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大阪から始まる次世代型ビジネス【OSASプロジェクト】スタート

ここ数年で「IoT」という言葉をよく耳にするようになりました。

 「IoT」とはInternet of Thingsの略でこれまでインターネットに繋がっていなかったさまざまな“モノ”をインターネットに接続することで新しい価値を作り出すビジネスです。

 例えば、鍵とインターネットを組み合わせて作られたスマートロックでは遠く離れたドアの鍵をスマホ1つで開けたり閉めたりできます。そのほかにも様々な商品が出始めてきましたが、IoTの世界が実現できれば、離れた場所にあるさまざまなモノを遠隔操作・制御や、モノの状態の遠隔監視、 離れたモノ同士で任意データの送受信することが可能になります。

 世界中でこのIoTビジネスが活性化しており、日本も国を上げてIoTを推進しているため、さまざまな企業や団体などがIoTを用いたビジネスに参画していますが、まだまだ課題もあります。


 株式会社システムデバイステクノロジー(本社所在地:大阪市西区、代表取締役:本田 稔)はこの度、独自のエコシステムを活用し、さまざまな企業が連携してIoTデバイス(ハードウェア)を手軽かつ低コストで開発できる場所を作りたい、そしてその中心を関西に置きたいという想いから、IoTデバイス開発プロジェクト『OSAS』を発足しました。

1.国内におけるIoTビジネスの状況

 日本と中国のIoT市場規模と成長率をFig1とFig2に示します。2019年に注目すると、中国の市場規模は日本の約40倍で成長率も2倍となっていることがわかります。
 この事実だけでも日本におけるIoTビジネスは後進国になっていると考えることができます。
 この状況では世界との差は広がる一方となっており、IoTビジネスに従事している当社としても由々しき問題であるという認識です。

2.6つの問題

 ではなぜ日本でIoTビジネスの成長が遅れているのでしょうか。当社独自の見解を6つの観点で検討しました。
  1.費用対効果  2.サプライヤー不足  3.プレイヤー不足
  4.企業風土   5.初期費用      6.国策の差
 上記のようにビジネス領域における特異性と日本文化、国策など、様々な要因によって、現在の国内IoT市場が世界に比べて遅れていると当社は考えております。この問題に対して当社で何かできることはないか。それがOSASを考えついた一番最初の瞬間です。

3.IoTビジネスの流れ

 OSASの説明の前に、IoTビジネスの流れを説明します。ベンチャー企業がIoTビジネスを実施する際には最初にプロトタイプを開発します。その後、VCや銀行などから大きな資金を調達します。調達後、量産しローンチします。そのために、写真にあるようなフローが存在し、そのそれぞれで必要な業務があります。

 これがOSASのサービスのヒントとなりました。

4.OSASとは

 OSASとは、Osaka Start-up Accelerator Systemの略で、
■ 独自のエコシステムを活用し、さまざまな企業が連携してサービスを提供する。

■ 提供企業は自社の業務の空き時間を活用してデバイス開発をするため、コストを抑えられる。

■ そしてその中心を関西に置く。

という理念の下、国内のベンチャー企業や新規ビジネスを検討している企業がIoTビジネスをリーンスタートアップできるように、と考えたプロジェクトです。

 OSASはハードウェア開発エコシステムを中心としていますが、それ以外にもアプリ開発、営業サポート、ピッチフォロー、調達サポート、ビジネスマッチングなど、OSASネットワークを用いてビジネスを加速する環境を構築します。

5.OSASのサービスラインナップ

 現時点で考えているOSASのサービスラインナップを示しています。ハードウェア以外にもIoTビジネスを進める上で必要な企業に参画してほしいと思っています。

6.OSASの目指している先

 OSASは上記のようなスキームで構築されており、現在参画企業を集める活動をしております。そしてその先には利用企業を探し、ビジネスを加速してまいります。

 このビジネスの先には「3つの未来」を考えています。その未来を達成するために日々邁進しております。

 そんなOSASや運営している当社にご興味がある方は是非とも当社にご連絡いただければと存じます。

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