コーヒー屋をつくりたかったわけではありません
「コーヒー屋さんになろう。」
そこから、SÖT COFFEEが始まったわけではありませんでした。
最初にあったのは、
人がもっと多面的に、自分らしくいられる「場」をつくりたい。
という思いでした。
仕事をしている自分。
家族と過ごす自分。
何かに夢中になっている自分。
これから新しいことを始めようとしている自分。
人には、いろいろな顔があります。
そのどれか一つではなく、いろいろな自分でいられる場所。
職場でも、家でもない。
いわゆる「サードプレイス」に近いのかもしれません。
忙しい毎日の中で少し立ち止まり、
大切な日常を振り返ることができる場所。
これからやってみたいことを考えたり、
誰かとの出会いから、新しい思いが生まれたり。
そんな時間が育っていく「場」をつくりたいと思いました。
そんな場所を思い描いたとき、
そこに寄り添うコーヒーは欠かせない存在でした。
誰かと話したり、
一人で考えたり、
新しいアイデアを思いついたりする。
私たちにとってコーヒーは、単なる飲み物ではありません。
気持ちを切り替えたり、
集中したり、
自分自身に戻ったり。
ときには、新しい一歩を踏み出す背中を押してくれるような。
そんな小さな「パワーアイテム」のような存在でした。
そして私たちは、カフェという「場」をつくりました。
リラックスできる場所。
少し元気になって帰れる場所。
新しい人や考え方と出会える場所。
そして、誰かの「やってみたい」を育てられるような、ワークショップやさまざまな活動が生まれる場所。
けれど、カフェを続けていくうちに、私たちの中に新しい思いが生まれてきました。
もっとコーヒーにこだわりたい。
もっとコーヒーで表現していきたい。
もっと美味しいコーヒーを届けたいと。
そこから、SÖT はスペシャルティコーヒーの世界へ深く入っていきます。
「SÖT」に込めたもの
SÖT(ソット)は、スウェーデン語で「甘い」を意味します。
私たちが目指しているのは、
ただ「苦い」で終わるコーヒーではありません。
コーヒーという果実が本来持っている甘さ。
口に含んだ瞬間から余韻まで変化していく、立体的な味わい。
風味のクリーンさ。
明るさ。
そして、飲み終わったあとに残る心地よさや安らぎ。
そんな一杯を届けたい。
世界各地の生産者によって育てられた高品質なコーヒーを選び、それぞれの個性に向き合いながら、少量ずつ丁寧に焙煎する。
そうして、スペシャルティコーヒーロースターとしての SÖT COFFEE ROASTER が生まれました。
一店舗から、少しずつ世界へ
最初は、小さな一つの場所から始まりました。
そこから少しずつ仲間が増え、店舗が増えていきました。
そして今では、日本だけでなく海外のお客様にもSÖTのコーヒーを届けるようになりました。
世界の生産者から受け取ったコーヒーを、私たちなりの焙煎と表現で一杯にし、また世界の誰かへ届けていく。
始めた頃には想像していなかった風景が、いま、少しずつ広がっていっています。
けれど、私たちがやりたいことの本質は、最初からあまり変わっていません。
それは、
人が自分らしくいられる時間、自分を大切にできる時間をつくること。
コーヒーは、その為にとても大切な存在です。
私たちがつくりたいのは、コーヒーショップだけではありません。
SÖTがこれからつくっていきたいのは、単に店舗数の多いコーヒーチェーンではありません。
一杯のコーヒーから、出会う。
新しい文化に触れる。
誰かの挑戦が始まる。
自分の強みや好きなことに気づく。
そして、それぞれが持っている可能性を、少しずつ広げていく。
そんな場所やきっかけを、もっと増やしていきたいと考えています。
だからSÖTでは、一人ひとりが同じである必要はありません。
コーヒーが好きな人。
人と接することが好きな人。
ものをつくることが好きな人。
デザインや音楽、アートが好きな人。
海外や異なる文化に興味がある人。
新しいことを考え、形にしてみたい人。
それぞれの「好き」や「得意」が重なったとき、SÖTという場所はもっと面白くなると思っています。
私たち自身も、まだ完成していません。
だからこそ、
「完成した会社で働く」のではなく、
これからのSÖTを一緒につくっていく!
そんな気持ちを持った人と出会いたいと思っています。
一杯のコーヒーから、
人の時間を少し豊かにする。
誰かの創造性や挑戦を後押しする。
そして、自分自身の可能性も広げていく。
SÖT COFFEE は、そんな場所を一緒につくる仲間を探しています。