私たちがサービスを創っていく上での問題意識
IT技術の仕事や生活への浸透と共に、ITに関する知識や技能が求められる世の中になりました。ITに関する知識技能は、「21世紀を生き抜く上で必須のスキル」と言っても過言ではありません。
社会的な流れのみを理由に「プログラミング」「ロボット制御」「3Dプリンタ」を使った教育サービスを提供しているわけではありません。様々な理由と、問題意識を持っています。
日本の成人は、生涯に渡って学び続ける意欲の育成が求められている
OECDが発行する「PIAAC 2012」のデータによると、「日本の成人男性の持つ学習意欲」と「スウェーデンの65歳が持つ学習意欲」が同程度だということが示されています。
総じて、日本の学習意欲が低いということをデータは示しており、既存の教育システムでは、生涯に渡って学び続ける意欲の育成が難しいことも表しています。
学習意欲、言い換えると「知的好奇心」は私たちの人生を豊かにしてくれます。私たちは、自らの興味関心、好奇心に基づいた学習を一生楽しんでもらえないか、と考えています。
子どもが自由に使える時間の8割をインターネットに使っている
内閣府「青少年のインターネット利用実態調査」(2017年3月時点)では、小学生は1日に平均84分間デジタル機器、インターネットを利用していると発表しています。これは、学校や食事、宿題などに取組む時間を除くと自由に使える時間の約80%に相当します。現代の子ども達にとってデジタル機器、インターネットは当たり前に身近にあります。
しかし、親御さんは子どものゲームや動画視聴ばかりをすることを不満に感じ、何か将来に直接結びつくことをやってくれたら、勉強をする時間にあててくれたら、と考えています。
私たちが、ITものづくり教育を活用する理由
先述したとおり、現代の子ども達にとって、デジタル機器、インターネットは当たり前に身近にあり、関心や情熱を向けやすい対象になっており、これらを使わない手はありません。「興味あること、好きなことを楽しく将来に繋がる学びに変えてあげる」ことができます。また、さらに2つの理由があります。
プログラミングを学ぶことは教科学習と相互作用がある
プログラミングは、基本となる「順辞処理」「反復処理」「分岐処理」の学習、プログラム制御の中で必要となる算数、数学、国語といった教科学習とも直結した複合的なアプローチをつくることができます。プログラミングを学ぶ過程で教科学習がついてくる、教科学習が深まるからプログラミングで高度な条件をつくることができます。
これからの時代を生き抜く上で、プログラミングを学ぶことは欠かせない
先述の通り、子どもが大人になる頃には、医療や住宅、教育などあらゆる分野でインターネットが使われることが当たり前になることは間違いありません。プログラミングの技術や仕組みを学ぶことは、これからの時代のリテラシーです。