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新卒で入社する皆さんにとって、「実際に入ったらどんな働き方になるのか?」をイメージするのは、なかなか難しいことかもしれません。特に、職種ごとの違いやチームごとの動き方は、求人票や企業説明会だけではなかなか見えてこない部分。そんな“リアル”を少しでも感じてもらえるよう、今回はSapeet社員の1日に密着してみました。
今回ご紹介するのは、2024年にSapeetに入社し、現在はリレーションセールスチームでリーダーとして活躍している仲本さん。リレーションセールスとは、Sapeetの提供するプロダクトである、AI姿勢分析SaaS「シセイカルテ」や、接客力を標準化・底上げする「マルチカルテ」をお客様に提案し、導入後の伴走まで行う営業チームです。単なる“売って終わり”ではなく、顧客の現場と真摯に向き合いながら信頼関係を築いていく、いわば“関係性を育てる営業”のプロフェッショナルたちが集まっています。
実際に1日密着してみて感じたのは、「自分で考え、動く」を地で行く姿勢でした。決まった型にはまらず、目の前のお客様やチームと向き合いながら、その場その場で最適を探していく——そんな柔軟で前向きな働き方が、Sapeetの営業にはあるのだと実感しました。少し先の自分の姿を想像しながら、ぜひ仲本さんの1日をのぞいてみてください。
一日の流れ
9:50|出社
始業時間に向けて、9時50分ごろ出社します。朝のメールチェックや前日の振り返りなどしながら、その日の予定を頭の中で整理し、スムーズな業務開始に備えています。日々変化する状況に柔軟に対応できるよう、朝の時間を大切にしています。
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10:00|セールスチームの朝会
1日の始まりは、セールスチーム全体の朝会からスタートします。週の商談数や売上といったKPIの進捗確認や注力すべき案件のすり合わせ、チームメンバー間の情報共有など、全体の動きを把握する大切な時間です。特に、前日からの顧客の反応や新規案件の状況など、チーム全体で共有すべき重要な情報を確実に伝達し合います。
全員がそれぞれのタスクに集中しながらも、"チームで動いている"という感覚を再認識できる時間になっていました。この一体感が、日々の業務における相互サポートや円滑なコミュニケーションの基盤となっています。
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10:30〜12:00|顧客対応と商談準備
午前中は主にメール返信や電話でのやり取りを行い、さらにこの後に予定されている商談のための資料準備も並行して進めていました。各顧客の要望や状況に合わせて丁寧な対応を心がけ、必要に応じて関連部署とも連携しながら準備を進めます。過去の商談履歴や顧客からのフィードバックを細かく確認し、より効果的な提案ができるよう入念な準備を行います。
「どんなに小さな確認事項でも、一つ一つ丁寧に対応することが、お客様との信頼関係構築の基礎になる」と仲本さんは考えているそうです。
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12:00〜14:00|オンライン商談
この日は、「シセイカルテ」や「マルチカルテ」を導入済みのお客様への操作案内と、新規のお客様へのトライアルご提案という、異なるフェーズの商談を複数担当しました。
相手の状況に合わせて伝える内容を柔軟に切り替えながら進行しました。各商談では、お客様固有の課題やニーズを丁寧にヒアリングし、最適なソリューションを提案することを心がけています。
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14:00〜15:00|ちょっと遅めのランチ
この日は商談が重なっていたため、少し遅めのランチに。出社日には、同じセールスチームのメンバーや、ときには他チームのメンバーとご飯を食べにオフィスを出ることもあります。
業務の話もしつつ、映画や日常の話題でリラックスできる時間になっています。また、他部署の社員とランチを一緒にすると会社がランチ代を一部負担する「シャッフルランチ制度」も利用できます。このようなカジュアルな交流が、部署を超えた協力関係や新しいアイデアの創出にもつながっています。
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16:30〜17:00|週次ミーティング
AI SaaS事業部長と週に一度、商談内容や実行中の施策効果などを振り返ります。
うまくいったことやそうでないことも含めて原因を追求し、PDCAを回していきます。この定期的な振り返りと改善のサイクルが、チーム全体のスキルアップと成果の向上につながっています。
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18:30〜19:00|全社で行われる”Win Session(成果共有会)”
Sapeetでは目標管理の手法としてOKRを採用しています。金曜日の夜は全社員が一堂に介して、「所属するチームの成功事例や進展したことをシェア」するWin Sessionを実施。会社全体で1週間の成果や勝利を祝いながら、みんなで称賛し合う文化です。
今週はセールスチームのWin(=成果や良かったこと)を仲本さんから全社員に共有しました。
お客様にどんな価値が提供できたのか、次はどういうアクションを考えているのか、を発表しています。そのほか、プロダクトの開発秘話やAIソリューション事業の話も聞けるので、異なる視点を知るいい機会になっています。
週の終わりを前向きに締めくくる場として、大切にされている文化の一つです。
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仲本さんに聞く、働き方の背景とこれから
1日を通して見えてきたのは、仲本さんがチームとお客様、そして会社の間で丁寧に橋渡しをしている姿でした。では、なぜ今のような働き方を選び、どんな思いで日々を過ごしているのでしょうか。密着後に改めて、仲本さん自身のことを伺いました。
― 本日は1日密着ありがとうございました!1日密着されてみていかがでしたか?
仲本さん:
こちらこそありがとうございます!こうした形で取り上げていただくのは初めてだったので少し緊張しましたが、とても楽しかったです。
― 私も普段なかなか見ることのできない“リアルな働き方”を知ることができて、とても貴重な時間になりました。では、改めてインタビューをよろしくお願いします!
