1
/
5

「parcy's」データ分析基盤構築の道のり!日々増大するデータをどう整えていくか?

長崎県に本社を置くAIウェルネス・スタートアップの株式会社イグアス代表CEOの中村あきらです。

年齢や出産へのタイムリミットを感じるキャリア女性に、「彼と1年以内に結婚する」というコンセプトで自分らしい結婚を実現する恋愛・結婚のパーソナルトレーニング「parcy's」(パーシーズ)というサービスを行なっています。国内・海外の女性会員が4万人を超え急成長中、長崎発のグローバル上場企業を目指しています。

恋愛結婚のパーソナルトレーニング「parcy's」

先日、parcy'sのデータベース基盤とデータ分析基盤の構築がひと段落した。
株式会社イグアスはデータ分析にかなり力を入れている。そのデータは全て恋愛結婚能力シュミレーションAIやお客様の結婚力の可視化といったサービスへと発展している。

こういった詳細なデータ分析や、データの活用にはデータベース基盤が必要不可欠で、会社としてかなり力を入れて構築してきた。

データベース構築には2020年あたりから進めていて、今回一つ区切りになったので整理していきたいと思う。

parcy'sにまつわるデータとは?

恋愛結婚のパーソナルトレーニング「parcy's」には、主に下記のような形でデータが保持されている。

・Google Analytics:web上の行動データ
・決済・受注データ
・顧客情報データ
・担当者データ
・セミナー(ウェビナー)データ
・商品データ

など多岐にわたる膨大なデータを扱っている。
経営としては、この膨大なデータをリアルタイムで把握し、部署内における業務、部署間における情報共有、マネージャー・経営陣の状況把握や施策管理に活用している。

それらを漏れなく把握するには、データベース基盤を構築が必要で、ここ抜きでは適切な組織運営や意思決定ができない。

parcy'sデータ分析立ち上がり期(2020年冬ころ)

最初の事業立ち上げ期は、担当それぞれがエクセルやスプレッドシート管理をしているような状態からのスタートだった。
人によってエクセルやスプシの関数が使える使えないといった差があり、データ担当がデータをスプレッドシートで管理するというところがparcy'sのデータ分析のスタートだった。

スプレッドシートの関数ができてくると、LOOKUP関数などをGAS(Google Apps Script)で処理できるようになり、複数のメンバーが複数のスプレッドシートを管理できるようになる。

データ分析担当を置くことで技術の統一

データ分析担当を雇用し、見るべきシートを一元化して行っていくことで以下のことができるようになった。

◎複数のメンバーでも同じ数字を追えるようになった
◎スプレッドシートやエクセルが苦手な人でもデータ分析ができるようになった
◎情報の一元化ができるようになった

parcy'sデータ分析マスタ管理期(2021年春ごろ)

この頃になると、より詳細なデータ分析が求められるようになる。
また人も増えてきて、人ごとに管理するシートも増えて、管理しているシート同士の連携ができなくなってきていた。

例えば、マーケのAさんとセールスのBさん、トレーナーのCさんが見ているデータが違うとか更新されていないとかの問題が起こってきた。
さらに、管理するシートのフォーマットが決まっていなくて、新しい人が入ったら管理シートの把握に1ヶ月以上かかるという問題も起こっていた。

これを解決するために、マスターデータ管理を取り入れた。
マスターデータ管理とは、「顧客マスタ」「受注マスタ」「商品マスタ」といったマスターデータを作り、そのマスターデータから各個人が見ている管理シートにデータが連携されるという仕組みだ。

マスタ管理を取り入れて連携性を強化

マスターデータ管理を取り入れて、更新する際はマスタを更新していくルールを取り入れていった。データ分析担当はマスタを管理することに集中することになった。

◎部署間の数値や更新タイミングが合うようになった
◎マスタを修正すれば全ての資料へ数値が反映されるようになった
◎データ統合により部署間での連携がより強固になった
◎経営陣を介さず、部署間のみでデータ改善ができるようになった

parcy'sデータ分析基幹データベース構築期(2022年秋から)

