大阪の八百屋が「運用代行×Wantedly」で手間も費用もかけない最高の採用サイクルを実現できた秘訣。
Wantedlyの運用代行のスペシャリストである企業を、Wantedlyのパートナー企業として認定し、共に「ココロオドル出会い」を生み出していくプログラムである「Wantedly Partners」。
プログラム開始から約2年が経過し、パートナー企業による運用代行によって採用成功に至る企業様も順調に増加しています。今後は、「Wantedly Partners」によって生まれた成功事例のストーリーも連載してまいります。
今回は、とあるパートナー企業に運用代行を依頼している、大阪を中心に八百屋を営む企業の社長様にインタビューさせていただきました。
「当時はお金はかけるが採用できない、採用のことを考える時間もない、欲しい人材が全く採用できないという苦しみのサイクルが10年間ほど続きました。」
そう語る株式会社八百鮮の社長、市原様です。採用難の時代、同じような悩みを抱える飲食・小売企業も少なくはないでしょう。
今では費用を3分の1まで抑え、採用にかける工数も軽減することができている株式会社八百鮮に、採用成功の秘訣をお伺いしました。
年間1000万もの費用を費やしても採用できなかった状況から脱却し、費用も工数かけない最高の採用サイクルを実現できた理由は何だったのでしょうか。
本事例のアウトライン
- 導入前の課題:若手人材からの応募を獲得できていない
- 運用代行導入の決め手:運用担当者のWantedlyとの親和性と工数削減
- 利用プラン名:ライトプラン半年+Wantedlyの認定パートナー企業による運用代行
- 導入後の実績:Wantedly経由で4名の八百屋スタッフ、1名の人事の採用
ただの「スーパー」として見られていた。1000万円かけても集まってくるのは第2志望群ばかりだった。
ー 貴社について教えて下さい。
弊社は商店街で創業して10年、大阪と名古屋を中心に、日本一かっこいい八百屋を目指し、店舗を運営しています。現在では4年で5倍近く売り上げがアップし、店舗拡大に向けてさらに成長中です。
元々、私が学生時代から若い人たちに夢や希望を持って働くような環境を提供したいという想いがありました。その中で食は必ずなくならない、かつ、八百屋という仕事は誰も若い人たちは目をつけないと感じ、八百屋自体をアップデートしていけば面白い会社になるのではないか、ということで始めたのがきっかけです。
誰もやろうとしないことにチャンスはあると信じていましたし、どうせ一度きりの人生なら本気で生きてみたいという思いがありました。
ー 当時、八百屋スタッフを採用するためにどのような採用を行っていましたか?
八百屋の仕事を始めてからずっと、大学生や20代の若い人にもっとこの業界に興味を持って欲しいと思っていました。こんなに面白い仕事が世の中にあるんだよということをもっと知ってもらいたかったんです。そのため、面白いことがしたい、世の中にもっとインパクトを与えたいといったや野望を持った若い人を採用したいと思っていました。
当時はアルバイトから社員まで募集していたこともあり、アルバイト求人媒体から大手転職媒体まで、ありとあらゆる採用媒体を利用していました。費用も年に1000万~1500万とかなりかけて採用をしていましたね。
ー 年に1000万も採用費用をかけていたんですか!
ええ。会社の成長スピードも早かったため、毎年20人くらいは採用しないと回らないような状況でしたので。
ただ、20名という数を採用できても、求めていた若手人材は思うようには集まっていませんでした。「八百屋」という職業はもちろん、食品の小売業を選ぶ若い人自体が少ないんです。泥臭いというイメージも強いんでしょうね。応募が来たとしても同業種からの応募が多く、年齢も高齢の方ばかりでした。
ー 当時は給与もかなり高く設定していたとお聞きしました。それでも採用はうまくいかなかったんですか?
はい。費用をかけてもエントリー数が少なかった頃があって、何か差別化できるものはないかと考え、同業種の中では割といい給料を提示していました。効果がでると思ったのですが、採用にはいたらず、むしろ逆効果でした。応募は増えたのですが、会社にぶら下がろうとする人が増え、人材の質が落ちていったんです。
具体的には、大手のスーパーや、異業界の営業マンからの応募が多く、今の自分の会社に不満があるだけで、決して弊社に興味関心があって応募をしてくるわけではありませんでした。当時はただのスーパーの1つとして見られている感覚が強かったですね。
今振り返ってみると、私も現場で仕事をしつつ、兼任で採用をしている状況だったので、採用に時間をかけることもできず、求人媒体の営業担当に丸投げ、お金だけ払うからやっておいてという状態になっていました。お金はかけるが採用できない、採用のことを考える時間もない、欲しい人材が全く採用できないという苦しみのサイクルが10年間ほど続きました。
隠そうと思っていた泥臭さをあえて発信。採用の勝ち筋は「ブランディング」にあると確信した。
ー 1年ほど前に採用ブランディングに力を入れ始めたとお聞きしました。
はい。ちょうど1年前ぐらい前に外部のコンサルに提案をうけ、採用におけるブランディングを見直すことになりました。
ただの「スーパー」と捉えられ、若手人材の応募がこないことがすごく嫌だったので。埋れてる僕らを誰か引き上げてくれみたいな感覚がありました。
そこでコンサルの会社に協力してもらい、若手に刺さるようなブランディングを目指し、あえて弊社が今まで隠していたことを隠さないような発信をするようになりました。
ー どのようなことを隠さないようにしたのでしょうか?
