ソーエキサイトの社員インタビュー、7人目にご紹介するのは・・・
運営グループから『長谷川 安曇(ハセガワ アズミ)』店長です。
明るく仕事に対して前向きな姿勢は、「模範社員」と言われるほど!
就職活動の合間だけ・・・と思って始めたマンガ喫茶のアルバイトでしたが、今では出店準備チームとして活躍する多忙な日々を過ごしています。今回はそんな長谷川さんの思いを聞いてみました! ※トップ写真は、過去に店長を経験した『ゲラゲラ浅草店』にて撮影しました)
やりたいことを求めて仕事を探した日々
ー今の長谷川さんの仕事は、簡単に言うと何ですか?
出店準備チームです。名前の通り新店を出す準備をしていて、2月オープン予定店舗の店長になります。ちょうど先日、その新店の図面がアップされたので、楽しみですね。
ーそもそも長谷川さんは、他社を経てソーエキサイトに入社していると思いますが、以前は何をしていたんですか?
高校を卒業してすぐに働きました。高校は昼間働きたかったので、夜間の工業高校のインテリア科に行きました。在学中昼間にバイトしていた建築事務所で卒業後も働いて、そのままずっと働いていこうかなとも思ったんですけど、あまり将来性が感じられなくて。
それで服が好きだったので、最初はアパレルで販売員をやったんですけど、接客ってちょっとテクニック的な意味でうまい事言ったりするじゃないですか。ノルマもあるし。お客さんと話すのはすごく楽しかったんですけどね。ただ僕はもともとコミュニケーションが得意じゃなくて人見知りな方なんです、、
ー全然そう見えないですが(笑)。
仕事ならできるなと思って、楽しかったんですけど、先ほども言った通り、お客様第一ではない接客をしなければならない部分があって。そういうもどかしい部分があって合わないと思ったんです。それで辞めて、今度はおもちゃ屋さんに行きました。おもちゃや雑貨を扱う大きいお店で、発注とか色々やらせてもらって5年くらい在籍しました。新人の教育をやったり展示会に行ったり、結構楽しくて、ここで社員になっていくんだろうなって思っていました。でも大きい会社じゃなくて家族経営みたいな感じで、昇格するにも上がつっかえていたんですよね。そこで社員になっても、将来結婚して家庭を持つにはちょっと躊躇する待遇だったこともあり、将来性の部分で不安がありました。
なのでそこも辞めて、今度はメガネ屋さんにしたんです。やっぱりファッションが好きだったんですけど、アパレルはちょっと、、、と思った時に、メガネは自分もかけていたし、ずっと好きだったので、メガネ屋さんにしようと。そこは接客だけでなく、メガネのレンズを削ったり製造したり、視力検査もしたりで、一連の流れが経験できたので、「あ、楽しいな」って思いました。あるチェーン店の系列姉妹店みたいな感じだったんですけど、個性的なオリジナルブランドを展開しているお店で、値段も少し高くてデパートに入っているようなお店でした。そのブランドが好きだったんですが、働いて2年くらい経ったある日、「姉妹店がなくなって、全部チェーン店のお店に統一されますよ」って言われたんです。もうその店舗がなくなるなら、自分の求めているものとちょっと違うな、と思って退職を決めました。
とりあえずで始めたマンガ喫茶のバイトが本職に!
ーその後、ゲラゲラに至るのはどういった流れですか?
その頃、たぶん24、5歳の頃だと思うんですが、今の奥さんと付き合っていて一緒に住んでいて。そろそろ結婚を考えないといけないし、ちゃんと就職しないと、と思って。平日の昼間に就職活動をするために、夕方から夜の時間にアルバイトをして生活費を稼ぎたいなと思って、自宅から近いところで探しました。住んでいたところが鶴見だったんですが、1番近いところではコンビニかカラオケかマンガ喫茶しかなくて。じゃマンガが好きだからマンガ喫茶かな?みたいな軽い感じです(笑)。「就活したいんで週3日の遅番でお願いします」って入ったら、入って2~3日して早番の女性が辞めてしまいまして。次に深夜番もいなくなって。なので入って1週間くらいで早番週5日勤務になったんですよ(笑)。その時の上司が鶴見店と大森店と田町店の3店舗を持ってたんですが、入社してしばらく経ってから、「今度新店がオープンして新橋店も持つことになって、店舗に来れなくなるから、鶴見店を見てくれないかな?」って言われて。とまどいもありましたが、いい機会だし挑戦してみよう、ということで受けました。上司が裁量権を与えてくれたので、やりがいもあるし、楽しかったですね。スタッフさんに教えていて「人に教えることも嫌いじゃないんだな」っていうことも思うようになりました。
そしたら上司から「担当を2店舗に増やしてみない?」って言われたんです。「大森店と鶴見店を見て欲しい。君の思うようにやっていいよ、責任は取るから」と。大森店はヘルプで行っていたので、スタッフとは知らない仲ではなかったんですね。そして新橋店オープンと同時にアルバイト店長になりました。鶴見店と大森店を持たせていただいて「あ、もうこれ就職活動どころじゃないな」って思いましたね(笑)。「このままここで店長やっていくんだな」って思いだした時に、ちょうど結婚したんですよ。結婚して上司から社員になる話があって面接を受けました。当時エリアマネジャーが3人いたんですけど、その中の1人は今の開発グループの佐々木さんで、佐々木さんと面接をしたんです。その時は厳しい結果でしたね(笑)。
ーどういう感じだったんですか?
