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「シスター/ブラザー制度」について、10月で入社9ヶ月になる佐々木が、ブラザーにインタビューしました。

「シスター/ブラザー制度」

ヴァンガードでは、新入社員には必ずシスター/ブラザーといわれる先輩社員がつき、業務の中で何か困ったりわからないことがあったら、適切な他メンバーとの橋渡し役になってもらう制度です。 そして、新人さんは、自分が成長したら今度は教える側に回ってもらい、教えてくれたシスター、ブラザーや仲間への感謝の気持を後輩へ繋いでいく制度です。

<登場人物>

◯佐々木:入社9ヶ月 ◯斎藤:久我のブラザー/入社4年目 ◯久我:佐々木のブラザー/入社3年目

<ブラザーを任されて>

佐々木:まずは「シスター/ブラザー制度」をお願いされたときの気持ちをお願いします。 斎藤:私は久我さんのブラザーだったのですが、正直不安でしたね。というのも自分がちゃんとブラザーとして勤まるのか、自分がブラザーでいいのかと思いました。 佐々木:それはいままで自分が指導をする立場に立たれたことが無いからということですか? 斎藤:そうですね。まだ入って1年目か2年目くらいのときで、後輩ができて自分に人が付くっていうことが初めてだったので、その点が不安でしたね。 あとは、自分が入社したときはまだシスター/ブラザー制度がなかったので、よくわからなかった。 佐々木:久我さんはいかがでしたか。 久我:そのうち回ってくるだろうとは思っていたんですが、それにしても早いなぁ~もう来たかって思いました。 斎藤:思ったより早かったですね。 久我:僕は斎藤さんがブラザーで、まだ斎藤さんから教わることが色々あったので、佐々木さんのブラザーねって言われた時は斎藤さんと一緒で、自分には人に教えることができるのかなって思いましたね。 佐々木:ちなみに久我さんは、それまでに誰かに教えたことってあったんですか? 久我:いやいや会社では電話対応くらいです。作業を割り振るための準備とか、協力会社の方の対応とかはしてましたけど、しっかり教えるのは佐々木さんが初めてでした。

<気を付けたこと>

佐々木:「シスター/ブラザー制度」で成長のマイルストーンが決まっているのですが、お二人のときは目標の共有の仕方などで気を付けていたことはありましたか? 斎藤:ブラザー面談では、部長やマネージャー、人事を交えてやっているので、成長の度合いや期待値がマイルと合っているかなどを話し合って、どこまで出来ているか定期的に振り返りを行っていました。 久我:二人の間では、お互いに「スケジュールからこの時期にはこれやろう」とか斎藤さんから「久我さんはこの計画に対してどう思いますか」とか「このくらいの期間でやってくださいね」とか二人で相談しながら進めていく感じでした。 最初のころは斎藤さんのほうから「マイルストーンで考えるとこれやった方がいいよ」って言われたら「はい。わかりました!」って感じだったけど、途中からは「久我さんはどう思う?」って斎藤さんから聞いてもらえたので、自分の意見も出しやすくなっていきました。こういうやり取りも隣の席にいたのでタイミングを見て、基本は口頭で共有してます。 斎藤:定期的にコミュニケーション取ってたよね。 久我:ええ。ブラザーの隣に席を配置してもらうので、すごく相談しやすい状態でした。そこはかなり有り難かったですね。

佐々木:ブラザーをやっていて気を付けてたことを教えてください。 斎藤:私は、久我さんらしさを大事にして成長していって欲しいと思っていたので、1から10までは教えないようにして、できる限り久我さんに自身に考えて行動してもらうようにしました。 佐々木:それは斎藤さんの方針と言うことでしょうか? 斎藤:そうですね。なるべく自分で考えて行動してもらい、私はサポートに回るって感じですね。 佐々木:やっぱり今もそう思いながら接していらっしゃるんですか? 斎藤:ええ。もちろん! 久我:うさんくさいな~(笑) 斎藤:胡散臭いとか言わないの(笑) 久我:僕は作業をお願いするときに意図も伝えるように気を付けています。 何のための作業なのか意図も合わせて伝えてお願いするようにしないと、期待していたものと別のものができてしまったりすることや、そうすることで本人の成長にも繋がったりしますのでそこは気を付けています。 佐々木:そういうことって、意識したきっかけとか何かあったんですか? 久我:僕が意図とかをあまり聞かないで失敗した経験があるのでちゃんと確認をする様にしたというのと、自分が作業を振るとしたらちゃんと伝えるようにしようと思ったのがきっかけですね。そうやって失敗を元にしているものもあります。

