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Tokyo HoloLens ミートアップ vol.5開催レポート!

こんにちは。TIS戦略技術センターの森真吾です。
2017年9月17日に日本マイクロソフト本社において開催された
Tokyo HoloLens ミートアップ vol.5の開催レポートです!
https://hololens.connpass.com/event/63723/
今回も司会として参加させて頂きましたので、報告いたします!

Togetterまとめはこちら。
今回からYoutubeライブ配信も行ってます!
https://togetter.com/li/1152094

今回はVR界隈では知らない人がいない超有名人お三方にメインセッションを担当して頂き、
非常に刺激的な内容となりました!

「Azureで音声画像検索を一晩で実装した話」野生の男@yasei_no_otokoさん

HoloLensミートアップ初参加の野生の男さんによる、
7月9日に行われた”例のハッカソン”において
音声画像検索機能を実装した際のお話です。

よー清水さんの要件である、
「作画中に参考画像を検索したい」
「ペンを持っているので作画中なのでキーボードとか使わないで検索したい」
”一晩で”実装したとのこと。

HoloLensは英語なので日本語使えないことはみなさんご存知かもしれません。
とはいえ、ローカルでJuliusを使うとしても、語彙が足りないということで、
「クラウド使おう!」という判断に至ったとのこと。
HoloLensミートアップVol.4のえむにわさんのLTで発表のあった
Google Cloud Speech APIとかBing Speech APIを選んだが、WinMRを見据えてBingを選択したそうです。

音声toテキストはWebsocket APIとREST APIがありますが、今回はREST APIをご使用されていました。

ちなみにですが、テキストto音声はQiitaの私の記事に書かれています(ご紹介ありがとうございます^^)。
https://qiita.com/morio36/items/e6ba4de33bb8eb10f887

画像検索はGoogle Custom SerachとBing Image Serachが候補でしたが、
一つのアプリで二つのクラウド使うのは煩わしいのでBingを選択していました。

実装としては、音声をテキスト変換して一度Serach APIに投げて、
帰ってきたcontentUrlをもう一度WWWクラスに突っ込んでるんですね。
そしてImage Search APIの戻りをwww.textureでこんな簡単に取り出せるとは。
このあたりのノウハウにつきまして、JsonUtilityの実装も解説されており、Unityで実装するWeb検索周りを確認したい方は必見です。

Immersive Hedsetの利点/欠点についても言及されていて盛りだくさんの内容でした!

「カッコよくHoloLensを使いたい。その他いろいろ。」 VoxelKei@VoxelKeiさん

日本列島VRでおなじみのVoxelKeiさんがHoloLensミートアップに登場です!

まずはMS澤さん直伝の「かっこいいHoloLensジェスチャー」についてライブデモつきのレッスンです。
ちびっこ達に「かっこいい!」と思われるためのジェスチャーを参加者みんなで練習しました!
HoloLens所有者が「かっこいい」と思われることで、将来のXR開発者を生み出すことができるはず!

次に「高機動MRマン」のお話。
バックパックPCを背負い、WinMRヘッドセットを装着、
ポータブルモニタと指マウスで入出力しながらInsta360oneで自撮りするという、
一人何役やってるんだ!?というようなVR撮影ノウハウのご紹介でした!

「MSのImmersive deviceをつかってみた」武樋恒 @watarun111さん

メインセッション三人目は株式会社Synamonの武樋さん、西口さんのご登壇です!

Windows MRのImmersive Deviceに関する貴重なノウハウのお話です。
元々GearVRやOculus Riftなどで展開されていた「DOPAMINE」という
VRシューティングゲームをWindows Mixed Realityデバイスに対応させるにあたり
苦労した点が濃密に語られていてエキサイティングな内容でした!
私はDOPAMINEを2016年にこっそり体験していたのですが、まさかこのような形で再開できるとは、
そして僭越ながら司会のような立場で開発者の方と対面できるとは、ひそかに感慨深いものを感じていました。

このDOPAMINEはMRコンテンツ世界最速!(らしい)とのことです。
当然、私も購入済みです!

お話はコンテンツ移植と申請に大きく分かれていましたが、
申請のほうは今はほとんど問題ないとのこと(さすがMSさん)。

移植についてはやはりプラットフォーム依存プラグイン、アセットの非互換の問題が多く発生していたようです。
流れは
・Unity2017.2対応
・UWP対応、Immersive対応
・Oculus依存部品の戻し(Unity標準化対応)
・GearVR、Oculus対応
結果的に既存のVR版とWinMR版(UWP版)でUnityバージョンを分けて保持することになったようですね。
これは保守が面倒そうだ・・・
今後、うまく統合できることを望みます。
質問コーナーであった「OpenXRへの統合は考えられるか」の問い、
「できるものならしたい」が開発者の本音だと思います。
クロスプラットフォーム開発のノウハウがぎっちりつまった濃いセッションでした!

AcerとOculusの対戦デモも大好評!!

メインセッションの途中、たまたま別ルームで行われていたインターン生向けのイベント参加者が
こちらのミートアップに参加し、HoloLensを体験するという場面もありました。
実際に体験してみないと良さのわからないデバイスですので、こういった機会に体験して頂くのはとても良い経験だと思います。

Lightning Talks

メインセッションの後、お酒を交えてのLT大会開始!!

・HoloLens単体では表示できない 高解像度3DCGを、Azure上のGPUマシンからリモートレンダリング~VIZUAのご紹介とライブデモ~
・HoloLens向けのUWPなライブラリを作るときのあるある事例
・HoloLensの可能性を広げる
・画像処理は怖くない~OpenCVのすすめ~
・SpatialUnderstandingで”椅子”の検知にチャレンジしてみたよ
・Bot Framework & HoloLens
・中国HoloLensの現状と応用例

今回もまたHigh熱量のイベントとなりました。
Immersiveデバイスの一般発売も目前であり、まだまだ盛り上がりますね!
次回もお楽しみに!

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