こんにちは、株式会社タメルラボ.です。
私たちは、
全国800か所以上の防災拠点や
自衛隊各駐屯地、日本赤十字社全支社などに導入されている
「大容量ポータブル蓄電池」を開発・製造しているメーカーです。
災害は、いつ、どんなタイミングで
やってくるか分かりません。
それが、まさに防災の準備をしている最中だったとしても
「待ってはくれない」のが現実です。
今回は、
2024年に発生した
能登半島地震において
私たちが直面した葛藤と、
そこから得た決定的な教訓についてお話しします。
■運命的な出会いと、1月1日の結末
能登半島地震が起きるわずか2か月前。
私たちは石川県輪島市を訪れ、
輪島市長へポータブル蓄電池の
説明と表敬訪問を行っていました。
「いつか来る災害に備えて、地域を守る電源を」
そんな想いでお話しさせていただいた直後、
あの1月1日がやってきました。
地震発生直後、
石川県内では最大4万戸以上で停電が発生。
氷点下近くまで冷え込む北陸の冬の中、
多くの人々が明かりも暖もない状態で
取り残されました。
状況を知った私たちは、
すぐに輪島市長へ連絡を取りました。
「タメルラボ.にある在庫を、すぐに送ります」
日頃から交流があり、
被災地支援やボランティア団体のサポートを行っている
「一般社団法人まちかど防災減災塾」と連携し、
支援物資としてポータブル蓄電池および充電機器一式を
能登へと送り出しました。
もちろん、無期限・完全無償での貸し出しです。
■ 提供した支援物資(無償貸出機材一覧)
被災地へ迅速に届けるため、
自社で確保していた以下の機材一式を
被災地へ送りました。
大容量ポータブル蓄電池
TL-2000N:4台
TL-3000N:3台
多台数同時スマホ充電用 USBポートハブ
10台同時充電用ハブ:2台
20台同時充電用ハブ:1台
60台同時充電用ハブ:1台
最大で一度に100台以上のスマートフォンを
同時充電できる設備と、
高出力のポータブル電源を
組み合わせることで、
情報遮断と電源不足に苦しむ
避難所のインフラを支えました。
■ 暗闇と寒さの中で、ポータブル蓄電池が果たした役割
現場に届けられた蓄電池は、
停電が長期化する被災地で
まさに「命を繋ぐインフラ」として
稼働しました。
・行政手続き・避難所運営の継続
省電力なインクジェット複合機と接続し、
電力のない避難所でも
罹災証明書の発行や
情報紙の印刷を継続。
行政支援の停滞を防ぎました。
・防寒と「暖」の確保
定格出力の高いポータブル電源で
電気毛布や電気ストーブを動かし、
高齢者や子供たちを
低体温症の危険から保護。
電気ケトルや電子レンジを使い、
温かい食事や飲み物を提供しました。
・支援業務のサポート
日が落ちてからの
暗闇を照らす投光器の電源としても
活用されました。
結果として、
貸し出した蓄電池が
私たちの元へ戻ってきたのは
1年半後のことでした。
それほどまでに現場の停電は長期化し、
電源が必要とされていたのです。
■ 「1/2発送、1/14到着」が突きつけた決定的な課題
発災直後の1月2日には
ボランティア団体へ
タメルラボ.を託した私たちですが、
実際に輪島市役所に届いたのは1月14日。
約2週間ものラグが生じていました。
道路の寸断による大渋滞、
七尾市で自衛隊へ
引き渡してからの
配送・割り振り整理の難航。
どれだけ供給側が
最速で動いたとしても、
支援物資が届くまでの「タイムラグ」は
絶対的に発生してしまうという
厳しい現実を突きつけられました。
この体験から、私たちは大きな教訓を得ました。
発災してから動いたのでは遅い。
重要なのは、
各自治体や民間企業が
事前にバックアップ電源を
自前で保有しておくことだ
■ これからのタメルラボ.が果たすべき使命
日本で起きる災害を「誰かのこと」ではなく
「自分事」として捉え、事前に備えること。
いつ来るかわからない災害から
命と生活を守るためには、
平時からの準備しかありません。
だからこそ、
タメルラボ.は単に
ポータブル蓄電池を売る会社ではなく、
「防災の重要性と準備の必要性を全国へ発信し続ける存在」で
ありたいと考えています。
全国の自治体や企業へ、
真に役立つ防災ソリューションと強い危機意識を届けていくこと。
それが、能登の現場を経験した私たちの誇りであり、果たすべき使命です。
防災の未来を、現場から本気で変えていきたい。
私達タメルラボ.の想いに共感してくれる仲間を、心からお待ちしています。