「まだまだ考え方が甘い」と、かなり厳しい意見をいただいて。正直「自分はダメなのかな」って思いました。ただ仕事自体は楽しかったので、もう1年頑張ろうと決めました。もう1年頑張って成果を出して、また社員になる面接を受けようと。でも上司が「ズルズルいくのは良くないから、1年で結果が出なかったら、キャリアを考え直すのもいいかもしれない」って言ってくれました。それで「分かりました。もう1年やってみます」と。でも1年後の年は、東日本大震災があったりして、社員登用の話はなくて。2年目の時に面接をして、今で言う契約社員に上げていただいたんですね。そこまで頑張れたのは、あの時厳しいことを言われたからかなと。今でも忘れられないですね。契約社員になった頃には、西葛西店、浅草店、上野店の3店舗を持ちました。その後浅草店を持っている時に、正社員になりました。
ー自分から希望したんですか?
もちろんなりたいって気持ちはありましたけど、段取りをしてもらってですね。僕の世代くらいから、契約社員になって1年後に正社員の面接を受けるっていう流れができていましたね。
新ブランドHailey5Cafe池袋店の店長に抜擢
ーその後、ゲラゲラ池袋店をリニューアルしてHailey5Cafeを作ることになり、その店長を決める時は長谷川さんから立候補したんですか?
上司との面談で「新しい店をやりたい」ってずっと言ってたんですよ。同じくらいの社歴の人とよく比べられるんですが、他の人の方が、新店とかリニューアル店を任されるのが早かったんです。僕も何もなかったわけじゃないんですよ。アルバイト店長で1、2年経って戸塚店や鶴見店を持ってた時なんですけど、その時に新事業をやるみたいな話が出たんです。ビジネスホテルを一棟買って、ビルの下の方はマンガ喫茶にするというような案が出て。その時に当時の部長に声をかけていただいて「やります」って返事をしたんです。これは最終的に事業として実現しませんでしたが。昔から新店の話があると自分から積極的に手を挙げるようにしていますね。その結果、池袋店や、今度の新しい店も任せてもらえるようになりました。
ーHailey5Cafe1号店はプレッシャーもすごかったんじゃないですか?
すごかったですね。最初は本当に売り上げが上がらなかった。オープン準備をしている時は、なかなか帰れなくてオープン前の方が大変だと思ってたんですけど、オープンしてからの方がきつかったです(笑)。
ーHailey5Cafe池袋店のスタッフは最初、何人いたんですか?
オープン時が1番多くて、30~40人とかでしたね。大学4年生が多かったので、8月にオープンして3月に就職のため退職、という子が多かったので、その後が結構きつかったですね。
ーマニュアル作りとかもやったんですか?
そうですね。1号店っていうよりも0号店っていう感じでした。カラオケや大きいキッチンがあるところで働いたこともなかったので、色々と考えなければいけない部分は多かったです。ただマニュアルはゲラゲラのものを流用できる部分もありましたし、様々な方に話を聞いたりもして作っていましたね。実はマニュアルがどうしてもオープンに間に合わなくて、最初は口頭で新人さんを集めて研修しました。もう来月オープンするっていうギリギリまで浅草店を持ってたから、準備期間があまりなくて。だからオープンしてから少しずつ形にしていきました。
ー今度の新店はお店作りにも関わってるんですか?
やっぱりそんなに知識があるわけではないし、法律上できないこともあるんですが、以前よりは関わらせてもらってますね。昔と違って収益を優先して作ってるな、という感覚はなくなりました。昔はフロントやスタッフルームよりも席を最優先に考えて作っていて、最後に余った場所でフロントや本棚を作っていました。でも今は「スタッフがここでこういう作業するからこれが必要じゃない?」ってすごく考えて作ってくれているなと思います。だから当時、Hailey5Cafe池袋店に入った時に「ああ、すごいな」って感じましたね。「ここで何か作業をやりたいな」って思う場所にはちゃんとコンセントがあるとか、お客様だけじゃなく働くスタッフのことも考えて作ってくれてるんだ、っていうのはすごく感じました。今までと全然違うお店だなって思いましたね。
いずれは店舗作りや新規事業に携わりたい
ー長谷川さんは仕事で心掛けてることは何かありますか?
