近藤 慎一郎のプロフィール - Wantedly
株式会社スプレッドオーバー, 代表取締役
https://www.wantedly.com/id/shinichiro_kondou_so
「スプレッドオーバー働く人はどんなひと?」「何をしているの?」。スプレッドオーバーで活躍するメンバーを紹介する連載「社員インタビュー:ナカノヒト(仮)」。その番外編「創業ストーリー」をスプレッドオーバー代表取締役である近藤慎一郎さんにお聞きしました!
▽プロフィール 近藤慎一郎▽
2004年~
東京理科大学を卒業後、株式会社フォーカスシステムズでシステムエンジニアとして官公庁向け
システム、業務系システムを中心にシステム開発を担当
2008年〜
スキルアップジャパン株式会社にて、動画配信プラットフォーム「ULIZA」の立ち上げメンバーとして、
主に技術部分の責任者としてプロダクト開発全般、プリセールスなど担当。
その後、動画広告事業を新規に立ち上げ、動画広告アドネットワーク「Uliza Premium Video Network」、
動画広告SSP「Uliza Ad Exchange」など動画広告、アドテク領域の各プロダクトをローンチし、
広告事業責任者を担当
2017年〜
株式会社スプレッドオーバーを設立
【CONTENTS 】―――§―――――§―――――§―――――§―――――§―――――§―――――§
▷▶▷ 企業までのあゆみ
▷▶▷ 社名に込めた想い
▷▶▷ 「創業6期目」。スプレッドオーバーのこれから
▷▶▷ ここまで読んでくれたあなたへ
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自分の会社を持ちたいと思ったのは、10代のころです。
影響を受けたのは父親です。父は地元(福岡)で内装業インテリア事業をしていて、今は弟が継いでいるのですが、彼の姿をみて、かっこいい。彼を超えたいと思うようになりました。
実際に進路を考えるころになると、「超えたい」とは言っても、じゃあ自分はいったい何が出来て何に興味があるのだろう?と考えだしました。当時はIT、インターネットという新しい分野が好きで興味があったので学びたい、経験を積みたいと思い上京し情報系の大学へ。
卒業後はSEとして開発企業に就職しました。
その頃も起業したいという気持ちはありましたが、自分自身がしっかり修行して自信を持ち、やりたい事業の具体的なイメージが沸いたら企業をしようと思うようになっていました。
同時に、その時の仕事はとても楽しかったのを覚えています。深夜残業当たり前で大変な時期も多々ありましたが、なにより自分がスキルアップしている実感、やりがい、達成感があったから続けられたのだと思います。
28歳の時にシステム関係の前職に転職しました。
入社当時、ちょうど社内ベンチャーとして動画の配信プラットフォームを企業に提供するサービスを立ち上げようというタイミングで、
立ち上げメンバーの先輩社員2、3人が「開発をする人間いないんだよ。入社したばっかりだし、近藤君って暇だよね?」と誘われました(笑)。
新規事業にエンジニアとして参加し大変な時期もありましたが、ありがたいことにその動画配信プラットフォームは多くのテレビ局様や映画配給会社様、出版社のお客様に導入・利用していただきました。
その結果事業を大きくすることができ、実績を残すことに成功しました。
さらに当時は動画広告がこれから伸びていくぞというタイミングだったということもあり、
この事業で得た開発や動画の技術を活かして、動画広告事業自体の責任者を任されるようになりました。
こうして事業部長としてアドネットワーク事業を立ち上げを経験します。
ここまでで、事業の立ち上げ・営業・採用・バックオフィスと、経営以外のことは全部経験させてもらいました。
そうなったら次のステップは「経営」しかない。これまで培った動画の技術、広告の技術を活かしてよりワクワクするようなものをつくっていける会社を作れたら面白いかなと思いました。
まずは自分たちの強みである動画、広告の配信技術を武器にビジネスにしようという思いから、「スプレッドオーバー」を起業するに至ります。
設立前、ミッションやビジョンなどの言語化はしていませんでしたが、「こんな会社にしたい」という漠然としたイメージはありました。
自分たちの強みは、あらゆる人【お客様、従業員、同僚、パートナー様】の悩み、要望をできるだけうけとめて、良くしていくための施策を実行していくところ。
「(動画の事なら)なんでもできますよ」という自分たちにしか作れないようなサービスを提供する会社を作りたいという想いがありました。
前職で同僚だったエンジニア2人に声をかけ、創業メンバーは自分を含めて3人。社名を決めるために居酒屋で3時間、3人で話し合ったのを覚えています。
没案もたくさんでましたね。「キャッチャーグローブ」とか。なんでも受け止めるぞと。でもダサいと思って(笑)。
自分たちがつくった「ワクワクすること」が世界中に上限なく(over)広がって(spread)欲しいというイメージ。それが社名に込めた思いです。
「ある程度は」イメージ通りです。