佐々木:私のブラザーをしていただいていて、久我さんが大変だったことなど伺ってもいいですか(ドキドキ) 久我:僕は評価するときの基準ですごく悩みました。成長スピードだったり仕事の質など比べる人もいないし、しっかりとした評価基準が自分自身の中になかったってことですね。 自分と違って、佐々木さんはゲームの専門学校などには行っていないので、自分と比べるのは違うでしょうし、自分と同じ感じで評価したらいけないんだろうなってところでも悩みました。 でも良かった点として斎藤さんと一緒で、中途半端に覚えていることなどが明確にできて良かったです。自分が説明できていないところは理解できていないんだなと感じたことが結構ありました。説明しようとしたときに「うーん、これはねぇ…ちょ、ちょっとググッてくれる?」ってやりとりもありましたよね(笑)

<ブラザーをやってみて得られたこと>

佐々木:ブラザーをやってみて得られたことなどはありましたか? 斎藤:人に教えるためには自分がまず知っていないと教えられないし、自分は本当にまだまだ知らないことが多いんだなってことを、ブラサーをやっていく中で改めて知ることができました。 あとは久我さんらしさを大事にしてもらうのも含めて、久我さんが自分で解決方法などを考えて動いてくれることで、逆に自分が学ことも多かったと思っています。 佐々木:久我さんは、斎藤さんがブラザーで良かったなと感じたことなど教えてください。 久我:たくさんあります。 例えば、ある程度自由にチャレンジさせてもらっていくうちに、間違った方向に進みそうになると、斎藤さんが助け舟を出してくれたり、軌道修正してくれたり…。 あと、入社したての頃は、お昼休みに斎藤さんが色々なメンバーに「最近入った久我さんです。一緒にご飯行きましょう!」って紹介してくれて斎藤さんを通じて、他のメンバーと仲良くなれました。でもそのあと斎藤さんはほとんど外食しないというねっ! あとは、困ったときに相談がし易いです。なんでもかんでも相談するわけでは無いですが、ブラザーが隣の席にいるので気軽に声をかけやすかったですね。しかも斎藤さんと出身校が同じということもあり余計に相談しやすかったですね。

佐々木:斎藤さんにブラザーとしてついてもらっていた時に意識していたことはありますか? 久我:できるだけできることは自分でやって斎藤さんの負担を減らそうと意識していました。 最初の頃は結構細かいことまで聞いてたんですけど、プロジェクトが佳境に入り斎藤さんが3~5分ごとに質問されている光景を見て「これは斎藤さんの負担にならないようしなきゃ」って思い、なるべく自分で担当者に確認を取ったり調べたり斎藤さんの負担を減らすようにして、重要なところだけは斎藤さんに確認する様にしました。そして、少しずつだったけど自分の作業を効率化してできることを増やして、自分が引き取っても問題ない作業を「これやります」ということをやっていました。 斎藤:いろいろ協力してくれましたよね。で、私もこれやってくださいってどんどんお願いしたしね。 久我:もう一つはなるべく自分の意見を持つように心がけました。 最初の頃って斎藤さんに「こうです」って言われたら「そうですねはい喜んで~!」ってスタンスが若干あったんですけど、だんだん自分の仕事の進め方とかが解ってくるうちに、ある程度自分なりの考えを持つようになりました。 たとえば「これをこうしてください」って言われても「もしかしたら、こうした方がもっといいんじゃないですか」って自分の意見を持ってやり取りができるように心がけていました。もちろん圧倒的に斎藤さんの方が経験が上なんですけれど、斎藤さんが絶対に正しいってわけでは無いと思うんです。 色んなやり方や進め方があるので、周囲の先輩たちもみて、自分でも考えて行動した経験をもって、斎藤さんと意見交換するようになって、前よりも効率よくできる様になって来たんじゃないかなと思います。 斎藤:いやいやコレは完全に私の計画通りなんですよ。うまくいきましたねぇ。ええ。

