こんにちは!ザイマックス関西 採用担当の川西です。
最近ようやく春らしくなってきましたが、春といえば『新しいスタート』、学生さんであれば進級したり、社会人であれば先輩になって後輩の新入社員が入社してきたり…気持ちを新たに頑張っていこう!と思わせてくれる季節だなぁと個人的に思っています^^
そこで今回は、2023年6月にザイマックス関西に中途入社し、もうすぐ二年目を迎える三谷祐也さんに、お話を聞いてみました。
前職ではどんなお仕事をされていたんですか?
三谷:ゼネコンで新築の施工管理をしていました。大学で建築(どちらかというとデザイン寄り)を学んでいたので、新築に携わりたくて、就活では施工管理しか考えていなかったですね。
転職の経緯を聞いてもいいですか?
三谷:率直に言ってしまうと、ハードな働き方に音を上げてしまって…。当時は朝7時前に現場に着いて、深夜2時くらいに家に帰る日が週6で続く、、というような生活で、社会人になったばかりということもありましたが、正直覚悟が甘かったなと…。とにかく今の環境を改善したくて転職エージェントに登録して、自分のやりたいことをキャリアアドバイザーの方と整理していくうちに、ワークライフバランスの改善以外に、『建物全部に詳しくなりたい』という軸を見つけました。
前職では、施工管理でも「コンクリート担当」「設備担当」など、領域によって分業されていて、もちろんそれ自体が悪いことではなく、それぞれの領域の専門性を高めることで、その道のプロになれるということだと思うのですが、僕は全部に詳しくなりたいなと思ったんです。
だって建物って、骨組みとか、内装とか設備とか、何かひとつだけ飛び抜けていてもそれは良い建物ではないので。もっと言うと、新築のときさえ良ければ良い、というものでもありませんよね。何十年と使われ続けるものだからこそ、時代に合わせて色々なものをアップデートする必要があるものなんです。
そうやって考えていた矢先に、ザイマックス関西を紹介されました。
技術統括部の仕事について、イメージはついていましたか?
三谷:いえ、全く。笑
求人票を読んだのですが、恐らく施工管理みたいに、現場に出っぱなしな仕事ではないのかな、くらいしかイメージ出来ていませんでした。
では改めて、今どんな仕事をしていますか?
三谷:技術統括部の仕事は、建物の長期修繕計画を作成して、それをオーナー様に提案して承認されれば修繕工事を実行に移し、一連の修繕計画で得た知見を社内に持ち帰ってノウハウとして蓄積していく、というようなものです。
当然建物によって構造や備わっている設備も、耐年数も、あらゆる条件が変わりますし、オーナー様の考えも様々です。僕もようやく何棟か物件を担当させてもらえるようになりましたが、僕くらいのキャリアだと大抵のことは初めてなので分からないことばかりで…まずひたすら調べるところから仕事が始まります。
気が遠くなりそうですね。。
三谷:分からないことがあるのは楽しいので、調べることはそこまで苦じゃないです。
そうやって自分の知識が増えていけば、次第に仕事も出来るようになっていくと思っているので、自分の無知にはポジティブに向き合っています。笑
技術統括部で活躍できる人って、知識のある人なんでしょうか?
三谷:どうでしょう、入社して一番驚いたのが、先輩や上司の知識の深さと広さでした。ただ、本当に皆さん、質問すると分かりやすく丁寧に教えてくださるんです。
「技術統括部だったら知っていて当然だよね」なんて雰囲気は一切なくて。聞くとみなさん、最初は僕と同じように、本当に何も分からなかったそうなんです。
技術統括部という部署の特性上、一級建築士や、建築のバックボーンを持っている方が多く在籍していますが、建築といっても領域は様々ですし、僕のように設計寄りの専攻の場合は、まず設備について学ぶことはありませんでしたから。
なので、知識がある人というよりは、知識を広げたり、深めていったりすることに楽しさを見出せる人が、いわゆる適性のある人なんじゃないかなぁと周りの先輩たちを見て思います。
入社してからもうすぐ一年が経ちますが、印象に残っている仕事はありますか?
三谷:印象に残っているのは、とあるオフィスビルの受変電設備の更新工事をオーナー様に提案した仕事です。ザイマックス関西が管理しているのは既存の建物がほとんどで、建ってから十数年、何十年経った状態のものもあります。建物に備わっている設備の更新を計画的に実施するのですが、入っている設備や建物の構造も物件によって違うので、まずは受変電設備の中を紐解いていかなくてはいけません。それぞれにどんな役割があって、不具合を起こしたときのリスクなどを理解したうえで、オーナー様にご提案します。
結果として更新工事の承認を得ることは出来なかったのですが、設備の細部に至るまで、地道に調べたり、関係各所に聞いてまわったりして、さらにそれらで知り得たことを人に分かるように伝えるにはどうしたらいいか、考えながら提案書に落とし込んだことで、知識を深めることが出来ました。これからも、一つ一つの物件や案件に対して、地道に知識を増やしながら経験を積むことで、建物をより良くする仕事が出来たらと思っています。
最後に、今後の三谷さんの目標を教えてください。
三谷:僕はまだ周りの先輩方が言うような『仕事の楽しさ』を実感できていないんじゃないかと思うんです。上司に言われて印象的だったのが「知識や経験が増えれば、いつかそれらの点が繋がる瞬間がくる、それが仕事にハマる瞬間だ」という言葉で。
今は目の前の仕事一つ一つを必死で相手にしているという感じですが、知識や経験をとにかく積みあげて、ふとした時に「こういうことだったんだ」と、ピンとくるようになれたら、少しは自分の成長を感じられるのかなあと思ったりしています!