ストックウェザーIR交流会
IR(インベスター・リレーション)のご担当者様が情報交換をする場を提供します。... powered by Peatix : More than a ticket.
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2018年12月5日。弊社初の試みとして、日ごろから自社株価表示サービスをはじめとした、IRツールをご利用いただいているお客様へ感謝の気持ちを込め、2018年忘年会と題しIR交流会を開催しました。
当日はなんと30名のIR担当者様にご参加いただきました! 上場市場・業種も各々で異業種交流会とも言えるかもしれません。
当日はおしゃれなウォンテッドリーさんのオフィスをお借りしました。
交流会と題していますが、いきなり自由交流をしてくださいでは面白味がないかと思い、まずチームに分かれてもらいディスカッションを行いました。
ディスカッションは事前に募集した4つお題を行いました。
株価下落時の反応、対応は個人投資家と機関投資家でそれぞれ分かれている。
個人投資家: 株価が下落したタイミングで感情的になる傾向にあり、株価下落の要因が企業にない場合でも責任を訴求されるため、その際は真摯に受け止め、誠実に対応することを心掛けている。株価下落時に電話をしてくる株主はエネルギーを持っている株主なので、誠実に最後まで話を聞くと応援されることも多くあるため、逆にファン株主を創るチャンスと捉えている。また大手の企業では、短期的に見ずに中長期的に今後の企業活動に期待してくださいと伝えるようにしている。
機関投資家: 株価下落に対して論理的に分析をされているため、要因が自社にある場合以外は訴求されない。自社に要因がある場合は、その要因を理解してもらい、再発防止策を説明することで、信頼回復を取り戻す。また、将来のストーリーや中長期的な視線で説明会で説明し理解していただく。
メディアとのお付き合いに関してIR部門としては日本経済新聞社と東洋経済新報社(四季報)を中心に定期的に取材を受けたり、決算発表に呼んでいる。
四半期に1対1のミーティングを30~50名程度行っている。コンセンサスを出しているジャーナリストに連絡をとっていたり、影響力を持っているアナリストへ説明会の招待状を送っている。特にセルサイドのアナリストの動きには注視している。
流動性が低い企業や時価総額の低い企業は国内の機関投資家とアポイントが取れない為、海外の機関投資家向けのセミナーやイベント、1対1のカンファレンス、ロードショーに積極的に参加しターゲティングしている。
国内の新規機関投資家の開拓として、みんせつを使っている会社もある。
参加全27社中およそ6から7割ほど。年1回、年2回、年4回実施する企業と様々でその半数ほどが年2回実施している。年4回実施している企業ではWebですぐに見れるようにしている。
活用方法としては、主に4つ。
① アクティビストの動きをウォッチしている
② 投資家の特徴や新規で入ってきた投資家の特徴をつかみ、市場が自社をどのように評価しているか分析することでターゲティングに利用している
③ 1年間のIR活動の年間の結果振り返りや成果報告、通知表として見ている
④ 社長や取締役の限られた時間で投資家とのミーティングを検討していく中で、どの投資家たちとミーティングを行うかの戦略を立案するために活用している
食事とお酒を楽しみながらの自由交流会です。IR歴ごとにネームストラップの色を4種類に分けたことにより、IR歴が近い人と日ごろの業務についての話している様子や、IR歴が短い人が長い人に質問をされている様子が見受けられました。
イベント終了後にアンケートを実施しましたので、その中から一部抜粋します。
当日ディスカッションする内容を事前に共有されたため、有意義な時間となった。全体の時間配分に関してはまだ改善の余地がある印象。
他社のIRへの取組や対応について、担当者の生の声を聴くことができ大いに参考になった。企業規模の違いもあり施策・実施内容に大きな隔たりがあることも実感できた。規模別、グローバル展開のあるなしでのチーム分けがあってもよかったかもしれません。
内容については、概ね満足しております。IR担当者同士の横の繋がりは無かったので、良い機会でした。貴社から最近のIR業界についての考察などあれば、なお良しだったと感じました。
今回は初開催ということもあり、何名の方が参加してくれるのかが予測できませんでした。ですので、参加者企業様の時価総額に開きがあり、せっかく他のIRの方からお話を聞いても自社のIR活動で参考にするには難しいということもあったようです。
次回もIR交流会に参加したいかというアンケートをとったところ、85%以上方が参加したい(残りは条件によっては参加)という回答でした。今後も定期的に(四半期に1回くらいでしょうか)開催をしていこうと考えていますので、今回の反省点を活かして、より良いイベントにしていきます。ぜひ皆さまのご参加をお待ちしております。
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