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「走る先に石があれば、私が拾う」新卒PM経験から培われた、チームを支えるエンジニア 新多真琴

音楽大学を卒業し、DeNAに新卒で入社。その後、数名規模の会社を経て、現在はトクバイでバックエンドエンジニアとして働いている新多真琴(あらたまこと)さん。
エンジニアとしてだけでなく、プロジェクトマネージャーの経験もある新多さんは、トクバイでもテックブログの編集長やプロジェクトのプランニングなど様々な方面から開発チームをリードしています。

プロジェクトマネージャーとしての成功体験

これまでのキャリアについて教えてください

学生時代には独学でアプリを開発していましたが、次第にサーバーサイドへも興味を持つようになりました。ちょうどその頃親交のあったエンジニアさんから、YAPC(Perlのカンファレンス)に誘っていただいて、そこでDeNAの方の基調講演を聴いたことが、新卒でDeNAに入社したきっかけです。

1年目の途中からプロジェクトマネージャーを兼任するようになり、エンジニアとしての業務だけではなかなか得られない視点や経験を得たことで、面白さを感じるようになっていきました。

2社目に選んだセオ商事は、DeNAとはうってかわって社長と私のみの小さな会社でした(退職時には4人)。雰囲気としてはフリーランスの集まりに近く、エンジニアリングだけでなく、UI設計や企画、イベントの運営と、セオ商事でしかできないユニークな仕事を経験できました。とても楽しかったのですが、DeNA時代に味わった「チーム戦」の面白さも忘れられず…。
そんな時、昔から知り合いだったCTOの前田さんに声をかけてもらい、2018年9月からトクバイに参加しています。

トクバイエンジニアは「ことに向き合う」人が多い

なぜトクバイへ入社しようと決めたのでしょうか

「きっとやることが多くて、大変だろうなぁ・・・(笑)」
というのが、前田さんからトクバイの話を聞いた時の正直な気持ちでした。
それでも、入社前にエンジニアメンバーと直接会ってお話をしてみたら、「ことに向き合う」人が多い印象だったんですね。
DeNAでは、評価や周りの目ではなく、向かうべき仕事や達成すべき「ことに向き合う」という文化がありました。私もかなり影響を受けていて、退社した今もそれは大事にしています。
トクバイでは、エンジニアメンバーそれぞれが、トクバイというサービスをよりよくするために何をするべきかを深く考え、自分の言葉で語り、行動できているんだろうと感じられました。なので、この人たちとなら困難が多くても一緒に働きたいと思えた、というのが入社の決め手ですね。入社して半年ほど経ちましたが、当時の直感は間違っていなかったと思います。

また、学生時代に前田さんがCTOを務めていた会社で働いていたのですが、当時の私はまだエンジニアとして未熟で、昔から苦労人だった彼を強く支えられるほどの働きはできていなかったと思います。その後の5年間、別の地で経験を積み重ねることで、今なら前よりは力になれるかもと思ったことも、入社を決めた理由のうちのひとつですね。

私にとっては、その時々で自分が興味があることができるかということと同じくらい、一緒に仕事したいと思える人がいるのかということが仕事選びの軸となっています。


なぜ「エンジニア」という仕事を選んだのでしょうか

純粋に、性に合っていたんだと思います。
大学は音楽大学だったんですが、少々特殊な専攻だったので「ものづくり」の授業が多く、大学1年からプログラミングはしていて、3年次からはIT企業でインターンやアルバイトをしていました。

大学の同期や先輩は表現者としてとても優秀で、彼らのような個として独立したアーティストタイプとは、自分は違うように感じていました。どちらかというと、誰かの役に立つようなこと、ツールを作って周りに喜んでもらう縁の下の力持ちのような仕事に楽しさを感じ、最終的にはエンジニアをキャリアとして選択しました。

考えることを諦めず、一緒に成功の確度を上げる

仕事をする上で心がけていることはありますか

目の前のことだけで精一杯になるのではなく、みんなが幸せになるためにもマクロな視点を持つようにするように心がけています。
エンジニアというと、ディレクターに言われたことをやるだけという風潮がまだまだあるかもしれないんですが、そういったタイプの人はトクバイにはいないと思っています。たとえ難しい課題だったとしても、向かうべき目標に対して考えることを諦めないようにしています。
クオリティに対してもそうで、どこが妥協してはいけないポイントなのか考え、満たないアウトプットが出てきたときは、これはダメだと言える勇気を持つことも大切にしていますし、それを言い合えるような文化がトクバイにはあると思っています。きちんと伝えることで、一緒に成功の確度を上げたいんです。


