今回、柔らかな笑顔で迎えてくれたのは、
中途入社4年目
元エステティシャンで、
今はグランマニエでドレスコーディネーターとして
活躍しているソヨカさん
これまで数多くの新郎新婦の夢を形にし
入社して僅か2年足らずで、海外への衣装買い付けに抜擢
ご自身も、先日ご結婚されたばかり
そんな公私ともにキラキラしているソヨカさんですが
ここまでの道のりは真っすぐでは無かったようです
今回は、ソヨカさんのこれまでと、転職後の職場での日々、
そしてこれからの目標についてじっくり聞いてきました
コロナで叶わなかった憧れ
中学生の頃からドレスコーディネーターに憧れて
ブライダルの専門学校に入学しました
しかし、いざ就活をする時、
ちょうどコロナでブライダルの求人が一つもなかったんです
専門学校の美容エステの授業が楽しかったので
大手のエステ企業に新卒で入社しました
入社直後から、とにかく規則が細かいんです
制服や髪型はもちろん、下着の色まで決まっていて、
研修はまるで部活の合宿みたいでした
ダイエット系の施術は特にハードで、全身を使うので、自分まで痩せちゃうくらい(笑)でも、それが日常でした
体力も必要だし、トーク力も問われます
毎日が瞬発力勝負でしたね
花嫁との会話が蘇らせた夢
そんな中で、忘れられない瞬間があって
結婚を控えた花嫁のお客さんの施術で
もともと、ブライダルを目指していた事を話すと、
そのお客さんがドレスの写真見せてくれたり、
色々話してくれたんです
ドレスや式場の話をしている時間がすごく楽しくて
自分が中学生の頃に思い描いていた『ブライダルの仕事』を、ふと思い出したんです
その時に転職するか迷って友人に相談したら
「学生の時から、凄いドレスが好きっていうのが伝わってたから、絶対に転職したほうがいい。後悔するよ」と言ってもらって
それに、専門学校時代の先生も背中を押してくれたんです
その先生から、『ここならきっと合うと思うよ』って
グランマニエを紹介してもらって転職を決意しました
ついに憧れの世界に
転職して勤務初日が、SOWAで一番大きいドレスショーのリハーサル日で、もう戦場みたいでした
私は何もできないから、いかに邪魔にならないかの戦いでした(笑)
そのまま客席でショーを見せてもらったんですけど純粋に感動でした
キラキラしていて、本当に異世界みたいでした
日常業務に戻って、一番最初に目標にしたのは
「海外で行うドレスの買い付け」でした
選ばれるためには
早く一人前にならないといけなくて
ステップを一つ一つ乗り越えて
1年9ヵ月でイタリアとニューヨークに買い付けに行きました
買い付け期間は本当に大変で嵐のように1週間が終わりました
ドレスの展示会に入ったり、
ニューヨークのセントラルパークで1日中広告撮影があったり
デザイナーのアトリエにも行きました。
お仕事としては
まず、買い付けに行く前にミーティングが行われて
それぞれに店舗に必要なドレスだったり、
今の旬のドレス、花嫁様から人気なドレスを話し合って
購入するドレスの優先順位をつけるんです
あと、展示会に出店している100以上のブランドを全部調べてました
そのブランドが日本に一着でも卸していたら独占契約が出来ないので
まだ、日本にドレスを卸してないブランドだけをリストアップして
その中から目星をつけて当日展示会で話を聞きに行くんです
デザイナーのアトリエに行くと既存のいつもやり取りしてるデザイナーは、新作のドレスを最初に見せてくれます
それを見ながら
「このドレスは、この店舗に必要だよね。」
「絶対次これ出るよね」
とかって話ながら実際に購入するドレスを決めるんです。
そしたら今度はそのドレスを日本人の体形に合わせて
「ウェストを何ミリ上げよう」
って感じで採寸や調整が始まります
私はひたすら資料に、どのドレスのどこを何ミリ直すかをひたすらメモをしていました
そうしないと、実際にお店に届いた時に要望と全然違って全部やり直しで大変な事になってしまうんです
デザイナーさんは日本人の意見を尊重して、
何センチっていう単位でわざわざ自分のデザインを変えてくれるんです
それって全員のデザイナーができることじゃなくて、信頼関係があるからこそで、
日本人の花嫁のためにドレスを作ってくれるっていう想いがすごい伝わってきました
自分たちが扱ってたものが当たり前じゃないっていうところも理解できますし、
帰ってきてからの接客が変わりました
お客様に伝えるドレスのお話にもやっぱり気持ちの込もるので
すごい花嫁様にも伝わるんです
グランマニエの魅力とやりがい
ドレスが美しい事に限ります
具体的に言うと
やっぱり生地が美しさ
シルクなのでガサガサしないで
なめらかで本当に美しいです
あと、重さが国産のドレスの3分の1ぐらいで、とても軽いんです
学生時代に他のドレスショップでインターンをしていたので
初めてグランマニエのドレスを手に取った時に
グランマニエで働いてる素晴らしさだったり、
“本物のドレス”を花嫁に届けて喜んで貰えてるっていうのが
すごく嬉しかったのを覚えています
グランマニエのドレスは完璧だと思います
やりがいは
やっぱり花嫁様が喜んでくれること
ドレスにかける想いが強い花嫁様が沢山いて、
泣いちゃうぐらい悩んだりとか、
どうしたらいいか分からない葛藤に襲われたりとか
本当にいろんな花嫁様がいて・・・
言ってしまうと大変なんですけど、
ある結婚式を終えた花嫁様から
「グランマニエじゃなくて、私はソヨカさんと結婚式を作ったと思ってます」
って言われたことがあって
その人の大切な日、1日に対しての責任感も思うんですけど、
その分くれる言葉も一生懸命やってよかったなって思える言葉をくれる方が多くて
それがやりがいになってます
新しい挑戦の一歩
4月に中途で入社された方がいるんですけど
初めてその方のシスター(教育係)になりました
私より年上の人生の先輩で、
私も学ぶ事が多いんですけど
業務的な事は私が伝えて
お互い高め合いながら
デビューするまで支えたいと思っています
一緒に頑張っていきたいです
コロナで一度は叶わなかった夢を諦めず
今ではドレスコーディネーターとして活躍されているソヨカさん
インタビューの中でも、グランマニエへの想いが伝わってきました
ドレスコーディネーターに少しでも憧れを持ったことがある方、
一度お話をしてみませんか?