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【転職のきっかけ】
― Sapeetに入社される前は、どのようなお仕事をされていたんですか?
仲本さん:
新卒で入社したのは、デジタルマーケティングの会社でした。そこでは広告の運用や改善のご提案を担当していました。その後、新規事業の立ち上げに関わることになり、営業としてお客様と直接やり取りする機会が増えていきました。
― そこで営業の仕事に触れられたんですね。
仲本さん:
はい。そこから教育イベントの営業や、インサイドセールス部門の立ち上げにも携わってきましたが、やはり「お客様ときちんと向き合い、自分の言葉で提案したい」という気持ちが強くなって。営業という職種を深めたいと思ったのが、転職を決めた大きな理由です。
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【Sapeetに決めた理由】
― 数ある企業の中で、Sapeetを選ばれた理由を教えてください。
仲本さん:
前職の同僚がSapeetで働いていて、「いい会社だから、ぜひ話だけでも聞いてみて!」と声をかけてもらったのがきっかけでした。その同僚のことはもともと信用していたので、彼女がそこまで言う会社ってどんなことをやっているんだろう?と興味がわいて、カジュアル面談をお願いしたんです。実際にお話を聞いてみたら、すごく自然体で向き合ってくれる方ばかりで、どんどん引き込まれていきました。
― そこから選考に進まれたんですね。
仲本さん:
はい。面談や選考を通して、Sapeetが「人をよく見てくれる会社だな」と感じました。新しい技術を扱ってはいますが、それを“誰のためにどう使うか”という視点を大切にしているところに共感したんです。今思えば、Sapeetの行動指針である「Respect All(いいやつであれ)」が、社員の姿勢に自然と現れていたんだと思います。
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【入社前後でのギャップ】
― 入社してから「想像と違った」と感じたことはありましたか?
仲本さん:
ありました。良い意味でのギャップです(笑)。
― どんな部分だったのでしょうか?
仲本さん:
「トライできる環境」とはよく言われますが、Sapeetでは本当に挑戦が許されるんだなと実感しました。任せてもらえる範囲が広く、信頼されていることを感じられます。もちろん責任は伴いますが、その分やりがいも大きいです。
― 社内の雰囲気についてはいかがですか?
仲本さん:
とても温かいですね。入社直後は、社内チャットツールでのやりとりが落ち着いていて、「今、話しかけてもいいのかな?」と少し不安に思うこともありました。でも、勇気を出して声をかけてみると、みなさん本当に優しくて、すぐにあたたかく返してくれました。表立ってたくさん話すタイプではないけれど、ちゃんと気にかけてくれている——そんな空気がSapeetにはあると感じています。
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【仕事のやりがい】
― 日々の業務の中で、やりがいを感じる瞬間はどんなときですか?
仲本さん:
やはり、お客様から「シセイカルテを導入したことで成果が出た、売り上げが増加した」「仲本さんの対応やプロダクトがすごく良いので、周りにも紹介したくなる」といった反応をいただけたときですね。自分の提案がしっかり相手に届いていたんだと実感できる瞬間は、大きな喜びがあります。
― 営業の醍醐味ですね。
仲本さん:
そうですね。あとは、まだ正解が決まっていない領域で試行錯誤しながら進められる点にも面白さを感じています。仮説を立てて実行して、結果を見て改善して…というサイクルが自分には合っていると感じます。
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【チームの雰囲気】
― 営業チームの雰囲気についても教えていただけますか?
仲本さん:
とてもフラットです。週次のミーティングでも「この点はうまくいかなかったかも」といった話が自然に出ますし、それを建設的に受け止める空気があります。お互いの意見を尊重し合えるのは、働く上で大きな安心感につながっています。
― 他部署との連携も活発ですか?
仲本さん:
はい。「この件はマーケティングチームと話してみよう」など、部署をまたいだ連携もスムーズです。組織として整いすぎていないからこそ、自分から動きたい人には向いている環境だと思います。
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【将来のビジョン】
― これからのキャリアについて、どのようにお考えですか?
仲本さん:
根底にあるのは、「行き詰まりを感じている人の力になりたい」という想いです。人生に悩む時期は誰にでもあると思いますが、そのときに少しでも背中を押せるような存在でいたいと考えています。
― 今の仕事ともつながっている部分ですね。
仲本さん:
そうですね。営業という立場からでも、お客様の課題を少し軽くすることができるなら、それはとても意味のあることだと感じています。
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新卒の方へメッセージ
仲本さん:
Sapeetはまだ完成された組織ではありませんが、その分、自分で考えて動ける方にとっては大きなチャンスがある場所です。
お客様と向き合い、トライ&エラーを繰り返しながら、どうすれば良くなるかを真剣に考えられる人と一緒に働けたら嬉しいです。正解を探すより、自分の考えを持って動ける方に、ぜひ来ていただきたいと思っています。
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おわりに
密着中、仲本さんの姿から感じられたのは、「決まっていないからこそ、面白い」と向き合う姿勢と、どんなときも相手に誠実であろうとする姿でした。きっとSapeetでの仕事は、誰かの課題に本気で向き合いたいと思える人にとって、とてもフィットする場所なのだと思います。
「どんな仕事なんだろう」「自分に合うのかな」――そう思ったときは、今回の密着をちょっとした参考にしてみてください。もしかしたら、あなたの“働く”のヒントがここにあるかもしれません。