仕事をしていて1番楽しいと思う瞬間はどんな時ですか

やはりチーム戦をしている時でしょうか。目指すべき目標に向かって、みんなの力が過不足なく発揮され、前に進んでいる状態を常に目指したいと思っています。

前職まではtoB系のサービスが多く、効果指標を実感するとか、ユーザーにやったことが届くという瞬間を感じるとか、そういうことがなかなかなかったのですが、トクバイでは直接サービスを利用してくださるユーザーさんに価値が届いたかどうか、反応を見ることができるのが嬉しいです。

部署を超えた「球拾い」力

自分の最大の強みとは何だと思いますか

実は私は、チームのリードよりも「球拾い」がすごく得意なんです。みんなの走る先に石があれば拾うし、進むべき道がガタガタだったら、走りやすいようにきれいにならします。
具体的には、チームをまたいだ協働でこぼれやすい確認項目や決めごとを先回りして拾ったり、「なんとなく困っているけど、誰に相談したらいいかわからない」という相談事の窓口になったり、炎上の気配を察知して消火したり、といったところでしょうか。プロジェクトマネージャーの経験があるからこそ、球拾いが得意だと言えるようになりましたし、重要性も理解できました。
トクバイでも、他部署のチャットルームにも積極的に入り、広く状況を把握しつつ、誰かが困っている時には積極的に声をかけるようにしています。そこから生まれるコミュニケーションもありますし、「いつも見ていてくれてありがとう」と声をかけてもらえたりもするので、プロダクトを開発する人間として、またトクバイの一員として、部署の垣根のないサポートは可能な限り続けていきたいと思っています。


私生活でも色々な活動をしていると聞きました。どんなことをしているのですか

「日本もちもち協会」を運営しています。「もちもち」が好きな人の集いで、全国のもちもちした食べ物の紹介をしたり、研究をしたりしています。「もちもち」は個人によって感覚が違うので、どんな「もちもち」が好きなのかを語り合うのは案外面白いんですよ!

また音楽も好きで、「レコード部」のメンバーとしても活動していて、キャンプ場のラウンジでかけるBGMを選曲したり、ビール屋さんなどでDJをしたりしています。

あとは、週末カレー屋「ヒマカレー」としてポップアップショップを開いたり、自宅でレストランをやったりすることもあります。
「食」と「音楽」が好きなのと、人と人、人と物を「つなげる」ことが好きですね。


好奇心が旺盛のようにみられますが、昔からなのでしょうか

そうですね…、幼稚園の頃から1つのグループに属さず、その時自分が興味がある場所にいたとは母から聞いています。例えば、今日はおままごとがしたいからこっち。今日は、外で遊びたいからこっちという風に。「自分が何がしたいか」で、どんどんいる場所は変えていたみたいですね。そういった好奇心は、昔からずっとあるように感じます。


最後に、そんな新多さんはトクバイでどんな人と一緒に働きたいですか

やっぱり「こと」に向かえる人でしょうか。仕事は多くの時間を割くものですし、サービスのことも、自分のことも自分の言葉で語れるような方に来ていただけたらいいなと思っています。

あとは、似ているかもしれないんですが、個人的にはソフトスキルの高い方と一緒に仕事がしたいですね。トクバイには、ハードスキルと同じくらいソフトスキルがちゃんと周りから評価される文化があるなと感じていて、私自身それに救われているところもあります。地味に見えてしまう球拾いに対しても、感謝の言葉をかけてくれる会社です。


おまけ:新多さんと一緒に仕事をしているメンバーから新多さんに対する印象を聞きました!

「レビューや軽い相談をしたくて短い時間話すときでも、あまりにも物事がどんどんよくなっていくので、何もかもをよりよくしていきたいという強い意思をいつも感じます。入社してからまだ1年経っていないからこそ、今後、彼女が解決していく問題の層がどんどん深く、おもしろくなっていくことを期待しています」(エンジニア)

「技術領域のことも、もちろん頼りになりますし、デザインも言われた通り作るというより議論しながらより良いものを一緒に作っていけるので一緒に働いてとても助かっています」(デザイナー)

「彼女自身も言っていますが、すべてのslackチャンネルに参加しているのではというくらい幅広く色々なチャンネルでリアクションしてくれていて、技術部だけでなく会社全体のボールを拾い適切に捌いてくれています。こういったスタンスというかスキルはやれと言ってもできるものではないので、すごく助かっています」(エンジニア)

カバー写真撮影:丹野雄二


\トクバイではバックエンドエンジニアを募集しています/

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・スタートアップや新規事業でプロダクト開発にイチから携わった経験
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