谷 ありあは2017年、新卒で株式会社シノプス(当時は株式会社リンク、2019年に株式会社シノプスに社名変更)に入社。2022年9月現在は営業部ソリューション3課の課長を務めています。シノプスに入社を決めた理由や、課長としての仕事のやりがいなどを聞きました。
何かをとやり遂げる経験を。4年間1カ所のアルバイト先で業務に専念
──まずは大学時代のお話から伺いたいです。谷さんは大学では何学部だったのですか?
大学進学のときに「こういう仕事がしたい!」という明確な夢がなかったんです。小学生の頃は漫画が大好きだったので、「漫画家になりたい!」と公言していたのですが、大人になるにつれて、実際は難しいよなぁ……と。外国語に興味があったので、外大も良いなぁ~と思っていましたが、つぶしが効くかな?と社会学部に入学しました。
──社会学部では何を学ばれていたのですか?
ゼミはオタクゼミです!卒業論文はコスプレイヤーについて書きました。研究費でコミックマーケットへ行き、コスプレイヤーの皆さんにインタビューしていました!
──なんだが楽しそうですね!漫画が好きとのことでしたが、アニメもお好きなのですね。
アニメ・コスプレ大好きです。大学2回生のときにアニメに出会ってから、どっぷりはまりました。勉強やアルバイトに疲れたら、アニメを見て癒されていました。
──アルバイトは何をされていたのですか?
アパレルチェーンで品出しやレジ・接客などを行っていました。アルバイト先は百貨店の中にある店舗で、店員はアルバイトだけでも100人はいる大型店でした。初めて社会に出たのがこのアルバイト先で、「働くとはなんぞや」という社会のいろはを教えてもらいました。高校を卒業した3月から大学卒業までの丸4年間勤務しました。
──4年間も働かれたということは、結構居心地が良かったのですか?
その逆です!大型店だったので常に忙しかったですし、他人から叱られるということを初めて経験しました。ハンガーの向きだったり、接遇マナーだったり、細かくいろいろとご指導いただきました。厳しく注意を受けることもあって、まだ学生だったので心が折れそうになることもありました。
そこでアルバイト先の先輩に「あんなに怒られてもどうして辞めずに頑張れるんですか?」って聞いてみたところ、先輩は「社会で生き残るために必要なんは、折れても立ち直るスキルやで!」って。その言葉を聞いたときに「あぁ、折れても良いんだ」と、心が軽くなったのを覚えています。そこからは、「1日寝たら忘れる」「2秒で気持ちを切り替える」ということを心がけました。
「ここなら私らしく働くことができる!」シノプスに入社
──就職活動は何を軸にされていましたか?
アルバイトではBtoCを経験したので、BtoBのビジネスモデルに興味がありました。アパレルのほかに塾講師のアルバイトもしていたので「人に教える仕事」や「一緒に伴走する仕事」にも興味があり、シノプスの導入支援業務は志望度が高かったです。
3回生の10月頃からベンチャー企業などが新卒採用活動を始めるので、私もその時期から就職活動を始め、いろいろな就活サイトに登録しました。私のプロフィールを見て、1番最初にオファーをくれたのがシノプスでした。
──それでは結構すんなりとシノプスへの入社を決めた感じですか?
シノプスからは12月に内々定をいただきました。しかしもっといろいろな業界、企業を見てみたいと思い、翌年の6月まで就職活動は続けていました。
──さまざまな会社を見た上で、シノプスに決めた理由は何だったのですか?
事業内容や職種の魅力などさまざまですが、中でも「人」と「雰囲気」ですね。私って結構「変わっているね」といわれることが多いんです。そのため、「入社してなじめるか?」という不安がありました。
コロナ禍以前、シノプスでは月に1回全社員が本社に集まって食事をする懇親会を開催していました。内定者として参加したときにアニメのキャラクターが大きく描かれているバッグを持って行きました。そのバッグをきっかけに話しかけてくださる社員の方が複数いたんです。「何のアニメ?よく知らないけど」って、掘り下げてくださる方もいて。それで、「ここなら自分らしく働くことができる」と感じ、入社を決めました。
──実際に入社されて、「人」や「雰囲気」にギャップは感じませんでしたか?
