こんにちは! 株式会社7garden、HR/PR担当のヒロセです。
先日の4月11日(金)に、"Hotel Vintage目黒不動前”がGRAND OPENを迎えました 🎉
今回は、ホテルのご紹介に加え、開業までのストーリー、開業メンバーのインタビューなどをこちらの記事でお話しさせていただければと思います◎
「ホテルで働くことに興味がある」、「ホテルの開業に携わってみたい」という方は、ぜひ最後までお読みいただけると嬉しいです🌈
目次
- 🚶♀️ 開業ストーリー
- ▶︎ コンセプト
- ▶︎ デザイン
- 🎤 開業インタビュー
- ▶︎ 支配人(木村 / 高尾 )
- ▶︎ GM(橋本)
- 🤝 採用情報
🚶♀️ 開業ストーリー
「Hotel Vintage 目黒不動前」は、弊社クライアントのVintageシリーズのオーナー様より、この土地のホテルでの活用の可能性をご相談いただいたことからプロジェクトがスタートしました。
計画地は、東急目黒線の不動前駅から徒歩5分、隣の目黒駅は山手線はもちろん、南北線や三田線、目黒線なども乗り入れていることから、東京のあらゆる場所へのアクセスが抜群のロケーションとなります。
市場の需給バランスの観点では、このエリア(品川・目黒エリア)には宿泊施設が少なく、現に、星野リゾートグループも同エリアである大崎広小路に2024年に大型宿泊施設を開業しており、そのポテンシャルの高さを物語っています。また、品川駅、羽田空港からも近く、国内旅行客だけではなく、インバウンドのニーズが高いことも予測できます。
人気の観光地渋谷や恵比寿も近く、目黒川の桜や地元の商店街など、周辺だけでも魅力あふれる場所です。
かむろ坂の桜(左:Hotel Vintage外観 / 道路を挟んだ向かいにファミリーマートがあります)
▶︎ コンセプト
ホテルステイだけにとどまらない、街がホッとあたたまる新しいここちよさをホテル&カフェを通してお届けします。
プレスリリースより
目黒・不動前の新しいサードプレイス「Hotel Vintage」。
宿泊される方だけでなく、街に暮らす人々にも寄り添う、開かれた空間を目指しています。1階のベーカリーで朝のコーヒーを楽しむもよし、 ホテルの落ち着いた雰囲気に包まれてリラックスするもよし。 あなたの日常に、ちょっとした“ほっとする時間“を。
1Fのラウンジスペースには、白金、三田で人気のベーカリーとコーヒーロースターブランドのタッグによって生まれたベーカリーカフェ「THE ORDY BAKERY」は、当社のグループ会社の8gardenが企画・運営をしています。
エントランス / カフェスペース
▶︎ デザイン
デザインコンセプトは、機能的でありながら曲線や明るい色を取り入れた「ミッドセンチュリーモダン」。地域の伝統とスタイリッシュさを融合させ、落ち着きと開放感を両立しました。
客室は、大きな窓から自然光が差し込み、ハンドメイドの家具と調和する心地よい空間を演出。本施設を通じて、地域に根ざした新たなホテルの形を提案していきます。
それぞれの客室は35~45㎡という広さで他のホテルと比べてもゆったりとしたつくりとなっており、クイーンベッドが2つ設置された部屋はグループ利用のニーズを満たす企画でもあり、大手ホテルチェーンなどではあまり行わないアプローチをあえて提案しています。
客室はスモール、ミディアム、スタンダード、ラージ、スイートの5タイプの全13室
🎤 開業インタビュー
ここからは、ホテルGMと支配人に「支配人として開業に携わった想い(支配人に期待すること)」や「これからどんなホテルにしていきたいのか」などについて、インタビューさせてもらったので、そちらをお届けします🙌
右:GM 橋本 / 中央:支配人 木村 / 左:支配人 高尾
▶︎ 支配人(木村 / 高尾 )
新しいホテルがオープンすると聞いてどう思いましたか?