佐々木:そうそう。事前のアンケートで伺ったのですが、斎藤さんは距離感を意識していたそうですが理由を教えてください。 斎藤:ブラザーとはいえ、べったりなのはいけないと思うのと、あくまで自分はサポートってところで久我さんが頑張っていくために自分は後ろで見守る方がいいと思っています。ちゃんと自立できる様に。 あとは、自分のときにシスター/ブラザー制度がなかったから余計に見本がなかったので、先輩らしくどうやっていこうかなって距離感は意識しました。 久我:そうだったんですね~。 佐々木:距離感を意識したことでお互いに寂しいとかなかったですか? 久我:寂しいとかは無かったのですが、はじめの頃、家が同じ方向なので電車で一緒になって沈黙になると「どうしよっかな~」ってのはありましたね。 斎藤:あ、わたしもですよ。お互いに同じこと考えてたんだね~(笑) 久我:歳が近いんだろうと思ってたら意外と遠かったのでそれも原因かもしれないです。最初は1コ上だと思ってたんですけど6コ離れてました! 斎藤:ほぉ~。そうなんだ。 久我:だから話してるうちに、あれ?なんか世代が違うかも?と思い始めて、手探りで話しててドラクエのスーパーライト辺りでやっと話が噛み合うという感じだった。でもどんどん慣れてきて電車で一緒に帰えるときに、仕事以外の話もたくさんできるようになりましたよね。 佐々木:斎藤さんはどのようにして自然体に接することができるようになったんですか? 斎藤:自然体かぁ。そうですね…私が思うように久我さんを育てるんじゃなくて、久我さんがより良い成長をすることが目的なので、どんどん色んな意見を言ってくれるようになって、久我さんの良さが発揮されるようになっていって、で、久我さんもそういう思いを理解して寄り添ってくれたので、気にならないようになりました。 久我:今は自然体すぎて思うところがいろいろあるのですがね。拾いきれないボケとかね~。 斎藤:え~?そう? 久我:親しき仲にも礼儀ありです。あんまりぶっこまないでくださいね。 佐々木:何かあったんですか? 久我:ここでは話せないことがたくさん…。 斎藤:ないない。まぁでもブラザーとして気軽に突っ込みとかを含めて話せるのはとても良かったと思っています(笑)

佐々木:じゃ今度は、他のメンバーとの接し方などで気を付けていることを教えてください。 斎藤:私は役職や仕事関係なく分け隔てなく接するようにしています。企画・運営は特にコミュニケーションが非常に重要だと思っていることと、お客様に喜んでもらえるゲームを作りたいって同じ目標を持って、心の部分でコミュニケーションをとっていくことが大切だと思ってるので、自分から相手に心を開くことを心がけています。 佐々木:その心を開くって難しいと思うんですがどうですか? 斎藤:難しいんですけど、まずは自分が心を開いていって初対面とか関係なく相手に対して、敬意を持って接します。 久我:なんか最近はあんまり感じないんですけど~。 佐々木:あの…私は、実は斎藤さんって人見知りする方なんだと思ってました。 久我:それは多分、僕と佐々木さんの関係性を意識しすぎて空回りしちゃったんですよね(フォロー) 斎藤:久我さんにもやり方があると思って自分は見守るスタンスだったので、先輩面してあまりがつがつしちゃだめかなって思って… 久我:そこの程度が難しかったんですよね

