今やっていること
僕が管轄しているデザインチームは、グループのレストランやゴルフ場の動画を作っています。ここ数か月、その動画づくりにAIを活用しています。
ゴルフ場の動画は、だいたいこんな流れです。
- ゴルフ場の方々に動画を撮ってもらう
- 撮ってもらった動画からストーリーを考える
- ストーリーに合うシーンを動画から切り取る
- 切り取った動画をいい感じに並べる
- 並べた動画に、素敵なエフェクトと文章をまぜて仕上げる
これまでは、1から5まで全部を僕たちの手でやっていました。今は、1から3までを僕が、4と5はAIが担当しています。始めた頃は、Adobe for creativity を入れたら何の問題もなくなるのではないかしら、と思っていました。
うまくいったこと
例えばスタッフ3人がゴルフで競う動画では、AIが次のところまで仕上げてくれました。(上の4、5の箇所ですね。)
- 何打目か、どのクラブで打っているかの表示
- 打球の軌跡
- スタッフのつぶやきのテロップ
- 名前を呼んでいる声がないかの確認(音声を全部文字にしてチェック)
僕がやるのは、試作を見て「軌跡がギザギザ」「この読み方が違う」と具体的に指摘することだけ。直したことはルールとして書き残してもらうので、2本目、3本目と作るたびに手直しが減っていきました。ゴルフ場のイベントを紹介する動画も、同じようにうまくいきました。音の当て方などは感動するくらいうまく、指示以上の仕上げにしてくれたりしました。
うまくいかなかったこと
でも、そんなに物事はうまく進みません。次にトライしたのは、どちらかというと感性に訴えかける綺麗な動画でした。ドローンで撮った美しい景色を渡り歩くように、ゴルフ場を紹介する動画です。
結論、これは大外れでした。。。
100本を超える桜が並ぶ入口のアプローチと、その先のしだれ桜。ドローンがその上空を車を追いかけるように撮影していました。撮った映像は美しいのに、AIに編集してもらった動画は、なんかいまいちなのです。何度作り直してもらっても、僕の口から出るのは「カクカクしている」「美しくない」ばかりでした。
あとで振り返ると、理由はいろいろありました。
- ゆっくり滑るような動きが魅力のドローン映像を、早送りしていた
- 横長の景色を、スマホ用に縦に切り抜いていた
- ドローンとスマホの色味をそろえていなかった
でも一番の原因は、どのくらいのスピードで、どうつなげば美しいのか、僕自身が言葉にできていなかったことです。うまくいった動画は「良い」を言葉にできていて、外れた動画はできていなかった。違いはそこでした。
でも
そんなもんです。
僕たちがやっているのは、AIエージェントを育てることなので、成功も失敗もあるのは当たりまえです。
AIそのものは、会話を重ねても賢くなりません。育つのは次の3つです。
- ルール:指摘して直したことを書き残したもの
- 道具:AIが使えるプラグインや小さな仕組み
- 仕事の回し方:指示する、試作を見る、指摘する、ルールに書く、の繰り返し
うまくいった動画も外れた動画も、その育て方を教えてくれる材料でした。だからこれからも、Adobe for creativity に加えてプラグインを足し、ルールをスキルとしてまとめ、指示の精度を上げながら、エージェントを育てていくつもりです。いずれは2や3もAIに任せたいと思っています。
一緒に育ててくれる方を探しています
ちょっといろいろと端折って上の文章を書いていますが、色々なことを試しながら、AIエージェントを育てています。ただ、僕は動画制作のプロではありません。ここに書いたことは、見る人から見たら「まだそんな感じなの?」なレベルだと思います。特に「美しさ」を言葉にするところは、全然改善の余地があると思っています。
救世主が現れて、こんな僕たちにさらなる力を与えてくれたら、本当にうれしいです。少しでも興味を持っていただけたら、ぜひご応募ください。