実は創業時、自分たちの技術は動画広告以外のオウンドメディア、商品ページ、採用ページにも活用できると思っていました。
インタラクティブ動画は採用、ブランディング、広報などに当たり前に使われるようになり、よりリッチにワクワクするような視聴体験を入れることでよりユーザーがわかりやすく、理解を深められるソリューションになると確信していました。
3DVR事業もそのインタラクティブなコンテンツの延長上にあります。
お客様からのご要望や開発の案件でニーズを確かめながら、パッケージ化して安価に提供できるサービスを作ろうとしたら「ミニクル(VR接客クラウドサービス)」ができました。
ミニクルは施設案内のソリューションではありますが、お客様によっては施設案内だけでなくブランディングや付随するニーズもあります。
そういったお客様のニーズをくみ取り、すべてを任せられる会社はそうそうないと思っています。
そういった点において、我々がスプレッドオーバー創業時に持っていた「なんでもできますよ」という企業イメージに近づいている気がしますね。
今後も引き続き「ユーザーがさわって体験できる」という部分にこだわりはもちつつ、ビジュアルやクリエイティブ面を強化していき、新サービスも作っていく予定です。
ユーザーがさわって体験できるコンテンツというのは、触った回数やユーザーの興味、関心、悩みに係わるデータの蓄積になります。
例えばそのデータをビックデータで分析し活用して、ユーザーが求めている情報や行動履歴を可視化できれば、もっともっとお客様に価値を感じてもらえる新しいサービスを提供できると思っています。
チャレンジをするとしたら、自社の動画関係のメディアを立ち上げたいですね。
動画メディアをアップロードできるYouTubeやニコニコ動画のような動画配信プラットフォームです。
今すぐやることはないですが、今までにないような取り組みができたらいいなと思います。
何かユーザー属性や技術により特化したものにするかもしれないし、それこそインタラクティブ動画に特化したものになるかもしれないですね。
VRの話で言うと、メタバース事業も話題になっていますね。最近の動向見ているとメタバース空間上で表現できるものはこれからまだまだ出てくると思います。
「VR映画館で同時視聴」や「動画広告の技術」、「インタラクティブな体験」などスプレッドオーバーにとってのキーワードはたくさんあるので、ニーズに応じてやっていくかもしれませんね。
スプレッドオーバーはスタートアップ企業としてもちろん上場を目指していますが、もともと1プロダクトだけで上場までいく予定はありません。
広告事業や動画制作事業などの既存の受託事業をグロースしながら、そこで得た資金や技術をもとにさらにビジネス展開できるようにしていきたい。
上場すれば先ほど挙げた動画配信プラットフォームやメタバース事業以外にもチャレンジ出来ることも増えるので今からとても楽しみです。
▶▶色々な知見から提案できる。コンサルティングできる人材へと成長できる。
スプレッドオーバーで働いたら、他の会社に比べて覚えることはたくさんあるとは思いますが、その分色々な分野の経験を積めると思います。
たとえば弊社の営業やデジタルマーケティングは、マーケティング・IT・クリエイティブ面、これらすべての知見がある程度なくてはならない。
エンジニアやクリエイターにおいても、プログラミングスキルやセンスだけではなくユーザビリティ、広告効果的に大丈夫か。利用しているお客様にとって経営課題を解決することにつながるかどうかを考えて作らないといけません。
職種の枠を超えて、お客様を意識した総合力が必要になってきます。
特に「自分でサービスをうみだしたい」「ものづくりが好きだ」「新しい技術を学びたい」「将来スペシャリストになりたい」という気持ちがある方大歓迎。
活躍できる土壌はあるので、是非門をたたいてほしいですね。
実際、弊社は企業規模が小さいので驚くほど自分の意見が通ると思います。
例えばエンジニアであれば、通常大きな会社だと「そもそもこの仕様おかしくない?」と思っても、誰に言えばいいかわからないほどグループが分かれていて色々なところを調整しなきゃいけない。
それが大変だからせっかく意見を持っていても「もういいや」となるところがある。
その点スプレッドオーバーでは自由に発言できて、経験もできる。
お客様もITに詳しい人ばかりわけではないので、こういう風に作ったら安全、便利といったエンジニアとしての意見を実は求めていたりするんです。
そういったことをどんどん提案できる人を求めています!
▶▶マネジメントに力を貸してほしい。
現状弊社では各部署のメンバーがそれぞれ総合力を活かしてプロジェクトを統率しています。一人ひとりが経営者のように働いてくれていますが、今後事業を展開するにあたって彼らをまとめ、よりプロジェクトが円滑にまわるようマネジメントが出来る存在が必要だと感じています。
そうすることにより、今よりもっと各部署のパフォーマンスをあげていきたい。
同時に企業規模を拡大していきたいので、エンジニア、クリエイター、デジタルマーケティング、そしてマーケティングセールスのメンバーとして力を貸してくれる人も待っています。