11月25日(月)に開催したWANTEDLY VISIT AWARDS 2019にて、Gold賞を受賞した株式会社マネーフォワード様のインタビューです。
Gold賞
募集への高いエントリー数に加え、スカウトを活用してマッチング力を強化するなど採用力を高めている点や、FEEDを活用した自社の情報発信、募集のSNSシェアなど、Wantedlyをバランス良く活用し共感採用を推進している企業様に贈る賞です。
受賞コメント
"今回は素晴らしい賞をいただきまして大変うれしく思っております。
他の受賞企業の方もおっしゃっていたように採用は全社でやっています。これがウォンテッドリーを象徴しているかなと思っています。
当社も経営陣そして現場の社員全員で行っています。
当社とウォンテッドリーさんとの付き合いは6年目となるのですが、確認してみたところ運用を始めた頃は代表の辻が自ら候補者対してメッセージをうっていることを発見できました。それだけ長い間、当社の中核を担っているサービスはウォンテッドリー以外ないかと思っておりますので感謝しかありませんし、こうして評価いただけたことは恩返しができたという感覚でうれしく思っております。
当社の採用チームのミッションはファンをつくる採用というものを掲げております。ファンには2つ意味がありまして、「支持者」と「楽しむ」という意味です。この2つを体現しながら採用しようと思っております。まさにこの2つを体現できるのがウォンテッドリーであると思っているので、引き続き当社の採用に協力していっていただければと強く思っております。"
1.直近の人事チームの体制とWantedly運用体制について教えてください。
人事チームは現在、採用、企画、管理というカテゴリで部門が構成されております。採用を担当する部門内でも、エンジニア・デザイナー職担当チーム、ビジネス職担当チーム、採用PRチームと役割分担しています。 Wantedlyの運用は採用部門の担当です。
特に採用PRチームが中心となって、ブログの投稿や写真素材の整備など行っていますが、ブログの企画、執筆については他の採用担当メンバーも担当するなど、”全員採用広報担当”を掲げて積極的に取り組んでいます。募集の作成やエントリーしていただいた方の対応などは、それぞれの職種ごとに担当チームが対応しています。
2.貴社の採用活動において一番大切にしていることはなんですか?
当社のMission/Vision/Value/Culture(MVVC)への共感、マッチングです。
どんなにスキルの高い方でも、スキルが高いことだけが理由で採用することはありません。これは採用担当は勿論ですが、採用に関わる全てのメンバーが共通して持っている価値観だと思います。 なぜMVVC共感が大事かというと、我々はまだまだ創業8年目のベンチャーで、今後やらなければならない仕事、やっていく事業やサービスもどんどん増えたり、あるいは減ったり、変わっていくはずです。そんな状況において、「目の前の仕事や必要なスキルだけにマッチしてはいるがMVVCへの共感・マッチングがない」ような人は、会社が変化していく過程の中でコミットメントを持ち続けられなくなってしまうケースも出てくると思います。
一方、今後もぶれずに変わらずに在るのがMVVCだと思います。MVVCというブレないものにコミットメントを感じられる人は、今後会社が変化していく中でも、そのコミットメントは変わらず、有意義でやりがいのある時間を過ごし、パフォーマンスを発揮してもらえるのではないかと思っています。
MVVCを大切にしているからこそ、もちろんそれを伝える努力も色々としています。MVVC自体の発信や、それを体現しているメンバーへの取材記事の発信、採用ピッチ資料の作成、Meetupなど、より当社の中身を知ってもらってエントリーいただくことができる仕組みをつくっています。こういった情報を見た上でエントリー頂ければ、そもそものミスマッチも減っていくと考えています。
3.人事担当者としてココロオドル瞬間はどんな時ですか?
入社してほしい人が入社を決めてくれたときは勿論嬉しいです。ココロオドリます。ただ入社が決まったこと自体というよりは、その人が入ってチームや組織が前に進んでいく未来像が見えるからこそワクワクします。
また、入社後にその人が実際に活躍されていること、課題が解決したり、事業が成長しているという話を聞いたときも、入社が決まったときと同様にココロオドル瞬間です。 入社後にその方とお話して、入社してよかったと直接フィードバックももらうこともあり、いい縁を紡ぐことができて嬉しく思います。
4.Wantedlyを活用いただく上で意識したり、力を入れていることを教えてください。
採用のツールであると共に、ブランディングの手段だと捉えています。 非常に多くの企業が利用しているサービスですし、その中でしっかりと当社らしさを出していく/伝えていくことが重要であると思っています。
当社は、採用において「ファンをつくる採用」というMissionを掲げて活動をしていますが、まさにWantedlyはユーザーに当社のファンになってもらい、その先にエントリーがあるようなサービスだと思っています。 具体的には、写真やライティングなどを駆使して表現し・伝える必要がありますが、当社は採用PR専任担当がおり、リードしてくれるので心強いです。
5.この1年で人事としてWantedlyを使っていて印象的だった瞬間を教えてください。
ひとつは、Wantedlyで出会ったメンバーと共に働けていることです。採用媒体における「募集」ってもっとシンプルに会いたい人物像を記載したほうが良いとと思うんです。しかし、あえて今感じている課題感だったり、実現したい世界観だったりを一人称で書きなぐった募集を出してみました。そういうエモーショナルな発信に共感して入社した方が、今では強力なメンバーとして活躍してくれているのは本当に印象深いです。
もうひとつは、Wantedlyで発信した記事を見て、取材や登壇の依頼をいただいた時です。当社の取り組みが、客観的に評価されたということであり、より多くの方にその情報が届けられる可能性に繋がり、非常に嬉しい流れです。
6.採用活動を進める中で、Wantedlyで採用した人材の特長を教えてください。
職種問わず非常に多くの方にお会いできているのですが、やはりMVVCに共感をしてくださっている方、会社の風土や文化についてもイメージを持っていただけている方がとても多いと感じます。多くの方がWantedlyのブログ投稿などを読んでくださっていますし、当社について色々と情報を知った上でエントリーいただけているように感じます。
また、カジュアル面談から始まることが大前提となっているのは、今となっては当たり前に考えてしまってもいますが、Wantedlyの特徴だと思います。一部の組織ではWantedly以外の経路も含めてカジュアル面談からのスタートをマストとしているくらい、採用プロセスを考える上での影響力があった気がします。
8.Wantedlyを活用する中で社内での反応や採用への巻き込みに変化はありましたか?
基本的に採用に対して非常に協力的な風土なのですが、選考プロセス以外にもブログでの発信やスカウト送信など、より色々な手段で強いタッグを組めている印象です。 ブログでのチーム紹介記事については、人事主体で発信しているうちに、むしろ現場から相談をくれることが非常に多くなり、今では採用PRチームは嬉しい悲鳴を上げていると思います。
9.Wantedly Visitは長くご利用いただいている一番の理由はなんですか?
情報発信のメディアとして機能していることもあり、先ほども述べましたがMVVCに共感した上でエントリーいただく方がとても多いことが理由としては強いかなと思います
今後は、よりお互いの価値観でつながれるようなマッチングプラットフォームとして進化してくれると面白いと思います。そして企業にとってもユーザーにとっても、本当に出会うべき相手と出会える仕組みがもっと増えると嬉しいですね。 あとリクルートメントマーケティングの実践のために、よりデータを活用出来るようになることを期待しています。
改めまして、この度は受賞おめでとうございました!