オレは、エステの社長だけれど、むかし赤トンボだった。
赤トンボだった頃、 子猫を拾ってきたら、妹が怖がったので、 これは猫じゃない、虎だ。
仲良くしないと食べられちゃうぞ、と言ったら、仲良くしていた。
味をしめたオレは、妹がぐずると、 お前は昔ドングリだったが、オレが森から拾って来た、
泣いてばかりいると、森に帰す、と言ったら泣き止んだ。
そんな妹の旦那は、長渕剛の「トンボ」を妙に明るく歌う奴で、
わかってねぇーなぁ~、と思うけれど、
これも、オレが赤トンボだったせいかもしれないと、反省している。
赤トンボが、エステの社長になった頃、 「頑張ります!」と言うから採用したら4日目に、
友達の結婚式3つあるから、3日休ませてと言われた。
オレは、心の広いエステの社長だけれど、オニヤンマの気持ちになって、
ず~っと休んでていいよ~、と言った。
こういう日本でいいのかなぁ~と思っているので、
本当のエステティックが必要だと思っているが、 なんせ、オレはむかし、赤トンボだった。
でも、どういう訳か、 大きくなったら、エステの社長になっていた。
わっかるかなぁ~、 わっかんねぇだろうな~。 O