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werollで働くとは?case 08. 長谷川絢女 アシスタントディレクター

「初めてwerollでの仕事の話を聞いたとき、すごく単純かもしれないですけど、『楽しいことができそう!』と感じました。代表の浅野さん自身に立派な実績があって、クライアントもかなり大きくて。この会社だったら、楽しみながら働けるんじゃないかと思いました」
———学生時代からフリーランスのシステムエンジニアとして活躍し、現在werollで唯一のエンジニアである長谷川さん。仕事をすることが好きで、毎日楽しく働いているといいます。長谷川さんが感じるwerollの魅力と、仕事に対する価値観、そして多岐にわたる経歴などについておうかがいしました。

仕事はすごく好きです。学校に通っていたときより、働いている今のほうがずっと楽しい。生きやすいなって思います(笑)。

———長谷川さんはまだ20代前半とお若いですが、学生時代からいろいろな仕事を経験してきたそうですね。これまでの経歴を教えてください。

私が最初に経験した仕事は、花屋での接客でした。高校卒業後、通信制の大学に入学したんですけど、学校に通いながら働き始めて。気づかずに入社したら、実はそこの職場が関西で一番売り上げている花屋だったんです(笑)。すごく忙しかったですがとても楽しくて、がむしゃらに働いていました。花屋で勤務しつつ、今度は掛けもちでバーの仕事も始めました。小説家の先生が経営していて、本好きが集まる場所になっているようなお店でした。私ももともと常連客だったんです。お酒は全く飲めないので、毎回ジュースばかりオーダーしていたんですけど(笑)。花屋とバー、どちらのアルバイトにもすごくやりがいを感じていて、その頃に働くことの喜びを知った気がします。
アルバイトを経験したことで、将来の職業のことを真面目に考えるようになって、まずはコールセンターで派遣の仕事をやってみることにしました。当時はまだ大学在籍中。勉強もしつつ、仕事をもしつつ、「これからどうやって稼いでいこうかな」と思案していました。その時に出会ったのが、プログラミングだったんです。
自分にはスキルや肩書きが何もなかったので、とにかく自分を売り込むための強みが必要だと考えました。それから、思い切って60万円のローンを組んで。親にも内緒で、オンラインのプログラミングスクールに通い始めました。半年ほど通ったらそれなりの知識が身に付いたので、少しずつフリーランスで案件を受けるように。主な仕事は、就活支援の会社でのエンジニア講師と、WordPressやShopifyを使ったWeb制作。それがシステムエンジニアとしてのキャリアのスタートでした。

———時間の使い方などの部分で自由度が高い通信制の大学に通っていたからこそ、仕事に熱中できていた側面もあるかと思いますが、そもそも通信制の大学を進学先に選んだのはどうしてですか?

正直に言ってしまうと、親に大学進学を勧められて、仕方なく選んだのが通信制の大学だったんです(笑)。私はもともと高校卒業後に進学をする気がなかったので、折衷案というかたちで、比較的に制約が少ない学校に入学を決めました。
というのも、学問っていうものは、自分の生活の基盤も安定していない頃に、わざわざ修めるものではないと思っていて。仕事もなくて、自分で食べていく術もないのに、お金がかかる学問をやる必要はないと考えていました。本気でやりたいなら、人生の後半になってから大学に通えばいい。高校卒業後すぐに大学に行っても、就職や学歴のために通うことになるんだから、という感じで。でも両親は「ちょっと待ってよ」と(笑)。だから一応進学はすることにして、専攻は自分の興味関心を最優先に国文学にしました。

———働くことや稼ぐことに対する意識がとてもしっかりしていて、仕事が好きなことが伝わってきます。

仕事はすごく好きです。学校に通っていたときより、働いている今のほうがずっと楽しい。生きやすいなって思います(笑)。学校での生活は無駄なことも多いですが、仕事は目的がはっきりしていて合理的に進めることができるので、やりがいを感じますね。
SEの仕事も自分に合っていると感じます。私は本を読むのが好きなので、国語力や読解力には自信があって。プログラミングをする時にも意外とそうした力が役立つんです。例えば、私がやっているフロントエンド開発は、自分が実装したいものに応じてWeb上のドキュメントを探すことが多いんですが、その作業でも読解力は大切です。自分がやりたいことにはどんな要素・機能が必要かを考えて、適切なワードで検索し、ドキュメントを読み解くという作業ですね。言葉で物事を解釈することが得意な人だったら、文系・理系関係なくできるのがプログラミングだと思っています。あと、仕事を好きな理由に似ているんですけど、論理性が求められてちゃんとした答えがあるというのも、プログラミングの好きなところです。

———将来の仕事を考え始めたのは花屋のバイト時代からというお話がありましたが、長谷川さんからは根っからの商売人、仕事人という印象を受けます(笑)。そうした意識が身に付いた要因に心当たりはありますか?

