こんにちは。2018年5月21日に入社した、川野 桜です。
前職は結婚式2次会の幹事代行業として2000組以上のプランニングと司会を行っていました。
まず、冒頭でお話しておきます。私の記事、めっちゃ長いです。
「桜さんの全部を好きなように書いてください!」と言われたので、そのまま書いたら長くなっちゃいました(笑)トークノート内で一番長いと思います。
そんなの読む気なくなりますよね?長いと退屈ですよね?
なので、ほとんどの人に読まれない事を願って、軽く私の人生録みたいな、仕事に全然関係ない話ばっかりですが、どうせ長いのでオモロイ事を交えつつ。嘘のような本当の話をしていきたいと思います。
何においても「目立ちたい」が先行する女の子
学生時代は、サッカー漬けの毎日でした。私の生まれ育った町は、人口よりも蛙の方が多いのではないか?と思うような田舎町ですので、女子でサッカーする子なんて私一人で、男子に囲まれ、まさに紅一点という環境でプレーしていました。
そんな私は、サッカーが好きと言うよりは、「女1人でやってる私」という特別感が好きでサッカーを続けていました。高校でもサッカーを続けるために、女子サッカー部がある県外の学校に進学。寮生活がスタートしました。ただ、ここで壁にぶち当たりまして・・・。
今までは狭い田舎町だったので一人目立てていたんですけど、集まってきた子はみんな女の子で、みんな同じ境遇を経ていて(超当たり前)、しかも超うまくて・・・。とにかく目立ちたいが先行する私は、みんなうまくてついていけない!とかではなく、「やばい、目立てない!」と焦りだしました。どうしたら目立てるかを必死に考えました。そして辿り着いたのが、
ひとりユニフォームの色が違う、ゴールキーパー。
我ながら本当に単純でした。
寮生活は、逃亡の繰り返し
目立つポジションにつけたものの、かなり体育会系の学校で慣れない環境の中理不尽な事も多く(現在はとっても過ごしやすいと聞いております)、耐えきれず、何度か寮から逃亡したこともありましたが、その度に見つかっては引きずり戻されてました。当時を思い返せば、甘ったれて楽をしたかっただけなのですが、その度に家族や友人に支えてもらい、転んでは立ち上がりを繰り返しました。十一転び十二起きぐらいしました。
改めて私の人生ではあるけれど、一人で出来ることにも限界があるし、「人と人とのつながりってすごいんだな、この人達を裏切っちゃいけないな。」と再確認することができました。迷惑をかけて気づくという、本当に当時の皆さんには申し訳ない話ではありますが・・・。団体競技や集団生活を卒業まで続けられたのは、楽しいことも辛いことも共有できる人や環境があったからだと思います。
そんなこんなで高校卒業する頃には人間大好き!になるのですが、結局サッカーにそこまで執着もなかったのであっさり引退(笑)
地元に進学・就職する人が多い中、東京の服飾専門学校に進学。服飾は元々やりたいなぁ〜なんて思っていたのですが、地元にも服飾の学校がある中で両親に頼み込み東京を選んだ本当の理由は、学校の廊下に張り出される卒業生の進学先にカッコ良く「東京」って書かれたかっただけかもしれません。
高校生活、最後の最後まで、「目立ちたい」が先行していました。
ハロウィンで気づいた、私は外れている人。
大人になっても目立ちたいは先行しており、年に一度のハロウィンが大好きでした。普通にコスプレをするのではなく、街に沢山の普段とは違う格好をしている人がいる中で、いかに目立つかしか考えていませんでした。普通のハロウィンじゃつまらない!と毎年思考を凝らして準備をしており、TV取材を単独で受けたり海外メディアに取り上げてもらったりしました。
どれだけ気合を入れて準備をしてきたか、一番友人から反響の多かった最高傑作をのせておきますね。
私の出身県の大先輩、耳なし芳一先輩をリスペクトしたコスプレです。
毎年ハロウィンを迎える度に、「普通ではなく目立ちたい!」と思ってはいたけれど
「そもそも普通ってなんだっけ?」
って結構本気で考えました。
そこで私の考えついたのは、普通とはただの円であると言うことでした。
一つ一つの点を個人とした時、密集度の高い箇所を円で囲っただけのもの。
円の中に入っていれば普通だけど、円から外れると普通じゃない。
その定義だと私、物心ついた時からどの円(組織)に属しても普通じゃないんですよね。
でも「円から外れてるかもなぁ〜」って思うと、必死に円を探して中に入ろうとしてしまいません?
