「IT業界に飛び込んだきっかけは、常に人が必要な業界だと思ったから」
そう語るのは、スターシステムの岩永大樹さん。
最初は安定志向から始まったキャリアでしたが、入社から時間が経つにつれ、次第に仕事に対する意識が大きく変わったと言います。今では、スキルを高めることに強い欲求を抱き、日々成長を実感しているとのこと。
では、どのようにして「興味本位」から「成長を求める姿勢」に変わったのでしょうか。今回は、スターシステムでのキャリア形成と成長の道のりをお聞きしました。
まずは自己紹介をお願いします。
株式会社スターシステム、東京本部システム開発チーム所属の岩永大樹です。2000年生まれで今年25歳になります。アウトドア派で、冬はスノボ、夏はバイクが趣味。家ではネットフリックスやYouTubeを観て過ごしています。
中学時代はテニス部で、休みの日もずっとテニスをしていましたね。運動が好きで「強くなりたい!」というよりは楽しくやりたいタイプ。優勝を目指してというより、楽しみの一環としてテニスをしていました。
高校ではテニスよりもバイトに時間を費やすようになるんですけど、その頃にAIがブームとなっていて。当時のiPhoneやルンバなんかが、世間的に話題になっていました。僕自身はパソコンもさわったことがなくて知識はゼロ。プログラマーになろうなんて思ってなかったんですけど、AI技術の発展でこの業界は常に人が必要になるだろうな、と感じていました。
ITの専門学校ビジネス学科に進学し、ITを学びつつ、必修科目のビジネス系秘書や簿記なんかも勉強しました。社会全体で使える技術を幅広く勉強しましたね。専門学校なので、当時から就職は意識していました。
就職活動で意識していた部分は?
就活ではお金よりも働きやすさを重視していました。「風通しが良いか」「会社の雰囲気が良いのか」というところですね。面接だと感じ取れる雰囲気は面接官次第なのかもしれないので、気になった会社があればホームページから動画をチェックしたりして。
堅苦しい感じが好きじゃないので、ソフトな印象の会社を選んでましたね。
元々軸はあるタイプで、自分の意見を取り入れてくれる会社がいいなと思っていました。気のせいだったら申し訳ないんですけど(笑)、堅苦しいイメージってホームページを見るとなんとなく伝わってくるんですよね。
とはいっても、外部から風通しの良さをみるのは難しい。対面面接であれば、社員間の交流や会話量をみていました。質問できるタイミングがあれば、風通しの良さや社員間の交流について、こちらから質問させてもらったりもしていましたね。社員同士で和気あいあいと面接をしているところは印象がいいかな。「お互いの意見を尊重できているか」というところをポイントにしていました。
現在の会社を選んだ理由を教えてください。
当時はコロナでインターンをやっていない企業が多かった。専門学校は2年制なので、僕自身がインターンやってる時間もなくて、重視したのは面接官の雰囲気です。
面接って会社側が良い部分だけをアピールしてくることが多いんですけど、スターシステムはデメリットも教えてくれたんです。「今は売上が下がっているけどコロナだから」という説明があって。
この説明が一言あるだけで安心できるんですよね。最初に他社との違いを感じたのがここでした。
社長の稲葉と初めて話ができたのが最終面接の時だったんですけど、直感で「この人の会社なら!」と思いました。社長という役職なのに若くてフランクで、すごく明るい。社長の雰囲気が会社全体の雰囲気になるだろうと思ったので。
実際に入社して、この頃とのギャップはないですね。風通しの良さでいうと年を重ねて行くと良くなってる感じです。現状不満がないので意見をいうことも特にないんですけどね(笑)
現在の業務内容は?
