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これからのツクリンクが目指す世界と理想の組織とは

こんにちは!ツクリンク採用広報のたなしゅうです!

現在、ツクリンクには毎月新しい仲間が増えておりまして、会社も事業も更なる成長を目指しパーパス実現に向けて突き進んでいます。そんな中、弊社は7月から新しい期となり、先日、オンラインでの全社会議にて、代表の内山より今後の3ヵ年計画が発表されました。

改めて弊社が目指していることや、IPOの先にどのような未来を見据えているのか、目指している組織像など、内山から話を聞いてきたので、今回はツクリンクの少し先の未来についてお伝えします!

「産業構造を変え、豊かな未来をつくる」パーパス実現に向けて

-建設業界の課題に対してツクリンクが提供していく今後の打ち手について教えてください

パーパス実現に向けて弊社が中長期的に目指す方向は、当たり前ですが、建設業で働く人達の処遇を改善していき、若年層の入職率と定着率を上げていくことです。そのためには、残業を減らしていくことや、週休2日が当たり前の業界にしていかなくてはいけません。

そしてやはり一番重要なポイントは、職人さん(技能者)の賃金を上げることだと思っています。ただこれには、さまざまな課題があり、重層下請構造の解消など、弊社だけで一朝一夕に実現することはできない課題も多いため、一つひとつ段階を踏んで業界の方々と取り組んでいく必要があります。今回の3ヵ年計画ではそのためのベースとして「①既存事業」と「②新規事業」の成長戦略を立てています。


①現マッチングプラットフォームサービスの更なる成長とユーザーへの本質的な価値提供及び信頼性の担保(既存事業)
②既存事業で得るアセットを活用し、建設業をより良くするためのソリューションを提供し続ける(新規事業)


この話をする前にまず、前提部分をお伝えいたします。
弊社は「産業構造を変え、豊かな未来をつくる」というパーパスのもと、建設業界が抱える課題をテクノロジーを使って解決していき、建設に関わるすべての人を幸せにする、という世界を目指しています。

業界課題や弊社のコーポレートアイデンティティ(以下CI)については会社紹介資料に掲載しているので、詳しくはそちらをご覧いただきたいのですが、建設業界は他産業と比較して「高齢化と慢性的な人手不足」が顕著に進んでいます。職人さんの高齢化による引退や他業界への転職などもありますが、そもそも若年層の入職が減少しているため、このままの状況が続けば、近い将来、構造的な労働力不足が発生し、安心安全な暮らしそのものに大きな影響を及ぼすことになります。もはや建設業界の人手不足は社会課題となりつつあります。


弊社「会社紹介資料」16Pより


なぜ人手不足なのか、なぜ若者の入職が減っているのか、当然、様々な要因がありますが、「労働と対価が見合っていない」ことが大きな原因だと考えています。簡単に言うと職人さんの賃金が低いのです。

建設業界の職人さんは、高所や危険な場所での作業、真夏や真冬での外作業など、他業種と比べると過酷な労働環境であることは容易に想像いただけるかと思います。

ひと昔前にはなりますが、私が鳶職をしていた頃は、その過酷な環境下ではありましたが、賃金が高く、稼ぐ事が出来ましたし、給料日には笑えました。今では一般的なオフィスワークと大きな差がない賃金状態になっている人も多いと思います。むしろ、他にももっと稼げる職業が沢山ありますよね。

職人さんは、ホワイトカラーのように歳を重ねるにつれて上がっていくような賃金構造でもないため、身体的なピークから徐々に稼げる金額が下がっていくので、体が動く時に稼げるだけ稼いでおかなければなりませんが、プロスポーツ選手のように桁違いに高い報酬があるわけでもありません。

若い方からすると、建設業界とIT業界など他業界を横並びに比較して、自身の希望に沿う就職先や職業を選択しますので、過酷な環境下で賃金が変わらないのであれば、建設業界への入職が減っていくのも無理はありません。

