事業開発のオチイです。今回はインターンとしてヴァズと関わり、これから夢の実現のため晴れて卒業することとなったタカノくんをご紹介します。
もともと飲食店やホテル業での経験があるタカノくんが、料理カメラアプリを運営するヴァズで働くことになった理由、働きながら夢の実現に向けて再始動を決めたきっかけなど、事業開発マネージャーの阿部がインタビューしました!
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マーケティング施策から市場調査レポートまで、幅広く経験できるインターン業務
阿部: インターンを卒業することになるタカノくんだけど、まずヴァズでやっていた仕事の中身をいくつか教えてもらっていい?
タカノ: えーと、日常業務としては大きく3つですかね。
Instagramの運用&企画立案、SnapDishでの良い投稿ピックアップ、あとは、事業開発チームのサポートとしてクライアント名刺登録などの雑務です。
あと、事業開発チームから頼まれた企業のリストアップや食品周りで気になる情報の調査とかも頼まれてよくやってました。
阿部: そうだね。調査依頼って俺も全部は把握していないんだけどどんなのがあった? だいたい食べ方とかだよね?
タカノ: うーん、例えばトレンドに沿って2018年がどんな感じでフードが盛り上がっているのかっていう調査だったり、それに食品メーカーの企業さんがどんなアプローチを掛けているのか、ニュースになっているメディアのピックアップとかですかね。
ひとつのお弁当投稿から、ユーザーさんと新たにつながった、家族とコミュニケーションが生まれた。
阿部: その中で特に印象に残ってる仕事とかある? 自分的に頑張ったなとか、これは役に立ったなとか。
タカノ: そうですね、これまで自分はどちらかというと料理を「作る側」として活動してきたんですけど、料理を見て観察する側や料理の写真から情報を得ることがなかったので、そういう業務は新たな開拓でした。
気になった料理投稿をピックアップしてInstagramに流す、Instagramで「#SnapDish」を付けている方の写真を探して、フォローしてつながっていくみたいなところは、自分の中で経験したことのない仕事だったし、一番長く携わった業務だったので印象に残ってます。
阿部: 美味しそうな投稿をベースにコミュニケーションを広めていくってことだよね。なんか具体的なエピソードも教えてよ。印象に残ったでもいいし、嫌だったでもいいし笑
タカノ: Instagramで美味しそうな投稿をしている方を探す業務で、自分の好きな料理が入ったお弁当の写真をよくアップしている方を見つけたんですね。
いいなって思ってSnapDish公式アカウントでその方の投稿に「いいね」してフォローしたんですけど、そうしたらその夜にInstagramのダイレクトメッセージが来てて。
「フォローありがとうございます、前々からSnapDishが気になっていたので登録しました。今後はSnapDishとInstagram両方で活動していきたいです」ってもらって、すごく嬉しかったのを覚えてます。
その方の投稿を今でも出勤するとチェックしているんですけど、その方の投稿やっぱりすごい良いなって思って。そういう良いユーザーさんをSnapDishに結び付けられたし、そのユーザーさんに新しい楽しみ方の提案もできたんじゃないかなっていうことにやりがいを感じられたので、すごく印象に残ってます。
阿部: そうだね、SnapDishっていわゆる一般的なSNSではないけど、人と人とのつながりで成立している場所ではあるので、結局全部そういうことの積み重ねだよね。
ちなみにそのお弁当の写真でどういうところが好きだったの?
タカノ: 自分が幼い時に食べていたお弁当の中身とほとんど一緒だったんですよ! ベーコンのアスパラ巻きとか、特別すごいものではないんですけど。
昔を思い出して親近感が湧いて、もっと見たいなって欲に駆られたんですよね(笑)
その写真を見て、家でも久々に料理をした時に、昔母が作ってくれた思い出のおかずとして今度は自分が作る側になって「こういうの作ってたよね」って出したら、家族のいいコミュニケーションになりました。
母は「こんな味だったっけ?」と言っていましたけど(笑)
阿部: めっちゃいいエピソードじゃん。どうしよう、営業とかにも使いたくなったけどすぐ使い方が思いつかない笑
料理の道を目指しながら「作る」とは違う視点で料理を見てみようと思った
阿部: ヴァズにくるまでは料理を作る側だったと言っていたけれど、記事を読む人のためにそれまでどういう暮らしやキャリアを積んできていて、どうしてヴァズに応募したのか、きっかけを教えてくれる?
タカノ: そうですね、まずホテルに正社員として入ったんですが、料理部門の方々とコミュニケーションを取る機会があって。
その方々の楽しそうな姿を見て、高校大学時代、飲食店でアルバイトもしていたので、食の道に興味を持って進んでみてもいいんじゃないかって考えるようになったんですね。
その後、飲食店の店長代理をして、調理から入って店舗運営や経営面も携わって何年か続けたんですけど、次のステップを考えた時、自分の店を出したいというより、もっと料理にかかわる仕事って幅が広いんじゃないかと思って。
そのときの自分のスキルが料理を作ることだけだったので、また違う視点から料理を見てみようと思ってそういう場所を探したんですけど、その中で見つけたのが「SnapDish」でした。
自分がちゃんと経験してきていないデスクワークもできるとあったので、幅広く探していた中で一番いい選択肢はなんだろうって考えた時に、未経験のデスクワークをベースにちょっと堅めの仕事も良いんじゃないかと思って、自分のスキルも伝えた上でどこまでいけるのかチャレンジしたいと思って応募しました。
阿部: そうだね。正直未知数だったけれど「SNSのフォロワーを広げたり、動画を見てもらうためにこんな工夫や活動をしてます!」ってアピールしてきたじゃない? その工夫がけっこうきちんと考えられてて、かつ自分から実際にいろいろな行動を起こしてたので、その行動力に賭けてみたところはあるよ。
やっぱり自分で工夫して動ける人じゃないと、インターンといってもただ教育コストかかるだけになっちゃうしさ。
最初はちょっと迷いながらな感じだったけど、最後はけっこう調査依頼とか仕事依頼されるようになってたし、みんなの信頼を得て仕事できるようになってたと思うよ。ありがとうね。
初めての料理は母と作ったフレンチトースト、こうやって「ご飯」ってできるんだって知った瞬間の鮮明な記憶。
阿部: そうだったよね。ちなみに、昔から食に興味関心があったって言ってたじゃない? いつごろからどんな風に関心があったか聞いてもいい?