資金調達の完了とともに、会員数が急成長していった。
それとともに扱うデータの数も2次関数的に増えていくことになった。

会員数の急激な伸び

そこで出てきた問題は、スプレッドシートではデータ量が重すぎて開けないという問題が各部署で頻発していった。そこで、基幹データベースの構築を進めていく。

様々なデータベース管理システムを検討し「kintone」へ

データベースを検討するためSaaSに詳しいプロに比較検討してもらったり、他社事例を参考にしながら自分たちに合ったデータベースシステムは何かを検討していった。

楽楽販売、Salesforce、カスタマーリングスなど様々なサービスを検討した結果、コスト・業務フロー・スタッフ全体のITリテラシーなどの観点から「kintone」を採用することにした。

イグアスのデータ分析チームに加え、業務委託でデータベースエンジニアにkintone開発を依頼して進めていった。

基幹データシステムを入れることでリアルタイム性を強化

kintoneが入ることで、毎日増える膨大なデータ量にリアルタイム性がアップしていった。またスプレッドシートの細かな記載ではなく、オンラインショップの管理画面のようなUIで更新することができ記載の利便性もアップすることができた。

◎セキュリティがより強化された
◎UIがわかりやすくなり、スタッフの更新や記載が楽になった
◎拡張性がありさらに深い分析に使えるようになった
◎データが増大しても安定性が増した

今後はBIツールやデータウェアハウスの構築を進めていく

parcy'sのデータベースは日々増加していっている。今後より組織が拡大していくにあたり、より数値の管理やデータの管理がさらに重要になってくる。

今後は今の環境に加えて、より分析をビジュアライズしたりダッシュボード化するBIツールや、他の関連するデータベースを統合できるデータウェアハウスの構築を進めていく予定だ。

しっかりとしたデータ基盤があることで、より深い分析ができたり、各部署が適切な意思決定ができるようになってくる。
またそのデータを活用して、お客様にとって必要な情報を届けていくことも可能だ。

これからもデータの力を活用し、より多くのお客様に幸せを届けていきたい。

イグアスでは様々なエンジニアが活躍しています

イグアスの開発記事やエンジニア向けのイベントのレポートです。
イグアスでは様々なエンジニアが活躍しています。

イグアスでは一緒に働く人を探しています

地方・長崎のスタートアップで一緒の船に乗りませんか?
長崎からグローバルサービスをつくり、地方長崎を盛り上げていきます。

ぼくたちはこれからスタートアップだからこそできるイノベーションを起こしていきます。
一緒に新しい長崎を創り、長崎を中心とした世界に大きな流れを創りましょう!

株式会社イグアス採用説明会
https://y-guazu.com/recruit22

イグアス 会社概要


イグアスは長崎市に本社をおくスタートアップ企業です。「人生の転機となる環境をつくり、女性が活躍する社会を実現する」をミッションに、女性の活躍推進支援と、長崎の経済活性化を目指した新規ビジネスの創出に取り組んでいます。

社名  : 株式会社イグアス
所在地 : 長崎県長崎市馬町81 第7三光ビル8F
設立  : 2018年6月
代表者 : 代表取締役CEO 中村 あきら
URL   : http://y-guazu.com/

事業内容:
1. 恋愛結婚のパーソナルトレーニング「parcy's」の開発・運営
2. 法人向け社員のパートナーシップ支援福利厚生サービス「parcy's for well-being」
3. 長崎の人材成長・起業家育成のためのシェアハウス=亀山社中スタートアップ(長崎リバ邸)の運営


▼絶賛採用募集中!
事業拡大中の当社では複数のポジションで人材を募集しています。詳しくは、当社採用ページおよびWantedlyをご覧ください。

▼イグアス提供サービス
・恋愛・結婚のパーソナルトレーニング「parcy's」(パーシーズ)
https://www.parcys.com/ )

・恋愛・結婚のパーソナル診断「parcy's診断」
( https://checkup.parcys.com/ )

・parcy's note(パーシーズノート)
https://www.akiradrive.com/ )

▼法人・自治体の方へ
・法人向け社員のパートナーシップ支援福利厚生サービス「parcy's for well-being」
https://www.parcys.com/well-being/ )


If this story triggered your interest, why don't you come and visit us?
サービスのスケールを一緒に目指すマーケティングマネジャーを募集!
株式会社イグアス's job postings

Weekly ranking

Show other rankings
Like Akira Nakamura's Story
Let Akira Nakamura's company know you're interested in their content