では、どうすれば若年層の入職を促せるのか。
冒頭で申し上げた、職人さんの賃金を上げて魅力的な職業にしていくほか根本的な解決にはならないと考えています。

労働と対価が見合っていないこの状況を構造的に変えていく必要があります。もちろん、職人さんをはじめとして、建設業で働くという仕事の素晴らしさ、魅力を世の中にもっと広げていくことで若年層が増える可能性もあります。ただ、現実的に他の産業と同じような賃金のままでは劇的な改善は難しいと思っています。

だからこそ、賃金が上がる業界構造にし、魅力的な職業だと発信し続ける、これが弊社の打ち手になります。



そのための戦略として、短期と中長期の方針があります。


  • 短期:既存のマッチングプラットフォームサービスを用いて、発注者・受注者双方が抱える繁忙期、閑散期の波を少なくする、という課題解消を手助けする。
  • 中長期:建設業界への入職者を増やし、人手不足に対する根本解決を目指す。みんなが憧れる、魅力的な産業へリブランディングしていくこと。


プラットフォームビジネスでは日々、様々なデータが集約され、そこで得たアセットを使って、その他の事業へ展開可能。という特徴がありますが、弊社の場合では、建設事業社間における取引のマッチング創出という”ビジネスの入口”を提供しています。そのため、取引後の工程で発生するお困りごとへのソリューションも提供しやすい環境下にあり、ビジネスの入口から出口までを包括的に事業展開していくことができます。ここが弊社特有の強みと言えます。

既存事業であるマッチングプラットフォームサービスの更なるグロースはもちろん、新規事業や新しいポジション・役割が今後、益々生まれていくことになります。これから弊社に参画いただく方々には、このグロースや新たに出てくる役割を担っていただきたいと期待しています。


では、弊社が目指している、業界への価値提供や事業目標の達成、そしてパーパス実現に向けて、どのような組織にしていきたいのか、どのような人に参画してもらいたいかについてお話します。

ツクリンクが目指す組織像・カルチャー

-IPOの目的と社員が得るものとはなんでしょうか

まず、IPOはパーパス実現に向けた手段・通過点なので、ゴールではありません。その中で、IPOの目的は社会的信用を得ることが一つです。この社会的信用は事業運営をするにしても、採用をするにしても、事業を加速させる重要なものだと捉えています。

そして、二つ目の目的はIPOをすることによって資金調達の手段を増やし、会社としての選択肢を広げること。パーパス実現に向けて建設業界に様々な価値提供をしていきます。

そして、今いる社員の皆にもこれから仲間になってくれる方々にも、”IPOを目指す経験”という行為は価値のあることだと思っています。IPO前のこの時期にさまざまな課題と本気で向き合い、とても大きなプレッシャーの中で仕事をする、皆で達成をするという経験は確実に個々人の成長機会やビジネスパーソンとしての糧になると信じています。これをチャンスと捉えてもらえると嬉しいです。

-現在、各ポジションで積極的に採用を行っていますが、これから入社いただく方に前提として持っていて欲しい考えを教えてください

これは今いる社員の皆にも認識してもらいたいのですが、私たちが目指しているものを実現していくには、足りないものだらけです。人もポジションもスキルも足りていません。だからこそ、ポジションを担って欲しいですし、そのために成長を目指して欲しい。どんどん空いているポジションを狙って頂きたい。会社が成長しているからこそチャンスが生まれていきます。

そして、完成された組織では当然ないので、それを前提に一緒に会社を作っていく認識で入って欲しいです。船に乗るだけでなく、船を漕ぐつもりで入っていただく

組織というのは完璧になることはありません。足りない部分や未熟な要素をどうすればより良くできるのか、理想をどう実現することができるのか、そんな建設的な視点を持って一緒に作り上げていただければ嬉しいですね。現状の仕事に物足りなさや組織に窮屈さを感じている人にとっては、やりがいを感じられる環境だと思います。


