こんにちは、Ruby開発のマスコットキャラのおるびーです!
今回は、2025年7月に中途採用で入社した社員の紹介です。入社してすぐに即戦力として活躍していると噂を聞きますが、さてさてどんな方なのでしょうか〜
– 前職ではどんなお仕事をされていましたか?
前職では、フリーランスの翻訳者として活動していました。特にコロナ禍以降はインバウンド需要の回復に伴って、観光業界の翻訳案件を多く担当していました。ホテルや交通機関、観光アトラクション、自治体の公式サイトや広告記事など、多種多様なコンテンツを日本語から英語に翻訳していました。
また、英語学習アプリや武術書の翻訳にも携わり、日本のさまざまなビジネスやアイデアを、より多くの人々に届けることにやりがいを感じていました。
– どうしてWebエンジニアを目指そうと思ったんですか?
Webエンジニアを目指そうと思ったのは、翻訳者として仕事をする中で、言語を置き換えるだけの限界を感じることが多かったからです。たとえば、海外進出を目指していたあるアプリでは、UI/UXに問題があり、翻訳後も海外ユーザーがうまく使えないという課題がありました。
このような経験から、プロダクト全体にもっと深く関わり、ユーザー体験を向上させたいと思うようになり、プログラミングの学習を始めました。
Web開発を学ぶ中で、自分のアイデアを形にし、目の前の課題を一つずつ解決していくプロセスに強く惹かれ、エンジニアとして働きたいという思いが固まりました。
– Web開発の勉強はどんなふうに行ったんですか?何か大変だったことはありましたか?
まずは、本当にWebエンジニアとして働きたいのかを確かめるために、The Odin Projectという無料のフルスタックWeb開発カリキュラムを完走することを目標にしました。そのうえで、本格的にキャリアをスタートさせるために、短期集中型のコーディングブートキャンプに参加しました。
学習を始めた当初は、HTML・CSS・JavaScriptを習得すれば、殆どのWebサイトやアプリを作れるようになると思っていました。しかし、学びを進めるうちに、現代のWeb開発は想像以上に複雑であることに気づきました。扱う言語や技術が非常に多く、それぞれがなぜ必要とされているのか、最初は腑に落ちない部分も多く、情報量に圧倒されていました。
また、最初の1年半は独学で学んでおり、AIには極力頼らないと決めていたこともあって、壁にぶつかったときは特に苦労しました。
最終的にWebエンジニアとして仕事を得るまでに約2年かかりました。もっと効率的な道もあったかもしれませんが、自分の力で学び抜いたことで、粘り強さや自走力を身につけることができたと思っています。
ブートキャンプでは他の受講生とチームで開発に取り組む経験ができ、現在の業務でも非常に役立っています。
– 自身の気持ちをしっかり確認しながら準備を進めてきたんですね。Ruby開発を選んでいただきありがとうございます。弊社を選んだ理由を教えていただけますか?
RubyとRuby on Railsという大好きな技術に携わりながら、日本のビジネスに貢献できる──そんな環境に魅力を感じて、Ruby開発を選びました。
RubyやRuby on Railsは、それまで触れていたJavaScript系の技術と比べて、直感的で生産性が高く、何より「開発が楽しい」と感じられる技術でした。たとえば、どちらも慣習と一貫性に従うことで開発効率を大きく高め、細かな設定に煩わされず、より本質的な課題の解決に集中できます。
また、Rubyの使いやすさは、「使いやすいソフトウェアをつくりたい」という自分の思いとも一致しており、日本発の技術で日本のビジネスに貢献できたらいいなと思うようになりました。そんなときにRuby開発の存在を知りました。
さらに、Ruby開発について理解を深める中で、社内文化にもとても魅力を感じました。カンファレンスへの参加や、定期的に行われる勉強会・LT大会などを通じて、社員同士が楽しく切磋琢磨しながら成長していく環境が、とても印象的でした。
このように、Ruby開発は技術と価値観の両面で自分の理想に合っており、「ここしかない!」と感じたのを覚えています。あまりにワクワクして、Wantedlyだけでなく、会社のWebサイトとメールからも直接ご連絡させていただきました(笑)。
– 楽しくできるかどうかってすごく大事ですよね!入社して、今はどんな業務を担当していますか?
入社後は、Ruby開発の親会社である株式会社カナミックネットワークの社内ツール開発に携わっています。Ruby on Railsに加え、Next.jsやKubernetesといった最新技術も取り入れた0→1の新規プロジェクトで、大きな裁量を持って働くことができています。メンバーの皆さんも非常に優秀で、多くの学びと刺激のある毎日を過ごしています。
– これから挑戦してみたいことって何かありますか?
まずは、日々使用しているRuby on RailsやReactのスキルを、さらに磨いていきたいと考えています。
RubyのSilver・Gold認定資格の取得も目指しています。驚いたことに、社内には両方の資格を持っている方が多く、私もぜひそこに追いつきたいと思っています。
また、AWSやDockerなどのインフラ関連の知識も深めていきたいです。
– Webエンジニアを目指している方へ一言お願いします。
そうですね、アドバイスをするなら3つのことがあります。
- 最初はわからなくて当たり前。何度も触れているうちに、必ず「わかる瞬間」がやってきます。
- 「開発スキルで何を実現したいのか?」を念頭に置くことで、学び続けるモチベーションにつながります。
- とにかく、手を動かしてどんどん作ること!