円=一般基準ってそれこそ時代や組織によって変わるじゃないですか、円は常に変化する。
その度、円の中に入っていくことが私には苦手でした。
鋭敏にその円を捉え、柔軟に対応する事も、勿論素晴らしい事だと思います。
しかし、円から外れていたら本当に普通じゃないのか?円に入ってきた人が、円に元々いた人を上回ったら、それこそ何をもって普通や一般と呼んだらいいんだ??
もう面倒くさいので、私は外れていようが「どうせこれが私なのだから仕方ない」と、開き直る事にしたんです。お察しの通り、上記のように開き直るとただの自己中心的なクソ女になってしまうので、絶対に大切にしている事があるんです。一応。
「逃げないこと」
そんな風に考えられるようになるまでにはきっと普通のクソ女だったと思います。
あの街に出会うまでは・・・長くなるんで次のエピソードで書きますね(笑)
なのでハロウィンで気づいたことは目立ちたいと思っていたら今の私になったのではなく
私らしく生きた結果、目立っていたという方が正しいかもしれません。
布 ✕ ブライダル ✕ ゴールデン街
話は少し戻って、専門時代は、色々な世代や地域の人がいてとても刺激になりましたが、1年の終わりに担任から「布より人とコミュニケーションを取る方が向いているよ」と言われ、妙に納得してしまい、まさかのあっさり退学。(お父さんお母さんごめんなさい)
次に進んだのが、2次会幹事代行会社でした。ベンチャー企業だったので、社会人未経験の私でも色々な業務が経験でき、また社会人としての基礎、人を喜ばせる事へのやりがい、理念がなぜ大切なのか、全てを叩き込んで教えてもらいました。本当に当時の上司や先輩には今でも頭があがりません。会社はそこから事業を拡大し、舵を切る瞬間に立ち会えたことも大きな財産です。
そして、プライベートで得た大きな財産は、なんといっても新宿のゴールデン街と出会えた事です。
そう、私がそんじょそこらのクソ女だった頃。とってもとっても調子に乗っていました。
仕事終わりにいつも立ち寄っていたのが、新宿のゴールデン街。
知らない方もいらっしゃるかもしれませんが、ゴールデン街は昭和の雰囲気を残した街並みで、すごく狭い区間に300軒近くの店舗が並ぶ飲み屋街なのですが、この街で本当に沢山の事を学びました。
「ゴールデン街ってこんな感じでしょ?」と言った感じでゴールデン街と言う円の中に、それはもういけしゃあしゃあと踏み込んでゆきました。そんな折、その街のドンとでも言いましょうか?初対面のとても綺麗なお姉さんが「何カッコつけてんだ?本気で笑えや!」と一蹴。(笑)
「この街での普通はこうだろう!」と、意気込んで踏み入ったゴールデン街でそれは通用せず、「只々己が何者か?」を問われ続け、にわか知識で取り繕ったようなハリボテの私は見事にぶちのめされました。
仕事のことで怒られることはあったけれど、中々突っ込まれたくない内面の所を間髪入れず指摘してくるこの街の図々しさたるや!!!何処の馬の骨かもわからない初対面の調子に乗った女(私)にご自分の半生を語ってくださり「お前のやりたいように生きてみろ!」とテキーラで乾杯。
上手い事取り繕ってゴールデン街で飲んでいた私からすると、めちゃめちゃカッコ良かったんです。そのカッコ良さって、姉さんはそんなうるせー小娘の私相手でも「逃げずにぶつかってきた」って事だと思うんです。この街には結構そんな感じの情熱的でクレイジーなカッコいい大人たちばっかりいるんです。
それで言うと、私は「ゴールデン街で飲む私」に逃げてたんでしょうね!(笑)色々取り繕ってカッコよくするより、人間くさく生きたほうがカッコ良いなと思えたのでそこから肩の力が抜けたというか、本当の自分を出せるようになりました。いい意味でクソみたいなアイデンティティがぶち壊されて、考え方がシンプルになったのかもしれませんね。