-これからのツクリンクをどういう組織、カルチャーにしていきたいですか

今よりも更に、横ではなく前を向いていく組織にしたいと考えています。

例えば、「他部門のあの人は〇〇だ」とか「あの人はあれだけ評価されているのに」など、自分のことではなく、横や斜めを見て仕事をしてしまう人はどの会社にもいると思うんです。これはすごくもったいないと思ってしまいます。前を向けば自分次第で目の前にチャンスがあるのに、横を向くことで逃してしまう。社員全員が前を向けばもっともっと良い会社になっていけると感じています。

会社で起こる意思決定や各自の仕事には考えつくされた背景、裏側があるもので、自分から見える側面がすべてではないものです。見えないからこそ、互いの仕事をリスペクトし、信頼し合う組織にしていきたい。先ほどの話と重複しますが、組織は常に完璧ではないし、完璧を目指していくものなので、どうやったら理想に近づけるかを考える前向きな組織にしていきたいです。そのための指標をCIとして言語化しているので、浸透と体現を目指していきます。

先日、Amazonで働いている方と面談したのですが、ご自身のことを”アマゾニア”だと仰っていて、驚きました。会社の仕組みや向かっている方向、ミッション・ビジョン・バリュー(弊社でいうCI)を理解し、自分に落とし込んでアイデンティティを持っているからこそ、出てくるワードだと思うのです。

弊社もそこまで社員各自が会社を仕事を自分ごと化し、CIを体現し続ける社員が増えていけば、結果的にそれがビジネスパーソンとしての成長に繋がると信じていますし、更に強い組織になると思っています。

また、規模の小さい組織の成長は個人の能力の影響が大きいのですが、今後は組織構造や制度で成長する仕組みを作っていかなくてはなりません。


-入社前から建設業界に興味を持っておく必要があるでしょうか

当然、会社としては建設業界の魅力を世の中に広めていきますが、最初から業界に興味関心が高い方というのはそうそういらっしゃらないと思っていますし、仕事を通して、少しずつ興味を持ったり、魅力を感じていただいたり、パーパスに共感していってもらえれば良いと思っていますので、入社時に建設業に興味の無い方もまったく問題ありません。

最初から自分ごと化しなさいなんてのは、会社のエゴなので、まずは知ってもらう。会社としては魅力を感じていただいたり、パーパスに共感していただく努力をし続ける必要がありますね。会社の皆に建設業界の魅力を伝えられなければ、世の中に伝えることは出来無いと思っています。


-では最後に弊社選考に興味を持っていただいている方に向けたメッセージをお願いします

これまでお話ししてきた事に通じますが、弊社が目指す世界は社会的意義が高い分、簡単ではなく、幾度も課題を乗り越え組織成長していく必要があります。同時にそれに伴ってチャンスも生まれてきます。ここに、ご自身のやりがいや、成長機会を感じられる方はぜひお話させていただきたいと思っています。

以上、内山からのインタビューでした!

今回の記事、いかがでしたでしょうか。これからのツクリンクが目指す方向や理想の組織像が少しでも伝わっていれば幸いです。

私自身、最初から建設業界に興味関心があったかというと、そうではありませんでした。ツクリンクで仕事をしていく中で、業界課題を理解したり、街中を歩いているとふと、作業をしている職人さんを目にして、少しずつ自分の中で関心が広がってきているところです。そしてこの会社の前向きなカルチャーや、成長に貪欲で真っ直ぐな社員の皆に刺激を受けながらツクリンクで働く人として自分が少しずつ変わってきている気がしています。

完成された組織でも事業でもなく、これからどんどん変化と成長が繰り返されていく環境です。私たちの取り組みに共感してくれる方や、自分次第でどうにでもなるこの環境にワクワクする方のご参画を求めています。ご自身のキャリアに重ねられたり、弊社でやりたいことがある方は是非、面談で沢山お話できればと思います。

それではまた!

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