父が自営業だったことが大きい要因かもしれません。実家の近くでうどん屋さんをやっていて、私もよく食べに行っていたので、自分の親が働いている姿が身近だったんです。それに、うどん屋さんの売り上げによって、家族の生活が変わってくる。幼い頃から、“稼がないと生活していけない”という意識がすごくありました。だから、周りのみんなが将来の夢を考えているときに、「何をして生計を立てていこうかな」みたいな現実的な想像をしていましたね(笑)。中学時代には経済の仕組みの本とかを読んでいました。
商売人というのは的を射ていて、小学生の頃に母とカフェに行って、「このお店回転率悪いのに従業員が多いけど大丈夫かな」と話したりだとか(笑)。飲食店を経営している親と暮らしていると、そのマインドが入ってきちゃうんです。

空き時間やランチの時に、お互いの好きなアーティストやカルチャーの話をしたり。“上下”というよりは、“チーム”という言葉がしっくりきますね。

———フリーランスのSEとして活動したあと、werollにジョインされました。入社のきっかけを教えてください。

ハイロックさん(※1)のオンラインサロンで、浅野さん(※2)とwerollの存在を知って、エンジニア職の募集に手上げしたのがきっかけですね。
私はHATCHというキュレーションストア(※3)をよく見ているんですが、このサイトはハイロックさんが手がけているんです。そうとも知らずに普通に楽しんでいたんですけど、あるとき自分好みのアイテムをセレクトしている人が大抵ハイロックさんだと気がついて(笑)。そこから、ハイロックさんのデザインや、世界観のファンになりました。ハイロックさんが運営されている情報サイト・HIVISIONや、公式Youtubeも見始めて、そこでオンラインサロンの存在を知りました。
オンラインサロンでは、基本的にメンバーがチャットで交流をするんですが、そこでひときわ積極的に情報発信やリアクションをしている人がいて。それが浅野さんでした。私も活動的なメンバーの一人だったので、何となくお互いに知ってはいるみたいな感じ。直接やり取りをしたことはほとんどなかったですね。そんなあるとき浅野さんが、自分が会社をやっていることと、エンジニアやWeb系の仕事で手伝ってくれる人を募集していることをチャットに投稿していたんです。そこに私がやってみたいとコメントをして、Zoomで面談をさせてもらいました。結果、まずは業務委託というかたちでwerollで仕事をするようになって、今年の5月に正社員として登用されました。

(※1)デザイナー。アパレルブランド「A BATHING APE®️」のグラフィックデザインを担当したのち、2011年に独立。ストリートカルチャーにルーツをもつ、遊び心のある表現で支持を集める。目利きセレクターの一面ももち、多くのメディアでおすすめのアイテム・ガジェットを紹介している。
(※2)浅野雄介(あさの ゆうすけ)。weroll Inc.代表取締役CEO。HOUYHNHNMやEYESCREAMなどのライフスタイル雑誌/Webマガジンの編集者を務めたのち、AmazonのWebプロデューサーに転身。その後独立し、weroll Inc.を設立した。
(※3)さまざまな分野で活躍する著名人をセレクターに迎え、彼らが選んだアイテムを紹介・販売するキュレーションサイト兼Webストア。

———浅野さんと話してみて、またwerollでの仕事を知って、どんなふうに感じましたか?

すごく単純かもしれないですけど、「楽しいことができそう!」と感じました(笑)。浅野さん自身に立派な実績があって、クライアントもかなり大きくて。新しくやろうとしている事業の話やハイロックさんと共同でやっている仕事の話も、とにかく面白かったんです。この会社だったら、楽しみながら働けるんじゃないかと思いました。浅野さん個人の印象としては、明らかに優秀な人だというのが伝わってきたので、話しているなかでこっちのボロが出てしまわないかハラハラしましたね(笑)。

———フリーランスの経験を経て、werollにジョインして会社員になったわけですが、他のメンバーと働いてみて、どんな印象をもちましたか?

独特の雰囲気がある会社だと思いました。浅野さんと恒松さん(※4)のように、もともと知り合いだったり友達だったりする人が多いので、もちろんメンバー間でポジション上の上下関係はありますが、いわゆる「上司」「部下」というような間柄の人たちがいないんです。そこが他の会社と大きく違うところだと思います。あとは、勤務中の空き時間やランチの時に、お互いの好きなアーティストやカルチャーの話をしたり……。だから、“上下”というよりは、本当に“チーム”という言葉がしっくりきますね。
働いていてストレスを感じることもほとんどありません。勤務スタイルは比較的自由で、出社するかリモートワークにするかを自分で選択できる。私も、他の人とコミュニケーションを取りたいときは出社、集中して作業したいときは在宅と、日によって切り替えています。それと、これは浅野さんや北原さん(※5)の価値観が強く出ている部分だと思いますが、会社として「無駄な仕事はやらない」というスタンスなんです。社会的に意義があることしかしない、ダサい広告は作らない、みたいな価値観が浸透しているので、「この仕事やっている意味あるのかな」と感じることがない。一般的な会社だったら、人から言われた無駄な仕事を嫌々やる、という場面もあるかと思いますが、werollにはそれがないのでストレスなく働けます。