アルバイト先が本当に厳しかったので、それと比べると皆さんとても優しくて拍子抜けするくらいでした。皆さん仕事に真剣に取り組まれているので、時には口調が強くなるときもありますが、それは仕事をより良くするためであって、理不尽に怒られたことはないですね。
私が理解していなければプロジェクトは進まない
──社会人1年目はどんな仕事をされていましたか?
希望通り、導入支援として配属されました。就職活動中の採用サイトで導入支援のメンバーとして紹介されていた先輩に入社前から憧れていたんです。その先輩と一緒にお仕事できることになり、すごく嬉しかったのを覚えています。
しかし、同期メンバーは入社早々から先輩と一緒にお客様のところへ回っていたのですが、私はずっと提案資料の製本作業、紙を折る作業ばかりで……。期待されていないのかと焦っていた記憶が強く残っています。それからしばらくは、データ分析をメインで行っていました。
──大学は社会学部ということでしたので、データ分析は初めて取り組む作業だったのではないですか?
そうです、初めてでした。先輩方にご指導いただきながらゼロからのスタートでした。実際にsinopsを導入しているユーザー企業のデータでKPIの分析をして、データの見方や数字の捉え方を覚えました。
──初めてお客様のところへ伺った日のことを覚えていますか?
もちろん覚えています。「やっとお客様を訪問できる~!」とウキウキだったのに、いざ到着してみると会議室にはたくさんの人が……。大人数の前で話すのが苦手だったので、初めは緊張してうまく話せなかったのを覚えています。
──業務に必要な知識やスキルはどう身につけていきましたか?
とにかく入社1年目から「自分がプロジェクトマネージャー(PM)なんだ!」「私が理解していなければプロジェクトは進まない」と思うように心がけていました。
「新人なんだからわからなくて当たり前」ではなく、このプロジェクトに関しては自分が誰よりも詳しくなければならないと考え、わからないことは理解できるまで先輩に何回でも質問していました。「ガッツあるね」って褒めてもらえたのが嬉しくて今でも覚えています。社内だけでなく、お客様にも業界や現場のことをいろいろと教えてもらったり、指導してもらったりしました。
やってみたいと思ったことにチャレンジできる環境
──今では営業と導入支援を担当しているソリューション3課の課長を務められています。課長になったのはいつ頃ですか?
以前は営業と導入支援は別の課だったのですが、ソリューション課として統合する組織改編がありました。その際にソリューション3課の課長代理の打診をもらいました。ちょうど入社4年目の冬でした。
──入社して4年目で課長代理とは大抜擢ですね。
話をもらえたときは、自分の仕事を認めてもらえたと素直に嬉しかったです。ところが、その期待に応えるために一生懸命頑張ろう!というやる気が空まわりして、大コケしたんですよね(笑)。課員には「そんな細かいことまで指示・指摘される意味がわからない」って反発され、すっかり孤立してしまいました。
──今の谷さんからは想像がつかないです。そこからどう巻き返したのですか?
まずは信頼関係を築くところからだなと。基本的には課員の話を聞くこと、指示をしないことを心がけました。「これやって!」「こうやって!」と指示をするのではなく、「私はここが懸念点なんだけど、どう思う?」と、自分が気になる点や心配なところを確認するようにしています。
──リモートワークだとコミュニケーションが難しそうですね。
オフィスに出社していたときは課員の雰囲気を空気で感じることもできたのですが、リモートワークだとなかなか変化に気づきにくいので、ビデオ会議などで顔を合わせるときに、ちょっとした声かけをするようにしています。
──最後に「シノプスの求人に応募を検討されている方へメッセージ」をお願いします!
シノプスはやってみたいと思ったことにチャレンジできる環境です。私が4年目で課長代理に抜擢してもらえたように、やってみたいという強い想いがあれば、年齢や勤続年数に関係なく、さまざまなことにチャレンジできます。日々新しいことに挑戦し、会社とともに自分もより成長していきたいと考えている人にはぴったりの職場だと思います。
そして、アニメキャラクターのバッグを持っていた私を暖かく迎えてくれたように(笑)。お互いの個性を認め合えるところもシノプスの良いカルチャーだと感じています。そういった環境で働きたいと思える方からのご応募、お待ちしています!