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社員インタビューVOL.2 ープロジェクトマネージャー 村上のSTORYー

こんにちは!株式会社Sapeet(サピート)採用広報担当です。

Sapeet(サピート)ストーリー第3弾は、ソリューション事業のプロジェクトマネジメント・開発をリードする村上さんに、これまでの経歴からSapeetへ入社したきっかけ、Sapeetのプロダクト開発についてなどを語っていただきました。

<プロフィール>
プロジェクトマネージャー 村上 大昌
東京大学工学部精密工学科卒業。在学中はサービス工学を研究。卒業後はシンプレクス株式会社へ入社し、証券会社向けシステム開発に携わる。その後FinTechベンチャー企業でエンジニア・プロジェクトマネージャーを努めた後に、Sapeetに参画。Sapeetでは、姿勢分析プロダクトの開発や、ソリューション事業のプロジェクト推進・ソフトウェア開発に携わる。

ー 『論拠に基づいて道筋を立てる』ことの楽しさ ー

ーーまずは村上さんの経歴を教えてください。

大学入学時は文系だったのですが、教養課程から専門課程へ進む際に工学系の学科に移りました。もともと数学が好きだったこともあり、理系の学科に進むことに抵抗は無かったですね。

数学は、少なくとも試験の範囲内では白黒がつくところや、、道筋が正しければ答えが明確に導き出せる、点が好きですね。そして、『沢山ある公式の中から有効な手法を選んで論理的に答えを考えていくこと』に、推理小説のような面白さを感じたんです。答えにたどりついた時は、“犯人を見つけた!”みたいな(笑)論拠に基づいて、道筋をたてて考えていくことが好きですね。
おそらくこんな性格もあって、部活では体育会アメリカンフットボール部でアナライジングスタッフをしていました。チームの練習や対戦校の試合などを分析し、選手のスキルや相手チームの特徴、弱点などを調べるポジションです。

アナライジングスタッフの仕事は、ファクト(事実)を突き詰めて、細分化して分析していくことです。相手チームのビデオを1プレイ毎に切り取り、その映像を何回も見返しながら選手一人一人の動きを記録してそのチームの傾向を洗い出す。何が、どのような理由で、このような結果になったのか?を分析し、そのチームに勝つためにはどのような戦術を採るべきか思考して結論を導き出す。この工程はとても楽しかったです!

4年間ひたすら繰り返していたので、戦略・戦術を立てることは得意な分野になりましたね。

ーーアメフトの戦術を立てることに集中した大学時代ということですね。勉学の方はどうでしたか?

勉強の方は、正直あまり集中していなかったですね(笑)

とはいえ、工学系で興味のある分野に出会いました。、『サービス工学』という学問です。
サービス工学は、​​製品開発の考え方を応用して製造業のサービス化に取り組むことから始まり、サービスの設計工学を研究したり、サービスを享受した人々の意識・行動の変容について研究する学問でした。卒業論文では、“製品設計における品質機能展開の手法を、製造業とサービス業(教育業界)に応用し、ユーザの行動・意識がどのように変わるのか”とをテーマに研究しました。

Sapeetのソリューション事業では、システム開発においてユーザの要求を把握して要件・機能を整理し、それがユーザにどのような変化をもたらすのか?を常に考えています。今振り返ってみると、この時勉強したことが活かされているのかもしれませんね。

ーーなるほど。今の事業内容に親和性のある研究をしていたのですね。大学卒業後のことを教えてください?

就職活動では、最初は主にコンサルで探してインターンにも参加していました。ある企業でのインターンに参加したときに、「プログラミングをしてみよう!」というような課題があり、これが楽しかったんですよね。

プログラミングも、結果が出る・出ないの白黒がはっきりしていて成果が見えやすいという点が自分の性格に合っているな、とこの時に気付きました。

この時から就職活動では、プログラミングを実際に行い、システム開発をしている企業で働こうと方向転換して、シンプレクス株式会社に就職しました。

シンプレクスでは、プログラミング・システム開発の手法を学んだのはもちろんですが、プロフェッショナルとして仕事をすることはどういうことかを多く学ばせてもらいました。また、No.1であることを常に求められ、貪欲に成長を求める者には機会をどんどん提供してくれました。プロセスと成果を評価して、成長スピードを加速させる「スキップ制度」というものがあり、どんどん新しい仕事を任せてもらえるようになりました。

早々にチームリーダーやプロジェクトマネージャーなども任せてもらい、まさしく今につながる多くの経験を積むことができました。

ー 悩んだ末に選んだ『すべてを自分でやらなくてはいけない環境』 ー

ーー充実した社会人生活を送られていたのですね。そこからなぜSapeetに入社することになったのですか?

きっかけは中学校からの同級生である築山から誘われたことですね。
社会人2年目の時に、先輩の結婚式で久しぶりに会って話したところ、『会社の開発を手伝って!』と言われ、祝いの場にも関わらず真剣に仕事の話をしてくれました(笑)
まずは土日だけ参加する形で、その時は、オンライン試着が出来るECサイトの設計・開発を手伝っていました。
土日だけ手伝って開発するという状態を半年ほど続けていた時にちょうど本業のプロジェクトが終了することになり、『さぁどうしよう』と悩むようになりました
悩んでいたというのは、シンプレクスに残るのか、。他社に転職するのか、あるいはSapeetに本格的に参画し、未来に賭けるのか、というところです。シンプレクスに残ればキャリアは積める。しかも成長できる機会と育成体制も整っている。他社に転職すれば立場も年収もアップすることができるかもしれない。

そんな選択肢の中で、Sapeetに参画することを選択したのは、創業メンバーとして
『すべてを自分でやらなくてはいけない環境』で主体性を発揮し続けられれば、圧倒的な自分の成長にもつながるな、と考えたからです。

この時26歳でしたから、たとえ上手くいかなくても再チャレンジしよう!と考えることもできました。

会社の成長や未来を導き出す立場になることができる、ワクワクする体験ができると考えたこともありますね。

ーーSapeetに参画されてからは、どのような開発に携わってこられたのですか?