東京・関東圏内のお客様をターゲットにした、社内システムの開発や運用ですね。設計やプログラミングなどを行い、テストをして納品するまでが仕事です。PMはクライアントという形で、社内グループは3~4人。エンジニアとして、プロジェクトを2~3個掛け持ちで動かしています。
僕はグループでいうとサブリーダー的な役割で、リーダーの補佐ですね。
今は社内受託開発チームのサブリーダーという役割ですが、入社して2年半は客先常駐で仕事をしていました。なので、まだサブリーダーになって数ヶ月です。プロジェクトの方針を決めるなど、直接話をした方がいい場合は会議に参加することもありますね。
仕事でやりがいを感じる瞬間や失敗エピソードがあれば聞かせてください。
納品直前はすっごく忙しいんですけど、プロジェクトが完結すると少し余裕がでます。その時にやっててよかった~!と。プログラミングをしていると考える時間が長いことがあるんですけど、ひとつの問題が解決して作業が進められる時もやりがいを感じますね。
実は入社1年目で大きな失敗をしていまして。僕の知識不足が原因で、お客様が実際に使っているシステムにバグが出てしまったんです。現況システムに影響が出てしまっているので、何よりも早く元に戻さなければいけない。
まずは謝罪をして、スケジュールを組みなおして、手戻りで着手して…というように今なら復旧フローがすぐに考えられる。でも当時はどう対応すればいいのかわからずに、上司に相談して対応していったんです。
この時の失敗があって僕なりの復旧フローを作りました。同じミスを繰り返さないようにって考えられるようになりました。反省したからこそ、次に活かせているかな、と思いますね。
入社して一番得たと思うものは何ですか?
物事をロジカルに、論理的に考えるという視点でしょうか。
元々もっていた要素かもしれませんが、仕事をするようになってから特に意識するようになりましたね。
技術経験を重ねていけばスキルはついていくけど、こういう論理的な思考は意識付けが必要。自分のスキルアップのために意識している部分のひとつです。
入社した頃からスキルがあったわけではなく、当時はhtmlやCSS、データベースを少し触るようなレベル。がっつり取り組むようになったのは入社してからの技術研修ですね。でも研修だけで習得できるようなものではないので、OJTで受け入れてもらって現場で覚えていくという感じです。できる作業から振ってくれるので、技術的にできなくて困ったという苦労はないですね。
実際に現場に入ると、大切なのは言語の知識よりも現場の知識。あえて苦労した点を挙げるのであれば、経験年数がないところですね。全体像が理解できていないと、自分が何のコードを書いているのかわからないんですよ。理解を得るためにかかる時間は人それぞれでしょうけど、僕は入社して1年くらいで全体像がみえるようになってきました。
今後成し遂げたいことや夢があれば聞かせてください。
今の目標としては、技術面よりも仲間を動かす力、PM的な能力を養っていきたいですね。まずは現場から信頼を得られる仕事をしていけるように。システムの担保品質がとれているのは大前提として納期に間に合わせるとか。「この人に任せれば絶対にうまくいく」という信頼を得られる仕事をしていきたいですね。
もともとリーダー思考があるわけではないんですけど、サブリーダーをやらせてもらえるようになって、全体像が見えるようになってから考え方が変わってきました。プログラムってずっとパソコンをカタカタしている仕事なので、性に合わないんですよ。「人と話しながら自分のしたい仕事をしたい!」と思うと、PM側になってくるんですよね。
3年後の目標でいうと、SEやPMになるとしてもプログラミングの最低限の知識はもっていたいですね。htmlやCSS 、SQLやJava、C系だとC++、C#など…言語やソースがなんとなくわかるっていうレベルにはなっていたいかな、と。
広く浅くというか、やっぱり知識がある方が説得力も増しますからね。プログラムを組むわけじゃなくても、読めるくらいのスキルを積み上げていけたらなと思います。
スターシステムが求める人物像とは?
スキルレベルが必ず必要というよりは、向上心や吸収しようという姿勢がある人と一緒に働けたら嬉しいですね。
スキルはもちろん、できればできるほどいい。けど得手不得手があるもの。仕事に対する姿勢はスキルに繋がるものがありますよね。僕もほぼイチからのスタートだったので、そこまで気にしなくてもいいと思います。
逆に協調性がない人はスターシステムに合わないかな。お客様への礼儀はもちろん、接しやすい人がいいですね。社内の空気が悪くなるとパフォーマンスにも影響してしまう。自分の意見を押し付けるわけではなく、相手の気持ちを汲み取れる人が来てくれると嬉しいですね。
就活生の方にアドバイスをお願いします!
就活で気になるポイントはいくつかありますよね。お金・仕事内容・場所・雰囲気など…まずは自分の軸を持って就活をすること。軸を持った上で優先順位をつけておくと、会社選びに困らないと思います。
スターシステムは本社が名古屋なので、行くと美味しいものを食べられますよ(笑)自宅の距離や通勤時間なども配慮してくれるので、勤務場所の希望も言いやすいですね。役職に関係なくフランクに意見を言える会社です。大きな案件がいくつかあるので、スキルにマッチすれば希望した案件に入るというチャンスを掴めるかもしれません!
本日はありがとうございました!