難しいですね。初めの鶴見店は1人番のお店だったんですけど、その後の大森店も戸塚店も西葛西店も、ずっと1人番の店舗だったんですよ。それからの上野店、浅草店、池袋店は複数番の店舗で、スタッフも多い時は30人くらいいました。1人番店舗の時はほぼ全員と会うから、コミュニケーションが取りやすくてあまり苦労しなかったです。2店舗持ってもそんなに遠くない店舗だったので大丈夫でした。
ただ3店舗になった時に、店舗同士がちょっと離れていたこともあって、全員に毎日会うのは難しい状況で、どうコミュニケーションを取っていくべきか考えました。ただ、やっぱり顔と顔を合わせて話すのが1番なのかなって思いましたね。今でも毎日ではないですけど、店番のシフトに入ってスタッフとコミュニケーションを取ることが大事だと思ってます。お客様の情報を聞き取るのもそうだし、スタッフがうまく働けるようにするためにも大事かなと。スタッフの問題に気を取られると、施策や他のことを考えたくてもできないんですよ。だからスタッフ同士がうまくいってるかにはすごく気を配るようにしています。例えば先輩や後輩とそれぞれ話して、「先輩が褒めてたよ」とか僕が間に入って伝えてあげるのをとても大事にしていましたね。3店舗もあると、トラブルがあるとその対応で1日が終わってしまう。なので、そういうことが起きない様に心掛けていました。
ー「長谷川さんてどんな人ですか」って聞いたら、「楽しそうに仕事をやる姿勢が素晴らしい」というコメントがありましたが。
自分の評価の判断基準が、やりたい仕事をやらせてもらえてるかどうか、っていうことなんです。給料が上がるとかはそんなに評価ポイントと感じてなくて。だから池袋のHailey5Cafe1号店をやらせてもらえたことは、やりたいことをやらせてもらえたので、僕としては大きかったですね。この会社にいる理由はそれが大きいですね。この会社でやりたくない仕事はないと思います。商品チームも設備チームも楽しそうだと思いますし、もともと新ブランドや新規事業とか、新店をやりたかったんですよ。
ーそれが1番やりたいこと?
そうですね。どっちかって言うと僕は0から何かを発想して形を作るのはあまり得意じゃなくて。何かと何かを組み合わせていいものを作ることや、与えられた任務をできる限り最高の状態で遂行するっていうのは得意だと思ってるんです。新選組の近藤勇ではなく土方歳三になりたいというか。カリスマ的な上司がいて、それを理想に近づけるのが自分の役目かなあ。そういう仕事をやりたい。で、それが新しい会社やビジネスだったら最高だなって。
ーそれは意外ですね!
そうですか? 自分でも新しいビジネスの種ないかなぁって探してはいるんですけどね。まだ見つからないですが・・・。実は、新店の話が出る前に、開発グループに行きたいって話をしたんですよ。マネージャーは経験してないし、運営グループで全部を学んだわけではないですけど、運営の仕事を約10年経験して、次に行くなら開発グループでお店を作りたいんですよね。CADが使えるわけではないし、専門的な知識があるわけでもないですけど、開発グループとして0から学んで、設計監理とか、店舗のディレクションのようなことに携わりたいって話をしました。今年の4月くらいから、Hailey5Cafe池袋店を離れて開発グループにいこうかって話になったんですけど、そのタイミングで次の新店の話が出て来ました。すぐには難しいかもしれないけど、将来的には開発の方に行きたいと思っています。
ーなるほど。では、ソーエキサイトのいいところはどこだと思いますか?
人間関係だと思いますね。人を蹴落としてっていうタイプじゃないですし、一緒に旅行行ったりする仲なんですよ。人間関係があるから辞めないんだろうなって思います。あとは、先ほども言いましたがやりたいことやらせてもらえてるっていうのもありますね。僕はそのタイプです。
ーどんな人が入社してくれたら嬉しいですか?
素直な人がいいですね。部下にいるんですけど、探究心があって自分の考えがあって、自分の意見をちゃんと述べられる。さらに人を敬うことができて、年齢関係なく誰に対してもどこか尊敬できるところを見つけられる。そういう志を持った人は良いですで、教えてあげたくなりますね。
あと、仕事に本気で取り組める方がいいですね。手を抜いている人って分かるじゃないですか、本気でやったらもっと成果を上げられるのに、みたいな。そういう人はもったいないなって思います。がむしゃらに、やれることを全力でやって、1日の仕事が終わって「ああ、今日も頑張ったな」って思える方がいいですね。
ー次のインタビューは誰にしましょう?
エリアマネージャーの茂呂さんですかね。僕、茂呂さんと同い年なんですけど、茂呂さんの部下にはなったことがなくて、あまり話したことないんです。プライベートの話なんかほとんどしないですしね。でも店長たちに聞くと、エリアマネージャーの中で1番細部にこだわっていて、1番面倒見がいいって言うんですよね。茂呂さんもアルバイトで入って、アルバイト店長、そして正社員になってエリアマネージャーになった。唯一アルバイトからマネージャーへのキャリアアップを達成している方なので、色々な話が聞けるかと思います。
ー新店も楽しみにしています!お忙しい中ありがとうございました。