木村 :
不動前に異動する前は、Hotel Vintage神楽坂のアルバイトスタッフとして、約3年間働いていたのですが、カフェの空間好きで、カフェでのアルバイトも兼業していたんです。
その中で、「カフェ併設のホテルができるよ」とパースを見せてもらって、不動前というエリアをそれまで知らなかったので、実際にどんな街なのかを見に行き、不動前の雰囲気も好きで、”ここで働きたい!”と思ったので、正社員として働くことを決めました。
高尾:
地元福岡で7gardenが運営しているHotel Meiをきっかけ(地元にいた当時、Meiが仲間内でおしゃれでかっこ良いホテルと話題だった)に7gardenに入社したのですが、このホテルもカフェを併設していて、Meiのある春吉地区のあたりと不動前の雰囲気も似ていて、やってみたいなと思いました。
また、今後の夢として、地元でのホテル開業を考えていたので、開業に携わらせてもらえるのは、チャンスだと思い、”やります!”と返事をしました。
開業準備で大変だったこと、楽しかったことは?
木村 :
大変だったことは、勤務条件の兼ね合いで、アルバイトスタッフが全員未経験でのスタートとなってしまったことです。私自身、人に教えることが苦手と感じていたところもあり、苦労しました。(数を重ねることで、今では自信を持って教えられるようになりました!)
楽しかったことは、客室レイアウトの件で、デザイン事務所の方との打ち合わせに同席させていただいたのですが、洗面台の位置についての私の意見を反映してくださり、貴重な経験をさせていただきました。
試泊期間や開業を経て、ゲストからいただくお声の中に、もっとこういう動線だったらと思うこともあるので、設計の早い段階からオペレーターとしての意見も言える機会があったらなと思いました。
高尾 :
もちろんやることが盛りだくさんで忙しかったのですが、大変だった、キツかったと感じたことはあまりなくて。
楽しかったことは、多くの人に関わってコミュニケーションが取れたことですね。
これまでの現場は、アイデアを出し合う時間だったり、チームで動いている感じがあまり感じられなくて、「拠点長の僕がこうします」といったらそうなっていたんです。だから今回、みんなで話し合って決めていくということがとても新鮮で、チームで働くことの楽しさを改めて実感しました。
開業を迎えての想いを教えてください
木村 :
ホテルメンバーだけでなく、カフェメンバーも含め、ワンチームでやれているということに、とても心強さと楽しさ日々感じています。
もともと、支配人やリーダーなど、上に立って、前に立って何かをするというより、裏で支える方が得意というタイプだったのですが、今回の開業を経て、「自分にできることならなんでもやる」という心持ちになりました。
それは、開業という0スタートだったからこそ、上や下というコミュニケーションではなく、一緒に考えながら、対等な関係で、判断に迷ったらすぐに話し合える場を共有できたからだと思っています。
高尾 :
今は改善済なのですが、チェックイン対応やオペレーションまわりなど、開業までにもう少し詰めておきたかったという反省があります。「これでいけるだろう」だったり、自己解決しようとしてしまったところもあり..
ゲスト目線でのシュミレーションが足りなかったなと、とても勉強になりました。
木村さんも話していましたが、同年代のチームでスタートできたからこそ、フラットに相談し合えて、知識や経験の部分で、互いに足りない部分を補え合える関係性が築けたので良かったなと思います。
それは、GMの橋本さんがいるから、なんでもできるというのもあるのですが..💦
橋本さんの存在(安心感)はめちゃくちゃ大きいです!
今後このホテルでやりたいこと / 個人としてやりたいこと(キャリアで考えていることetc..)は?