ちなみに主人ともゴールデン街で出会い、付き合って2日目に婚約しました。周りの人に言うととても驚かれるのですが、街の人達に報告に行った時にはみんな全く驚かず、祝福のテキーラを浴びるほど頂き、改めてゴールデン街の住人達はさすがだなって思いました。
こんな私を伴侶に選んだ旦那さんはこんな人(これ結婚式当日の写真、私は特殊メイクを知らされていませんでした)
そうなんです、私より相当ぶっとんでるんです。お陰様で、楽しい毎日をすごさせてもらっています。
主人との馴れ初めも面白いと思うのですが、ここまでの文章の8倍はかかるので今回は割愛します。
天職から転職。自由って自由じゃない
前職ではプランナーやアルバイト管理などもやりましたが、大きなターニングポイントは社内でもできる人が限られていたMCを経験できた事です。当時は本当にブライダルって天職だな!と思いましたし、ここで出会った事業にやりがいを覚えていたのですが、人事異動のタイミングで関わりたい事業から離れる事をきっかけに、フリーランスとして自分の強みを試してみようと、正社員から業務委託への雇用となりました。
前職からの依頼でブライダルでのMC業も行いましたが、せっかくフリーなんだから色々な仕事をやってみよう!と思いブライダル時代から通っていたゴールデン街で常連客からカウンターの中の人へ。
平日はゴールデン街、週末はブライダルMC。他にも紹介営業、石垣島に出稼ぎ、お祭りでビールの売り子、スタイリストのアシスタント、試食販売、頼られることが嬉しくてもらえるお仕事はなんでもお受けしていました。
その期間に会う人、会う人に「結局いまなにやってるの?」と毎回質問されていました。
確かに、職務経歴書にまとめるのが困難なくらいなんでもやっていて、自分でもよくわからないんですけど、自分が楽しいと思える仕事をしていたことには間違いありません。
フリーランス時代が3年間、組織に属さず、強みだけを活かし自由にやっていたのはいいですが、元々何かこれといった信念をもってフリーの仕事をしていなかったので、パタッと成長が止まった気がしたんですね。いい仕事をしたときにすぐ一緒に喜びわかりあえる仲間がいなかったり、団体戦が好きな私にフリーランスは少し辛かったんです。やっぱり人が好きなんだなぁと改めて思いました。そしていつしか「組織に属してチームで仕事をしたい」と思うようになりました。
妊娠・出産。そして、保活の壁にぶち当たる
そのタイミングで妊娠・出産。そして、保活の壁にぶち当たりました。私が住む場所は、待機児童ワースト3に入るくらい保育園が決まりにくい場所なんです。しかも、主人もフリーランスだった事から育休ももちろん無い上に、フリーランスは正社員よりも点数が低い。保育園が決まらないと、どちらか1人しか働けない状況でした。当時は認可保育園に全く受からず、自業自得ではありますが、かなり心が折れかけました。
大好きなブライダルへの復帰も考えましたが、土日メインのお仕事になりますし、平日もかなりの確率で遅くまで働きます。土日預かり、延長保育もOKな保育園なんて中々無いし費用面も高額。そもそも子供優先で業務をこなすのは難しいと思いました。
そういった諸々を考慮した結果、ライフスタイルを見直し将来的な展望も見据え、改めて就職活動をすることを決意しました。
そんな決意をした矢先、私の事をとても理解してくれている友人と久しぶりに会う機会がありました。そこで、「そういえば・・・」ぐらいで就活の話をした所、「桜ちゃんにピッタリの会社があるよ」と紹介してもらったのがトークノートでした。
子育てしながらも安心して働ける場所だと思った
