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INTERVIEW 03
ー2年ぶりにアフリカ行ったら、顧客の熱いプレゼンに衝撃を受けたー
本田 裕規 (開発エンジニア)
・近畿大学工学部情報システム工学科卒業
・富士ソフト株式会社入社
・フィリピン留学 (3ヶ月)
・カナダ留学 (2年)
・Q.I.Leap勤務 (インターン@カナダ)
・株式会社アフリカインキュベーター入社
みなさん、はじめまして。エンジニアの本田です!
今回は、先月「エンジニア合宿inケニア&ナイジェリア」に参加した私が、第三弾を務めさせていただきます。
【Afri-incとの出会いは、ネットで見つけたバイトの募集】
まずは少しだけ私の過去に触れたいと思います。私は新卒で、いわゆる日本企業のエンジニアとして働き始めました。当時は毎日徹夜でハードワークの日々でした。でも、あるとき中国に出張して日本とは異なる働き方に触れたんです。仕事だけでなく家族や友人も大切にする働き方が私には印象的で、海外で働いてみたいと思うようになりました。
そしてカナダに留学中に、Afri-incのバイトをたまたまネットで見つけて応募してみました。それが面白くて……スタートアップで働くのは人生初でしたが、働き方の自由さには衝撃を受けましたね。リモートでこんなにビジネスがワークするんだ!って(笑) しかも優秀な方々多くて、技術面でもたくさんの刺激を受けました。
【日本で働いていても現場(アフリカ)の声が聞こえる職場】
「アフリカに元々接点があったんですか?」とよく聞かれるのですが、私もCTOの杉山と同じで、実は全く関わったことはありませんでした。普通に生活しているとなかなかそんな機会ないですよね(笑) でも実際に働き始めると、日本では見ない事例が本当にたくさん起こります。特にAfri-incは、社長が現場に常駐しているので、常にアフリカの声が聞こえます。海外生活は楽しいけど日本も恋しい私にとっては、日本に住みながら海外の仕事ができる今の環境は自分に合っていて楽しいです。また、日本でリモートワークがきちんと普及しているのも、まだ少ない働き方で、とても魅力的だと思います。
【ケニアの圧倒的都市感と、ナイジェリアの混沌感】
では、本題の「エンジニア合宿inケニア&ナイジェリア」に戻ります。概要は以下の通りです。
〈期間〉ケニア4日間、ナイジェリア3日間の計1週間
〈目的〉Slackや日本の社員との会話でしか現場を見れていないため、①現地に赴き現場を知る、②お客様を現地の営業スタッフと一緒に周り、どのような要望があるのか肌で感じる、③現地の営業スタッフやオフィスの雰囲気を感じる、④お客様がどのようなフィールドで仕事を行なっているかを知る
アフリカ出張は二度目でした。二年前にもケニアに渡航しましたが、インフラがどんどん整備され始めていましたね。特に、道路は二車線になったり歩道が整備されたりしていて、渋滞が解消されつつありました。対して、ナイジェリアは二年前のケニアを思い出しました。人も車も常に多くて渋滞で……動かないんですよね(笑) 大きな道路が一つありますが、それを外れると舗装されていないガタガタ道で、営業も1日1~3件が精一杯とのことでした。本当に時間ロスが大きいですよね。あと、水の上に立つスラム街を橋の上から見ましたが、街全体が燻されていて……いろいろと衝撃でした。ネットや電気もすぐ停まるので、インフラの整備はまさにこれからという感じです。
(川の魚を毎日燻しているため、街全体が燻された状態になっている)
【お客様からいただく要望のレベルが格段に上がっていた】
お客様のところへ同行して感じたのは、要望のレベルが格段に上がっていたことです。二年前は、「契約したもののちゃんと使ってもらえているか怪しい」レベルでした。でも、サービスの質が向上して、お客様がアプリで見れる情報も増えたことで、売上や営業プロセスの数値をきちんと把握し、「○○の数値も見たい、○○の分析ができるような機能がほしい」と言ったフィードバックをいただくことができました。しかも、それらの要望をきちんとプレゼンしてくれて……私たちのサービスに真剣に向き合って、その質を高めてくれる要望をいただけるのはとても嬉しいことです。
【現地スタッフに開発意欲をもらった】
現地スタッフは、意外と(と言ったら失礼かもしれないですが)比較的真面目で寡黙な人が多かった印象です。でも、Senriのことになると熱い。新規のお客様への営業プレゼンに同行させてもらいましたが、熱のこもった説明と、お客様からの突っ込みに対して丁寧に正確に返答している様子には感動しました。こうやって現地の営業スタッフが頑張っている姿を見ると、開発意欲もわきますよね。しかも、同行先のお客様3~4社からいただいた要望が、私たちがちょうどこれからリリースする機能で、遠く離れたアフリカ企業の需要をきちんとキャッチできていたことにも嬉しさを覚えました。
やっぱりアフリカは、行くたびに変化しているので面白いですね。また行きたいです。特にナイジェリアは、これからどんなペースでどんな発展をするのかとてもワクワクします。
(左:永井、右:本田)
【規模拡大とスピード感維持のバランス】
Afri-inc自体に関しては、ビジネスの規模拡大に対応して最近少しずつ人も増えています。現地の拠点もスタッフも増えていて、少しごった返してきたような気もします。なのでプロダクトマネージャーが最近ジョインしたのですが、初期のスピード感の維持が今の課題ですかね。あとはやはりエンジニアが足りていないです。私が担当しているアンドロイドアプリのチームに、もっと人が来てくれるといいなと思います。
【アフリカでセールスオートメーションと言えばSenriと言われるようになりたい】
今後は、アンドロイドアプリをもっと快適に使えるようにすることが私の目標です。Afri-inc全体の将来像としては、現在サービスが英語のみに対応なので、フランス語圏にも手を広げていけたら面白いなと思います。アフリカでセールスオートメーションと言えばSenriと言われるようになりたいですね。
最後に、どんな人と働きたいかという点に関しては、私自身は、おしゃべりな方と働きたいです。日常会話を気軽にできる人、話していて楽しい人がいい人です。エンジニアとして技術面はもちろん大切ですが、後から努力である程度はカバーできるので。
働きやすいと思います。発展途上国の課題に関心のある人はもちろんですが、エンジニア目線で言えば、自分の作ったサービスを利用する人との距離が近くて(遠いアフリカのお客様からの要望やフィードバックを日々いただけるので)、ビジョンも明確なので、作っていてとても楽しいです。
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