<会社の雰囲気>

佐々木:普段って会社ではどんなことを話していますか? 久我:最近のスマホゲームについてとか、歴史についてとかニュースの話とか。なんかゲーム業界ってゲームの話ばかりしているイメージがあると思いますが、ゲーム以外の話も色々しています。 佐々木:そういえば、私たちのフロアで、最近特に野球の話が盛んですよね。 久我:野球好きが結構多いですからね。僕は家でも会社でも友達とも野球の話をしていますね。家でも2軍の話をしています(笑) 斎藤:え…2軍の話って…なんで2軍なの(笑)

佐々木:会社の雰囲気はどう思いますか? 久我:みなさん仲いいですよね 斎藤:ええ。風通しも良いと思います。 久我:入りたての社員でも全然意見とか聞いてもらえる環境です。 斎藤:セクションとかプロジェクトとか協力し合える環境だと思います。 久我:そうですね。コミュニケーションがとりやすいですね。

佐々木:そういえば、入社した日のランチってお二人はどこに行かれました? 斎藤:私の時は寿司屋に行きました。 久我:僕もです。毎回ですね。 佐々木:あれって毎回なんですか? 斎藤:大体寿司屋ですよね。 久我:佐々木さんのときは人数が多かったので、中華に行きましたけど、寿司屋が多いです。 佐々木:そのときのお互いの第一印象って覚えていますか? 斎藤:これは俺抜かれるなって思いました。しっかりした子が入ってきたなってのが第一印象ですね。 久我:(笑) 斎藤:真面目に言ったのに何がおかしいんですか。第一印象ですよ! 久我:ありがとうございます。僕の場合は何か影がある雰囲気を感じました…。というのは冗談で、きっとまじめな人なんだろうな、この人がブラザーでよかった。話しやすい方だったのですごくいい人につけてもらえたなって思いました。 佐々木:他の先輩たちはどうでしょうか? 久我:みなさんも今でもとても良くしてくれますし、なんかこうユーモアがあるんです。 佐々木:例えば? 久我:例えば…、業務日誌にブラザー以外のメンバーもコメントとかアドバイスしてくれるんですが、面白いことも書いてくれたりします。よく見てくれてるんだなと思うし、一緒に仕事をしていくうちに勉強にもなります。 斎藤:いろんなところで助けてくれますよね。 佐々木:あと素朴な疑問なんですが、フレックスなのに斎藤さんって10時くらいには必ず出社してますよね。どうしてなんですか? 斎藤:あ~!あれは完全に習慣です。ブラザーやっていた頃は朝10時までに来てフロアの鍵を開けたり、困らないように準備したりしていた名残ですね。 佐々木:斎藤さんって自己管理がしっかりしてて、すごいですよね。

<まとめ>

佐々木:それでは最後に企画・運営としての心構えを教えてください 久我:僕はまだブラザーの斎藤さんという一例を知れたって感じなんですが、いくらお客様のことを深く考えていたとしても、企画・運営の僕たちの意図していた内容がお客様に伝わらなければ、ゲームを作る側としては失敗なんだと思っています。その点に関していつも注意しています。 そういった心構えや姿勢、判断基準を斎藤さんの行動を通して学びました。

斎藤:繰り返しにはなってしまいますが、個人的には企画・運営の人はコミュニケーションをする事が大切な仕事だと思っています。コミュニケーションにも技術とかはあると思うのですが、それよりも心でお互いにコミュニケーションして、尊敬しあいながら一緒に力を合わせてより良い物を創っていきたいと思っています。 またお客様にいかに楽しんでいただくかも、ゲームを運営してその反応を見てどうしたら更に喜んでいただけるかもコミュニケーションだと思うので。 なので人と接する事を常に楽しみながら仕事をして欲しいと思います。

佐々木: 斎藤さん久我さん本日はお忙しいなかインタビューへのご協力ありがとうございました。 人に対する接し方やお二人の間柄など詳しく知ることができてとても有意義な時間でした。 本日はありがとうございました。

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