ソフトウェアテストのテクバン
テクバン株式会社のソフトウェアテスト/テスト自動化ツールをご紹介しています。テクバンはお客様のサービス品質向上やDX促進のため、最新のテクノロジーと万全の態勢をご用意しております。
https://biz.techvan.co.jp/tech-quality/
独立系システムインテグレーター(SIer)である「テクバン株式会社(以下、テクバン)」は、業務システム開発、インフラ構築、ネットワーク構築などさまざまなサービスを展開しています。
サービスの1つである品質保証業務では、開発したシステムが規定の品質を満たしているかを確認。お客様に安心と信頼を提供する、非常に重要な役割を担っています。
今回は、長年にわたり品質保証業務に携わってきた品質サービス事業部の事業部長 山内 健司氏に、品質保証業務の業務内容や重要性、お客様との信頼関係構築の方法、テクバンでの成長環境などについて語ってもらいました。
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テクバンが誇る品質管理の真髄。信頼を築く「ラストマンマインド」とは(1/3) | テクバン株式会社
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テクバンが誇る品質管理の真髄。信頼を築く「ラストマンマインド」とは(2/3) | テクバン株式会社
品質保証業務は、システムやアプリケーションの利用者と同じスキルがあれば始められるため、IT業界へのキャリアチェンジの入口としてさまざまな経歴を持つ方からの応募があります。では、当社の品質保証業務に携わる上では、どんな素質が必要なのでしょうか。
また「ラストマンマインド」をどう身につけていくべきなのでしょうか。中途採用者の採用面接も担当しており、これまで数多くのバックグラウンドを持つ応募者と対面してきた山内氏に管理者視点で当社の成長環境について語っていただきました。
―――社員やエンジニアの育成にあたって管理職が注意すべき点は何でしょうか?
管理職の務めは部下が何を考え、どのように仕事に取り組んでいるかを理解し、次のキャリア目標を設定し続けてあげることだと考えます。さらに、部下が直面している課題や模索している解決方法について支援できるとなお良いですね。
品質サービス事業部 事業部長 山内
それらを理解することで、社員に適切なアドバイスやサポートを提供できるようになります。管理職は、部下の考えや悩みに共感し、成長できるようサポートをする頼れる兄貴分的な役割を持てると良いでしょう。
また、お客様との信頼関係を属人化させない仕組みづくりも、管理職の重要な役割になります。個人の信頼には限界があり、コミュニケーション頻度が低下したり、想定外の事象が発生した際の対応がお客様の期待値から逸脱していたりとわずかなことでその信頼関係が途切れてしまうケースがあります。これを防ぐためには、会社全体がお客様との信頼関係を担保する体制を構築し、お客様との信頼関係を組織的に維持することが必要だと考えます。
―――山内さんは今まで多くの社員を教育・指導していますが、どういった素養を持つ人が成長していくのでしょうか?
社員が成長していくために重要な素養は、自ら進んで挑戦する意欲を持つことです。自分に与えられた仕事をただこなすだけではなく、自ら手を挙げて新しい課題に挑戦する姿勢を持つ人材は成長が早く、最終的に成功する可能性が高いと感じています。私もそういった挑戦には、全面的に応援をする所存です。
また、仕事に対して真剣に取り組む姿勢も重要です。何事にも恐れずに挑戦する姿勢を持つ人材は、与えられた仕事に必死で取り組み、失敗してもそこから学びを得ることができるため、成長のスピードも早いと考えています。
私の夢は、たまたま私との邂逅で品質管理業務に興味を持った人材に、当社でラストマンマインドとこれらの姿勢を身につけてもらい、SIer業界に限らず世に1人でも多くの優秀な人材を輩出することです。
―――品質保証業務の「ラストマンマインド」はどのように継承しようとしていますか?
先ほども触れたように、品質保証業務を担うには「ラストマンマインド」の精神を持つことが重要です。今後、新たに品質保証業務を担うエンジニアにも、このマインドを継承していく義務があると考えています。
ラストマンマインドを培うため、若手社員にもお客様へ直接提案できる機会を与えるようにしています。『何のためにこのシステムは存在するの?』『このアプリケーションは誰を幸せにしたいの?』ということを常に考える、という行動を身につけさせることにより、お客様との信頼関係を構築する感覚を肌で感じ取るようになってゆくでしょう。
とはいえ、最初からすべてのお客様に対して提案を任せるわけではありません。すでにテクバンと信頼関係が確立されているお客様に対して、まずは、小さな改善策などの提案からお任せします。
上司が若手社員をサポートする環境も整えているので、自らの成果の成否を気にせず安心して業務に取り組んでいただけるようバックアップします。
また、問題に直面した際には、自分で考え、解決する力を養い、切り抜ける力を身につけることを期待します。困難に直面しつつ、問題解決に向けて責任を持って対応していく姿勢こそが、ラストマンマインドの育成につながると考えています。
残念ながら、品質管理業務を“テストをする”という作業だけだと認識し、ラストマンマインドを学ぶことなく、開発業務など次のキャリアに進む方もいるため、私としては非常に歯がゆい思いを持つことも多々あります。しかし、そんななかでも、品質保証業務として求められるスキルを研鑽し、大黒柱として存在感を発揮してくれる仲間を見ると私も勇気づけられます。
―――最後に、テクバンへの応募を考えている方にメッセージをお願いします。
これからSIer業界に挑戦しようとしている方や、SIer業界で自分の進むべき道を模索している方には、品質保証業務の重要性を知ってほしいと考えています。ぜひテクバンで、お客様とのコミュニケーションを通じて、品質保証業務の楽しさや重要性を実感してください。
品質保証における「ラストマンマインド」は、仕事に対するモチベーションを保つための重要なマインドです。テクバンの品質保証業務では、自分が最後の砦としてシステムの品質を保証するという責任感を持つことが求められます。この責任感が、仕事に対するモチベーションを高め、常に最高の成果を出すための原動力となります。
また若手社員には、テクバンでお客様の利益を優先することを学んでほしいです。自社の利益を追求するのではなく、お客様の利益を最優先に考えることで、結果的に自社にも大きな利益が返ってくるということを実感してください。この考え方は、お客様との信頼関係を築くために非常に大切です。
テクバンという自由な環境で、若いエンジニアが成長し、今後、SIer業界に貢献していくことを期待しています。
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