例えば、八百屋は朝早い、というのは求職者にとってマイナスなイメージがあると思っていました。また、体力仕事が多い面や、働いてる社員も金髪だったりピアスをしていたり、そういう部分ををなるべく隠して、万人受けを目指し応募数を増やそうとしていたんです。
そこから180度変えて、八百屋は朝早いから面白いという発想にしてみたり、八百屋なのに30代の社長がイケイケな八百屋を経営している部分を打ち出していきました。万人受けはもちろんしませんが、ある一定の若い層に響いてくれればと思い、振り切ったブランディングをするようになりました。
業務の負担を増やさず「新しい八百屋」を打ち出せる。パートナー企業と共にWantedlyの導入を決定。
ー 採用ブランディングを強化していく中でWantedlyを知ったとお聞きしました。
はい。採用ブランディングを考えるようになり、社長である私が広告塔になって会社を発信しようと決めてTwitterを始めました。
発信を続ける中で、Wantedlyの認定パートナー企業の方がTwitterで私のことを知ってくれたみたいで、共通の知人経由で声をかけてもらったことがきっかけです。それまでWantedlyのことはまったく知りませんでした。
ー Wantedlyのどこに興味をもちましたか?
条件だけではなく、ビジョンややりがいを魅せる共感型の採用ツールというところですね。私がブランディングを意識する前に失敗している条件面の採用とは全く逆のサービスだったため、非常に好印象でした。
また、比較的自由な表現で募集をかけることができるため、弊社がブランディングとして打ち出したかった特徴も存分に打ち出せると感じました。
ー そこからWantedlyの運用代行も導入することになったわけですが、決め手は何だったんですか?
決め手はパートナー企業の運用担当者のWantedlyとの親和性と工数負担の軽減です。Wantedlyは発信する自由度が高く、弊社のブランディングを存分に打ち出せますが、私が主観で募集や記事を作成し、発信すると求職者のマーケットに刺さっているかわからないですし、難しいと感じました。
そのお声がけいただいたパートナー企業の方が、今回採用ターゲットにしたい年齢層に近い担当者だったため、若手に刺さる言葉や打ち出し方は得意だろうと考え、運用代行を依頼しました。
また、打ち出しの仕方や実際の記事作成などをすべて任せることができたのも、工数的な意味で大きな決め手ですね。実際にWantedlyで成果を出すためには、募集の作成など、ある程度時間をかける必要があります。募集やストーリーをすべて作成してもらえることは、当時一人で採用をしていた私にとって非常に有り難かったです。
ー 外部に運用代行を導入するにあたり、「効果が出なかったらどうしよう」という心配はありませんでしたか?
あまり心配はしていませんでした。そのWantedlyパートナー企業は福祉系企業のWantedly運用経験、いわゆる不人気業界での運用経験があったので、そこの経験から色々提案をもらうことができ、安心感がありあました。
また、代行を検討するにあたってにあたり金額を心配する企業も多いみたいですが、弊社としては年に1000万円を採用に使っていたので、むしろ安いという印象が強かったですね。Wantedlyのベースプラン自体の金額も高くないため、非常に導入しやすかったです。
月1のミーティングのみで9000人が閲覧するストーリー記事を作成。
ー Wantedlyのパートナー企業にはどのような業務を任せていますか?
基本的には週1回募集を作成してもらい、それと並行してストーリーを月1本書いてもらっています。募集やストーリーの内容もすべてお任せしていますね。内容は月に1回のミーティングですり合わせています。
ー 運用代行を導入してからの市原様の採用業務を教えて下さい。
先程お伝えした月次のミーティングでは、今会社で抱えている課題をお伝えし、それに対してどのような募集を作成するかを決めています。
それに加えて、月に1回出してもらうストーリーでは社員インタビューを出しているため、社員のピックアップと写真の提供ですね。これはデータを渡すだけです。主にその2つを行っており、あとは作成してもらった原稿に対するチェックだけですね。
ー パートナー企業は会社の考えや想いはうまくキャッチアップしてくれていますか?