タカノ: 母親が昔ケーキ屋さんで働いてて、ケーキ屋さんとかデザートのお店を持つのが夢だったんです。結局お店は出せなかったんですけど、今でも母は料理を作るのが好きで、仕事が終わった後とか休みの日によく料理をしているんですけど、そういうのを見て育ったので、なんとなくご飯を作るとか、料理は楽しいことなんだって思ってました。
阿部: そっか、物心つく前から自然と興味を持ちやすい環境だったってことだよね。ちなみに、一番最初の料理の記憶って何?
タカノ: フレンチトーストですね、小3の時でハッキリ覚えてます。
うちの母親が朝ごはんでフレンチトーストを食べていて、自分も後から起きて同じものを食べたくて、「じゃ一緒に作ろう」ってなって。
で、まだ火を使うところまではできなかったけど、卵と牛乳を溶いて砂糖を混ぜてパンを浸してっていうところを母親に教えてもらって一緒に作ったのが最初です。
初めて料理をするのっておぼつかないじゃないですか、それがすごく記憶に残っていて。こうやって「ご飯」ってできるんだって初めて知った瞬間だったので。
阿部: すごい。いいね。俺は自分の最初に料理したのとか覚えてないな・・。でも、だんだん自分で料理の道に進んでいこうと思ってるのは、やっぱりそういう原体験があるのが大きいんだろうね。
インターンをするうちに、自分の料理を認めてもらいたい、人の心を動かしてみたい気持ちが強まってきた。
阿部: タカノくんて、たぶんヴァズの中でもかなり色々な方面から料理にかかわった経験を持ってると思うんだけど、インターン卒業して本格的に料理の道、特に料理研究家の方面に進みたいって心が決まってきたきっかけって何だった?
SnapDishで働いてる期間のことだと思うんだけど、どうだったんだろ。
タカノ: やっぱりユーザーさんが作った料理の写真を数多く見ている中で、自分もこういう風に作ったものを撮ってそれをSNSとかネットに上げて、自分の料理を認めてもらいたい、料理で人の心を動かしてみたい気持ちが強まってきたのがきっかけですかね。
自分が一番楽しいことって、料理を作っている自分に向き合っていることだとわかったので、失敗成功にかかわらず経験を積んで、料理の道で独立していきたいって今は思ってます。
目標は「左利き」の料理体験を良くすること。左にこだわりのある料理家を目指したい。
阿部: 実際、具体的にどういうワークスタイルになっていくかってイメージしてるの?
タカノ: 料理研究家のアシスタントというワークスタイルになると思います。短期と長期、2つの目標を立てていて、短期としては来月ビールソムリエの認定試験を受けるので、それを活用できる仕事に携わること。料理で得たスキルをビールとのペアリングで活かしていきたいと思ってます。
長期としては、まだ「左利きの料理家」としてアクティブに活動している方を知らないので、左利きの料理道具や調理技術のコツなんかを料理教室で教えていくっていうことをやりたいと思ってます。
阿部: その話、これまでも聞かせてもらったことがあるんだけど、左利きの人向けにそこまでこだわる理由って何かあるの?
タカノ: いろんな理由があるんですが、もともと自分は左利きなんですが、飲食店で働いていた時に右手を大ヤケドしてしまって、右手でハサミや包丁を使ったり重い物を持ったり出来なくなっちゃったんです。それでも料理はちゃんとできていますし、左手しか使えない中で左へのこだわりが強くなってきたことがきっかけです。
オチイ: あーわかります。娘が左利きなんですけど、利き手が違うと料理とか教えられないんですよ。一緒にやろうとしても手が違うので。
阿部: そうなんだ!?
タカノ: そうなんですよ。
阿部: 確かにそう言われてみると、世の中に利き手を怪我したり不自由になったりで困っている人っているはずだものね。
タカノ: そういう人たちの力になれる料理家になりたいです。
阿部: いいね。おれらとしては、もちろん戦力になってもらってたのでこれからも働いてもらえたらという気持ちもあったけれど、ヴァズで働く中で自分の夢が見えてきたというのはすごくよいことだと思うし、応援してるよ。頑張ってね。
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タカノくんは、料理学校に通いながらインターンをやっていましたが、新しい仕事を任されるにすぐに吸収してできることが増え、グングン仕事の幅を広げていってくれ、今ではヴァズメンバーにとってかけがえのない存在になっています。タカノくんの新たな門出をヴァズ一同、心から応援しています!
同時に、次期インターンも募集中! 料理に興味がある方(作る方、食べる方どっちでもOK!)のご応募おまちしています。「面白そうだな」と思ったら、キッチンのある吉祥寺オフィスにぜひ遊びに来てくださいね♪