(※4)恒松毅宥(つねまつ たかひろ)。weroll Inc.取締役CMO。詳しくはWantedly ストーリー『werollで働くとは? Case 06. 恒松 毅宥 取締役CMO』(https://www.wantedly.com/companies/weroll/post_articles/411164)をご覧ください。
(※5)北原豪(きたはら ごう)。weroll Inc.代表取締役CCO。20代を音楽に捧げた元バンドマン。Webサービス・アプリの構築からグロースまでを支援する株式会社Sunbornの代表も兼任している。

挑戦はさせてくれるので、それに応えられるようにどんどんスキルアップしていきたいです。

———具体的に、普段はどんな業務を行っているのか教えてください。

業務内容は、基本的にweroll Adsチームから依頼されたWeb制作。あとは、weroll Productionsが運営しているECに、セールページなどを追加する際のコーディングです。今のところ社内にエンジニアが一人なので、GTMのタグを設定したりだとか、コード周りは大体私の仕事ですね。それと、制作チームのほうで請け負っている、画家の井上文太さん(※6)の公式サイト運営にも関わっています。井上さん関連では、サイトだけでなく、カタログのフォーマットのデザイン作成も行いました。そのときは、ハイロックさんに依頼をしたりして。ディレクション業務みたいなところも少しチャレンジさせてもらえました。
コーディングは自分の専門分野なので、規模が大きい案件に携われたり、デザインがいいサイトが作れたり、今まで書いたことがないコードに対応したりするときは、とてもやりがいを感じます。とは言え、降ってくる仕事に対して自分のスキルがまだまだ追いついていないので、勉強していかなきゃいけないと思います。挑戦はさせてくれるので、それに応えられるようにどんどんスキルアップしていきたいです。

———今までwerollで経験した仕事のなかで、一番印象に残っているものは何ですか?

現在進行中の自社サービス「Poolside(※6)」のサイト制作は、「netlify使ってみようよ」という浅野さんの提案で初めてnetlifyを使っていて、今までのエンジニア経験のなかでもかなり難しくて。すでに一番印象深いものになっています(笑)。日本でも全然普及していないシステムだから、参考になるドキュメントもほとんどないんです。海外のエンジニアの人にSlackで質問することもありました。結構大変でしたね。Poolsideは8月末に一旦リリース予定ですが、サービスをどんどんバージョンアップさせていかないといけないと思っていて、そのためにnetlifyを扱う技術をもっと身につけていくことが当面の目標です。

(※6)フリーランスを対象に仕事の提供・遊び方の提案をする、“遊ぶように働く人”のための人材マッチングサービスサイト。

———仕事をしていくうえで、何を大切にしていますか?

初歩的なことですが、“報連相”は大切にしています。私の作業は基本的に一人でやるものが多いので、案件が重なってきたときになるべくタスク落ちしないように、「今はここまで終わっています」と報告したり、「これの締め切りいつでしたっけ?」と確認したり。一緒に仕事をしている相手のスケジュール感と相違がないように、逐一連絡をするように心がけています。特にデザイナーさんとは、一緒にWebページの設計を考えたり、途中で実装が難しい部分が出てきたらデザインに変更を加えてもらったりと、いつも密に連携を取っています。
あとは、エンジニア視点での気づき、例えば「今ここはやっておかないと後から変更が聞きませんよ」「予算に関わってきますよ」というようなところがあれば、早めに報告する。そうした報告もエンジニアの仕事だと思います。エンジニアが思う一般と、初めてWebサイトを作るクライアントさんが考える一般とでは、結構ミゾがあったりもするので。

———最後に学生にメッセージを。

いろいろなことをやってみたいという思いがあったり、仕事に対して前のめりな人だったら、werollで楽しく働けると思います。「こういうことに興味があるんです!」と言えば、希望したチームにアシスタントとして入れてもらえるなど、いろんな仕事にチャレンジできる環境が整っています。マーケターだけがやりたい、プログラミングだけをゴリゴリやりたい、という人よりは、マーケティングの知識が反映されたWebサイトを作りたいだとか、エンジニア視点でSEOを考えたいだとか、そういう人のほうがwerollで成長できるはず。werollのメンバーにはいろいろな分野の最先端で活躍している人がたくさんいるので、好奇心やチャレンジ精神がある方のほうが合っていると思います。
それと、もしもプログラミングを学びたくて、werollのプロダクトにも興味がある人がいたら、私が教えてあげながら、一緒に仕事ができるといいなと思います。

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