けるために、工芸が“よりしろ”となりうると考えています。