はい。担当者とはTwitterでも繋がっていることもあり、私の考えていることを日頃からキャッチアップしてくれています。担当者との相性の話かもしれませんが、意思疎通がうまく出来ているからこそ成果も出ていますし、とても満足しています。
最近だと、新しく人事経験者の募集をしたいと伝えた際に、採用の市場と弊社の強みを踏まえたペルソナ設計や打ち出し方の提案をもらい、実際に30名を超える応募の中から1名を採用することができました。
ー 成果として、1つ目のストーリーで9000PVまで閲覧数を伸ばすことができたとお聞きしました。
そうなんです。1本目の募集で多くの方に見てもらい、Wantedly上のランキングでも1位を取ることができました。
弊社の打ち出したい部分をしっかり言葉にしてくれていますし、途中の募集記事の拡散の仕方などのアドバイスをもらえたことも大きかったですね。
尖った八百屋の募集だったため、ある程度話題性はあったのですが、そこからTwitterに拡散するタイミングなどを教えてもらい、私が拡散したところ一気にPV数を伸ばすことができました。様々な会社のWantedlyの運用をしているパートナー企業ならではの有益なノウハウを弊社にも還元してくれています。
八百屋スタッフ4名の採用に成功。費用は1000万から300万まで削減。
ー この半年、Wantedlyを利用しての成果はいかがですか?
実際に八百屋スタッフ4名の採用と、人事スタッフ1名の採用に成功しました。他にも、TwitterにWantedlyの募集を拡散し、それを見てTwitterのメッセージで連絡が来たケースも多いので、それを合わせるとあと3倍は採用できています。
ー では、半年で約12名も採用できているということですね!
はい。私も驚きましたね。ただ、正直数というより、質の高さに驚いています。Wantedlyから採用している人材は質が高いと社内でも評判になっているほどです。
まず、Wantedly経由の候補者は基本的に若いんですよ。20代がほとんどです。さらに、弊社のビジョンや事業に共感してから応募をしてくれているので、面接の時点でどういった考え方の会社かを理解してくれているんですよね。弊社にも興味を持ってくれている。昔抱えていた課題は今では全く感じていないです。
ー 実際にWantedlyの運用を任せてみて工数と費用対効果はいかがでしたか?
運用してもらうことにより、採用に関する手間は格段に減りましたね。
昔だと、求人媒体3~4社を同時に使い回していました。3社4社と打ち合わせをして、同じ事を各営業担当に話すという風にしていたのですが、WantedlyやTwitterなどである程度の応募が獲得できるようになったので、結果的に採用業務自体を減らすことができました。
ー ということは、今まで利用していた求人媒体は1社も利用していないんですか?
今新卒採用で1社とindeedを利用していますが、それ以外はWantedly、Twitterだけしか使っていません。今まで年間1000万ほど採用に使っていたのですが、現在ですと年間300万程度です。3分の1以上に採用費を抑えて、採用数も2倍にできているので、とても満足してますね。
ー採用の情報を定期的にアップデート出来る点も魅力だとお聞きしました。
はい。打ち合わせの時に様々な採用の情報をもらっています。客観的にコンサル的な観点で「八百鮮さんだとこういうのが向いてると思いますよ」と伝えてもらえるため、Wantedly以外の採用にも役立てています。
自社で運用していると日々の業務により内向きになりがちで、次第に業界動向が見えなくなっていくのでとても助かっていますね。
例えば、学生を集めてイベントを開催するという企画を立てた時に、「今学生の間でこういうアプリが流行ってるからこれやってみるといいですよ」などのアドバイスをいただいたり。こういう情報は運用代行してもらってるからこそ得られるものだと感じています。
ー パートナー企業による運用代行を検討している企業にひとことお願いします。
8週間掲載で80万というような大手の求人広告にお金を使うのであれば、継続的に運用し続けられるWantedlyのほうが、絶対に効果があると確信しています。
Wantedlyではその時限りのスポットの求人だけではなく、ストーリー機能含めて情報を積み重ねていくことができるので、運用をしていく覚悟さえ決められれば費用対効果は良いので是非切り替えてほしいですね。
要するに、運用工数を懸念している企業は、Wantedlyのパートナー企業を利用すれば、手間も費用もかけずに成果を出す最高のサイクルを作ることができます。
新たにWantedly Partnersに参画したい企業様へ
現在も、「ココロオドル出会いを共に増やす」ために新たなパートナーを絶賛募集中です。Wantedlyを活用した新たな採用・マーケティング支援による新たなビジネスチャンスの獲得にご興味がある企業様は、以下LPよりお問い合わせください。
→ https://www.wantedly.com/about/partners
パートナー企業による運用代行を検討したい企業様へ
Wantedlyの利用にあたって「工数を削減したい」「スペシャリストの採用ノウハウを活用したい」とお考えの企業様には、課題に応じて適切なパートナー企業をご紹介いたします。
ご興味をお持ちの方は以下メールアドレスまでご連絡ください。
→ partners@wantedly.com