木村 :
街の方との関わりを深めていくことですかね。開業前にチラシを持って挨拶まわりをしたのですが、とても皆さん好意的で、開業後もガラス窓から手を振ってくれたり、ふらっと立ち寄ってくれたり、そういった関わりを持てるのはすごく嬉しいなと感じています。
今後は、私たちから(フロントコンシェルジュとして)、街のお店を積極的に紹介できるよう、ツールを揃えたり、周辺MAPを作成したり、準備を進めています。
個人としても、先ずは、不動前を安定させることが最優先。4月は開業に向けてバタバタだったので、5月にはオペレーションを通常化して、お客さまとコミュニケーションとる時間を大切にしていきたいです。
また、インバウンドのお客さまは10泊利用など、連泊されるお客様も多いので、街に溶け込むフレンドリーな接客を心がけています。
高尾 :
個人の話になってしまうのですが、今27歳で、30歳には地元福岡に戻り、35歳でグランピング施設・宿泊施設を開業したいと考えているんです。
その為に、開業の0から一通りを7gardenという会社で経験したいと思っています。
今回、不動前の開業では、オペレーションやコンテンツ、インフォメーションまわりからのジョインだったので、また次、開業に関わる機会をもらえるとしたら、コンセプトやデザインなどの企画設計段階から携わりたいという思いがあります。
右:ORDYメンバーと / 左:GRAND OPEN当日 ホテルメンバーで
▶︎ GM(橋本)
支配人として木村さん・高尾さんに任せたいと思った理由を教えてください。
不動前という街の雰囲気と、2人のもつ感性が似ていると思ったからですね。
木村さんは、カフェが好きで、カフェ併設のホテルをやるなら、自分も関わりたいと前々から言っていたんです。不動前を自分でリサーチをしたり、"この街の良さを伝えたい"という想いが人一倍強いところが任せられると思った決め手です。
高尾さんは、いずれ地元の福岡に戻って、サウナ付きのグランピング施設をやりたいという夢を持っているので、早いうちから開業経験を積ませたかったという点と、高尾さん自身が、街の人との距離感やコンセプトとずれていないというところもハマっていると思い、やってみないかと声をかけました。
今後支配人として、2人にどんなことを期待してますか。
カフェ付きのホテルを開業するのが、6年ぶりということもあり、会社からの期待値高いというプレッシャーもあると思うが、先ずは地域の人と自分たちがやりたい取り組みを自由にやって欲しいと思っています。
橋本さんが思う、このホテルの1番の魅力を教えてください。
機能として、カフェが併設されているところです。
”宿泊客だけの場所ではないということ”。カフェが併設していることで、
地域の人からポジティブな意見を沢山もらっています。
街の人から歓迎される施設であり続けられるよう、
「そこで暮らす人」、「泊まる人」、「ここで働くメンバー(と土地のオーナー)」の、3方良しが叶っているという強みを、街の人から歓迎される施設であり続けられる運営として、大切にしていきたいです。
目黒不動前という立地で、このホテルはどんな存在を目指していますか。その為に考えているプランがあったら教えてください。
目黒不動前は、大型商業施設や観光名所があるわけではありません。
ただこの街には、肩の力が抜けた東京の暮らしがあります。
その日常の日本を、海外ゲストの方に感じて頂けるような場所であり、地域住民と宿泊ゲストが共存している場所としての存在価値を築いていきたいと思っています。
そのために具体的に取り組んでいるのが、
▶︎ “地元に開かれた朝”の設計
ベーカリーのオープンは朝7時30分。宿泊者と地域住民が同じタイミングで交わることで、街に暮らすような滞在が自然に生まれます。
▶︎ “商店街の延長”としてのホテル
周辺の店舗・文化・人との繋がりを大切にし、ホテルを起点に商店街の再発見を促すようなローカルガイドの提供。
例えば、地域のお花屋さんのロスフラワーを使った装飾をするとか、バースデーケーキを地域のケーキ屋さんにお願いするとか..
人と街を繋ぐHUBのような、地域の良いものを紹介する紹介所というような面も持ち合わせるホテルとなりたいですね。
その他なにかこの記事を読んでいる方に伝えたいことがあれば!
ホテルの仕事って、サービスを体験してもらえる時間が長いんですよ。
15:00にチェックインされて、11:00にチェックアウトをされるまで、それぞれの時間帯でできること(できるサービス)が変わってくるのが楽しいと思っていて。
さらに、街に入り込むことで、出会いも、繋がりも増えて、できることももっと増える。これが出来るのは、私たちの規模(10~50室程度)のホテルならではかなと感じています。
ホテルで働く理由は人それぞれだとは思いますが、今ここにいるメンバーが、「自分が働いているホテル」、「自分が作ったホテル」と胸を張って言える、まわりの人に薦めたくなるようなホテルをこれから7gardenでつくっていきたいと思っています。
🤝 採用情報
7gardenは下記職種の注力採用を行なっています!
オンラインでのカジュアル面談も行なっておりますので、お気軽にご連絡ください◎