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SDGsをはじめる(目標12:つくる責任 つかう責任)

こんにちは。TSUNAGARUの根本です。

いままでSDGsとはCSRとはというような内容を書いてきましたが、実際に個人では何ができるか触れていきたいと思います。
以前SDGsについて書いた記事でも言及しましたが、日本の評価で低かった「つくる責任とつかう責任」の視点から考えていきましょう。


具体的なターゲット

まずは以下に国際的に決められた、「目標12:つくる責任とつかう責任」のターゲットについて記載します。


日本の現状は?

ここ数年でニュースになった、春節の恵方巻きの廃棄問題。企業が商戦のためにたくさん販売した恵方巻きが売れ残り、大量に廃棄されるという衝撃的な映像が話題になりました。
日本の食品廃棄量は年間2759万トンで、このうちまだ食べられる食品の廃棄量は643万トンになります。さらにその内訳は主に、事業によって廃棄されたものが352万トン、家庭から出るものが291万トンと言われています。(2019年現在)
世界では2018年で8億2100万人が飢餓状態であり、5秒に1人の子供が餓死しているという中で、日本だけでもこれだけ大量のロスがあるとわかりますね。

また、日本のファッション業界では年間100万トンもの衣服が廃棄されているといいます。
原因はいろいろありますが、ブランドによる生産数やバリエーションをみせるために必然的につくる量が増えていったということです。あとは価格の低い商品を大量に購入している消費者自身もこの現状を生み出していますね。

簡単に2つの例をあげましたが、これらを廃棄する際にやはりCO2やそのほかの有害物質が出ています。そして地球の温暖化や日本でも最近多い自然災害などを引き起こす原因の1つともなっているのです。
関わるすべてすべてのサプライヤー(製造や流通など関係する企業)に責任があります。


消費者としてできること

これを受けてみなさんはどのように感じましたか?

日本ではバブル崩壊後の消費者の物の価値や消費の仕方が変わっていきました。できるだけ安く。単価が安くなった分、売り上げを上げるためにたくさん消費してもらう。消費者も今まで使っていた金額でより多く買えるという満足感を得ました。
この風習がだいぶ根付いてしまったので、低価格で大量に買うことが当たり前になってしまったのです。
企業もそれに応えるような店がどんどん増えていきました。

先ほどの例を見ただけでも、私たち消費者は不必要に物を買いすぎているということです。毎年年末の大掃除の時、期限がきれた食品をまとめて捨てたり、洋服の断捨離をしたりしていませんか?その中には一度も着なかった洋服が含まれていないでしょうか。。。


例えば家庭で食品ロスを減らすために

・冷蔵庫内の写真を撮ったり、メモをして買い物に出かける
 (同じものを何度も買ってしまうことを防ぐ)

・使う分だけ購入する
 (特に新鮮な野菜などは、安くなっているだけで買いすぎないようにする)

・賞味期限の短ものを買い、すぐに使う
 (スーパーなどでは賞味期限が切れたものはどんどん廃棄されていくので、みんなでそれを防ぐ)

・保存できないものはたくさん作りすぎない
 (冷凍や保存がきかないものは廃棄につながるので、作りすぎないようにする)

などです。
引用:https://www.no-foodloss.caa.go.jp/


また、最近では量り売りをしているお店が少しずつですが増えてきているので、どんどん活用していきましょう。

洋服も同じですね。
ざっくりですが、購入する際は、使いまわせるものやヴィンテージショップ、素材がしっかりした高いブランドなどから買うといいですね。そして着なくなったものは、回収ボックスや寄付、フリマアプリを利用するなど。
ちなみに私は次の日に着れない服は買わないようにしています。少し先に着るようなアイテムだと飽きてしまうことが多々あったからです。笑

生活環境によってできることは違うと思いますが、何かしら始めることはできるのではないでしょうか。
最初は一気にやる必要はないので、できることを続けていけたらいいですね。というか、地球の資源は有限なので、周りの人たちとアイデアを共有して今日から実行してみましょう!

家族や友達のためにも!

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