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simpleshowの解説動画と「ハンド」の関係

こんにちは!私はsimpleshow Japanで、主に解説動画の編集を担当しています!

simpleshowでは、とてもシンプルなイラストを使って、さまざまなトピックについて解説する動画を作っていますが、そこにはイラスト以外の要素もあるのです。それが「ハンド」、つまり「実写の手」を使った演出。でも、イラストだけの方がシンプルな動画になる気もしますよね。どうして実写の要素も取り入れるのでしょう? この記事では、その理由についてご紹介します!

突然ですが、皆さんは「ミラーニューロン」という言葉を聞いたことがありますか?これは「他の誰かが、ある動作をしているのを見た時、自分も同じ動作をしているかのように感じる神経細胞」のことで「ものまね神経」とも呼ばれます。

simpleshowの解説動画には、このミラーニューロンをはじめとする、脳科学に基づいたノウハウがたくさん散りばめられています。そうすることで、視聴者は動画を見終わると「あたかも自分が経験したこと」のように感じられます。結果、伝えたいメッセージが強く印象に残るようになるのです。

「ハンド」も、そのノウハウの一つ! 手を動かすときに使う脳はミラーニューロンの領域と場所が近く、共感を高める効果が期待されると考えられています。

つまり、実写の手を取り入れる理由は、伝えたいメッセージへ視聴者に「共感」してもらうため。動画の中で手を使って物語を進めると、まるで自分自身が物語を進めているかのように感じてもらえるようになります。すると、その物語で伝えているメッセージに対して「共感」してもらいやすくなるのです。

そしてもう一つの理由、それは「視線誘導による内容の印象付け」です。人には、指さされた場所を目で追ってしまうという性質があります。だから、 手でイラストを動かしたり指差したりすることで視聴者の視線を「誘導」し、強調したいところに意識を集中してもらうことができるのです。

simpleshowの解説動画は、3分という短い時間の中で、いかに多くの情報を視聴者に伝えられるのかがキーになっています。そのため「共感」と「印象」につながる、シンプルかつ効果的なノウハウはとても相性がいいのです。

一方で、このノウハウを使う際には注意点もあります。「ハンド」では、基本的に一人分の手しか出しません。例えば、左右の手が同時に出てくるのは問題ないですが、右手だけが同時に2つ出てきたら違和感がありますよね。

意外と当たり前のことですが、今ではデジタルで編集を行う方も増えてきており、こういう「当たり前」なことも見落としがち。人間の構造上「ありえない」ことが起こると、見ている人たちは気づいていなかったとしても、無意識のうちに動画に対して「違和感」を覚えてしまいます。すると、動画で本来伝えたいメッセージへの集中力が落ちてしまい、最終的に内容の理解が浅くなってしまうのです。こうした細かな違和感を取り除くことも、解説動画の編集をする上では大切です。

以上がsimpleshowの解説動画と「ハンド」の関係についてのお話でした!では、また次回の記事でお会いしましょう!編集担当でした!

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