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【インターン体験記】WASSHA、コロナ下での「現場主義」インターン

こんにちは、WASSHAインターンの永井彩と申します。

私は5月にアメリカの大学を卒業し、卒業後から新入社員として働き始めるまでの間の2ヶ月半インターンをしておりました。

WASSHAと言えば日本を代表するアフリカでのスタートアップで、まさに「現場主義」の組織だと感じます。少し長くなってしまいますが、そんなWASSHAで、現場から1万キロ以上離れた日本の自宅からリモートインターンをした経験をシェアできればと思います!

WHY WASSHA

WASSHAに応募した理由は2つあり、

1)いわゆる「国際開発」の現場で仕事をしてみたいと思っていたから
2)社会的企業の実状を体感したかったから

というものでした。

1)に関しては大学で学んでいた低所得国の発展について、実際にそれを仕事にするというのはどういうことなのか、現場でそれがどのような変化に繋がるのかを体感したいと思っていました。私はコンサルティング会社に就職が決まっていたので、ビジネスの上流に関わることが多い仕事をする前に実際に現場で物事を動かす仕事を体験してみたいという思いもありました。
あとは、海外(WASSHAの場合日本)の企業が異国でオペレーションを回す上での難しさにも興味がありました。

2)に関しては、バズワード的に使われている「社会的企業」について、実際に現場ではどのように機能しているのか、どこに成長の可能性、そして課題があるのかを自分の目で見て考えたいと思っていました。また、ビジネスとしての持続性と社会的課題に対するコミットメントがどこまで両立できるのかについて学びたい気持ちもありました。

これに加えて、アフリカに行ったことがなかったので、純粋にタンザニア行ってみたい!サファリ行ってみたい!という好奇心もありました。(結局リモートインターンになってしまったので、この目標は延期です、、、笑)

仕事内容

WASSHAの主なビジネスは LEDランタンの貸出、漁業用ランタンの貸出、グローバル展開、新規事業開発の軸から成っているのですが、私は漁業用ランタンの貸出をしているFish Teamでインターンをしました。

毎日の漁業用ランタンのセールスや在庫管理のデータのアップデートのようなルーティンタスクに加え、新人スタッフの研修の改善や漁業用ランタンへの需要がありそうな港のマッピングなどにも関わらせていただきました。インターンだからと言ってリミットがあるわけではなく、基本的に「これをやってみたら良いんじゃないかな?」や「これに関わってみたい!」という気持ちが尊重される社風だと思います。

インターンなのに研修などの重要な業務を任せてもらえてことにびっくりすると共に、とてもやりがいのある仕事でした!

平均的な1日の過ごし方としては、自分のタスクに割く時間が60%、現地でオペレーションをみているスタッフとのミーティングやBuddy(メンター的な存在)の方との進捗確認や質問タイムを含めた1on1が30%、残りは毎日の進捗と学びを記録や他の社員やインターンの方とのカジュアルな1on1が10%くらいです。

リモートでのインターンでしたが、毎日のミーティングや1on1を通して会社の雰囲気であったり、チームで働いている感を実感できたのは モチベーションの維持に繋がりました。

現地に行ったこともなく、どんな事業なのかのイメージも沸かないままリモートでのインターンだったので、最初はかなり不安が多かったです。ただ、社員の方は 常に質問しやすいような環境づくりを心がけてくださり、わからないことやイメージのつかないことをはじめとして、「とりあえず何がわからないかもわからない」状態でも親身に相談にのってくださりました。

業務関連だけではなくて タイムマネジメントやモチベーションの管理など、社会人の先輩としてもいろいろ教えていただきました。

学んだ事・成長

少し抽象的になってしまいますが、業務に関することで大きかった学びトップ3を挙げると

1)現場での顧客の意見を大事にしつつ、事業をスケールアップをするというバランスの取り方

2)国籍、職歴、スキルなどの面で多様なバックグラウンドを持つメンバーで事業を進める際の一体感やVision/Mission/Valueの浸透の難しさ

3)特に知見やノウハウが現場メンバーに蓄えられるシステムの中で仕事をする上での、信頼関係があり風通しの良いチームの構築の重要性

でしょうか。

得られたスキルトップ3は、

1)課題からの抽象的な計算と実際に施行される時を踏まえての具体的な逆算を合わせて業務を行う力

2)社内社外関わらず、仕事をしている相手とそのニーズを想像する力

3)タイムマネジメント力

ですね!特に1つ目については今後も役に立つアプローチ方法が練習できたなと感じています。
(ここにスワヒリ語って書きたかったのですが、残念ながら2ヶ月半経っても10フレーズくらいしか使いこなせていません笑)

そのほかに、国際開発に関する疑問、例えばタンザニアメンバーと日本メンバーを分断して考えるのはどこまで正当なのか、「社会的企業」の定義とは何なのか、などについて他の人の意見を聞けたのはとても勉強になりました。答えが出して終わり、という疑問というよりかはこれからも内省と葛藤をしていくべきトピックだと思いますが、このインターンは改めてこれらについて考えるきっかけになりました。

最後に、、、

インターン中に、ある社員の方と、自分のキャリアや成長を自分ごとのように真剣に考えてくれる大人ってなかなか出会わないよね、というお話をしました。

WASSHAのインターンでは、私の課題や悩みについて真摯に話を聞いて、一緒に考えてくださるような素敵な大人の方に出会えたという点からもとっても貴重な経験になりました。

自分の仕事がどのように現地でのオペレーションにつながっているかが理解しづらい、チームとの関係性を築くのに時間がかかる等、リモートでインターンをする上でのチャレンジは私自身経験しましたし、誰もが直面するものではないのかと思います。

ただ、インターン自身の成長を願ってくださる社員の方のサポートがあることに加え、見えない「相手」や「顧客」を想像する力、自分から情報を集めていく力など、どんな状況でも汎用できるようなスキルが伸びる環境であることには間違いありません。Covid-19の感染が拡大する中でも自分が挑戦できる場所を探している方にはぴったりのインターンだと思います。

インターンとしても”Power to the People”していただいと、心から感じた2ヶ月半でした。関わった全ての方にAsanteSanaです!

そして、WASSHA卒業生として私も私なりの道でこれからも”Power to the People”していきたいと思います😊

【写真】日本とタンザニアにいるFish Teamメンバー合わせてのリモートでのミーティングの様子。
MTGは真面目なビジネスの話と笑いが起こるような話の絶妙なミックスでした。笑
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