IT業界は未経験でしたし、意味不明な単語や情報が飛び交いまくるんだろうと思っていたので、私に務まるのかと不安が多かったですが、面接に来てその不安もほとんどなくなりました。
部署間を超えて皆さん本当にやさしい。面接の際に社長から「働くにあたって不安な事はないですか?」と聞かれ、子供が熱で急に休まなくてはいけなくなったりしたらどうしよう・・・など、面接に来ているにも関わらず、子育てしながら社員で働くことが不安ということを素直にお伝えしたんです。そしたら、面接場所に先輩のママ社員さんを呼んでくれて、母親ならではの視点や考え方を話したり、その場で質問する時間も設けてくれて、かなり不安も解消されました。
実際に先輩ママや家庭を持っている社員がベンチャー企業にしてはとても多かったので、きっと子育てしながらも安心して働ける場所なんだなと感じたのも大きな決め手です。そして副業OKだったので、週末に大好きなブライダルMCを続けられるのも嬉しかったです。
実際に働いてみると、今朝まで元気だったのに小さい子って突発的に熱が出たりするんですよ。そんな時、保育園から電話が来ても「いいよ!行ってあげな!」と送り出してくれますし、仕事もチームみんなでフォローしてくれて本当に感謝しかないです。
突然決定、今日から私は桜P
入社してからは、セールスチームで毎日お客さん先へ出ていました。
しかし、ある日、社長と社内でお昼が一緒になった時。
社長「1000名くらい呼んでB向けの大型イベントやろうと思ってるんだよね!」
川野「へー、めっちゃ面白そうっすね!」
社長「誰か仕切ってやってくれないかな?」
川野「・・・あ、やりましょか?」
社長「お!やってやって!じゃあプロデューサーね!」
いや、そんなすぐ決まるんかい!と心の中で社長にツッコミを入れながら、私自身も幼少期からの目立ちたい癖は治っておらず、『桜P』と呼ばれたいが為にまた新たな事にチャレンジしております。社内でも初の試みですので試行錯誤している所は多く、目立ちたいだけのモチベーションじゃどうにもならないことだらけですが、今はとにかくこの吐きそうなくらいの緊張感が心地良いし、やると言ったからには逃げない。イベントを成功に収め、これから何年先も続いていくイベントにしていくことが今の私の目標です。相変わらず助けてくれる会社の仲間や支えてくれる家族には、感謝しかありません。
この場を借りて、ありがとう!
これからやっていきたいこと
Talknoteというサービスの可能性に本当に感心することばかりです。社内SNSって沢山類似のサービスがあるし、入社前はどうやって差別化を図るのだろうと思っていたのですが、Talknoteは全く別物でした。
社長の言葉をそのままお借りするのですが、提供するものは「社内SNS」ではなく社内の「エンゲージメント」。組織毎に課題はそれぞれだと思いますが、ほとんどがコミュニケーションからくるもので、そんなときにTalknoteの可能性は無限大だなと実感しました。こういった組織を増やして働く人みんなをハッピーにしたいと思っています。今までは新郎新婦様や列席されるゲストをハッピーにする事でしたが、これからは全国の働く人が笑顔になるように、より多くの経営者様に伝えて行きたいと思います。
最後まで読んでくれた人、さすがにいないよね?
なんか、最後の方真面目に書いちゃったけどキャラじゃないので、完読した方がいないことを切に願います。読んだ人がいれば、長々とお付き合いありがとうございます。そしてお暇なんですか?
いや、語弊があるな・・・そこのアナタ相当変わってますね。
そんなアナタに向いてますよ、トークノート。
こんなふざけた私でも働いています。ご応募おまちしておりまっせ!ヒャッハー!