最初はオンライン試着システムをECサイトで使えるように、フロントエンド開発・サーバー開発をやっていました。結局その事業は途中でストップしたのですが、その後は受託案件を多く受けるようになり、オーダースーツの3Dデータ制作案件のプロジェクトマネージャーであったり、大手アパレル企業の新ブランド立ち上げに伴走して画像から身体特徴を推定するシステムをゼロから開発したりしてました。

この時に開発した仕組みは、自社プロダクト『シセイカルテ』をはじめとした現在のSapeetのシステムに多く踏襲されていますし、クライアント企業の様々な部署・ポジションの方とやり取りした経験は、ソリューション事業での共同開発提案に活きていると感じます。

受託案件を進める上では、プロジェクトマネージャーとしてシンプレクスで培った調整力が発揮できましたし、ベンチャーならではのプロジェクト管理も開発もなんでもやったので、出来ることの引き出しは確実に広がったと思います。リリース間際に発覚した設計ミスに気付いて直前まで開発する経験もして根性もつきました(笑)

ーー今はどのような開発案件を手がけていらっしゃるのですか?

今は、ソリューション事業の全プロジェクトのマネジメント、システムの提案と開発に携わっています。

開発領域としては、体型推定・顔分析・肌色分析といった身体に関するデータの分析/可視化をする技術を用いて顧客体験を向上させるシステムを提供したり、その運用サポートから得られた店舗型ビジネスにおけるIT活用ノウハウを活かして店舗接客の効率化ができるシステムの開発をしています。

ソリューション事業は、クライアントの課題に合わせた提案型の開発ですから、クライアントが感じている課題感・要求を整理して、その上でSapeetのコア技術の中から活用できそうなものを選び、サービス体験をクライアントと一緒に考えていくことが多いですね。店舗運営全般にまたがるDX推進を支援することも多いため、自社のシステムを売り込むだけでなく、クライアントが抱える悩みに寄り添って、他社サービスの導入・運用体制の構築サポートまでお手伝いすることも求められます。

このように、クライアントに合わせてシステムを提案するため、開発もクライアント毎にカスタマイズしていく形となります。コアとなるアルゴリズムは共通化させつつ、ブランド・商品ごとに分析ロジックを変えたり、レコメンドロジックをクライアントに合わせた形で提供するようにしています。そのため、提案段階や要件定義初期から、自分やアルゴリズムエンジニアがクライアントとの打ち合わせに同席し、そのまま設計・実装まで一気通貫で関わることがほとんどですね。

様々なクライアントの要望があるため、その分準備だったり事前知識のキャッチアップが大変な面もありますが、ものづくりの現場の一つひとつの拘りを担当者から直接聞けたり、企業の役員クラスの人がどのように考えて事業を成長させようとしているのかを知ることができるので、とても刺激的です。。その分、Sapeetが持つ身体解析技術や店舗DX推進ノウハウを使って新しい体験価値を生み出さなきゃ!という気持ちにもなりますし、クライアントと共に新しいサービスを創り出すことがソリューション事業の醍醐味だと感じてます。

今後は、引き続きSapeetの技術を使ったサービスが世の中に広まっていくように事例を増やしつつ、サービスが使われることで貯まる、身体周りや店舗に関する様々なデータを活用する道を提案できたらと考えています。

ーーまだまだ開発領域も広がっていきますね。村上さんはどのような方にSapeetにジョインしていただきたいですか?

そうですね。一気通貫でシステムの提案から開発に携わることになるので、まずは開発の前提知識や開発経験が豊富な方だとありがたいです。まだまだメンバーも少なく、どうしても担当範囲は広くなってしまうので。

ただ、それ以上に必要なのは、これまでの先入観に囚われず、新しい価値提供をどうすればできるのか?を一緒に考えられる人にジョインしてもらいたいです。自分も含めて、正解がわからない中で模索していくことになるので、柔軟な思考が求められる現場だと感じます。そして、クライアントの課題を深堀して考える力も重要になります。課題を感じているクライアントにどれだけ寄り添えるか、そして最終的にシステムを使うことになるユーザーの目線にどれだけ立てるかが、サービス・システム開発には欠かせない視点だと思います。

また、私たちはチームで開発をしているので自発的にコミュニケーションしてくれる方だと、とても嬉しいです。言語化して伝え、チーム全員で議論して、仕組み化を促すことができる方が入ると、今のチーム・会社は更に成長できるのでは、と思います。自分の体験としても、1人でこれが最適だと思っていたことが、周りに喋ってみるとあまり良くなかったり、逆に周りの意見から新しいアイディアの糸口を得たりすることも多いので、組織ならではのチーム力をこれからも大事にしていきたいですね。

ーー村上さん、ありがとうございました!

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