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Web3.0でインターネットはどう変わるのか?

こんにちは!ロボケンの寺田です!

師走も中旬を迎えてしまい、今年もあと半月で終了してしまう事実に愕然としています。
令和3年もあっという間に終わってしまいますね。
気持ちとしてはまだ6月くらいなんですが、、、、、
今年は特に新規事業のあれこれをアレしていたので、時間が経つのが早かったですね。
今年の振り返りでもしようかなと思いましたが、それは追々。

今日は最近の流行りというか、バズワード的なWeb3.0について備忘録的に書いていきたいと思います。

というのも、先日弊社スタッフと会話をしている中でWeb3.0というワードを出したのですが、よく知らない、ピンときてない、そもそも今ってどれくらいなんですか?といった方もいたから思い立ったのです。

これから説明する機会も増えそうなのと、自分でもちゃんと整理しておこうと。また「Web3.0?知らないです」というスタッフが現れたらこのページを読みなさいとリンクを送れるので。

Web3.0って?

最近ではブロックチェーン、VR、メタバース、NFT等といったワードをよく耳にします。何となく世の中の空気感も次世代を感じさせるような気がしています。そんな次世代の世界観を表すキーワードとして注目されているのが「Web3.0」という概念です。

Web3.0は、Web1.0とWeb2.0に続くインターネットの潮流や特徴、構造を表す概念とされています。Webといいながらも、必ずしもWebのみだけではなく広義でインターネット全般の変遷といったところでしょうか。

NFT、メタバース、Web3.0といったキーワードが次々に出現してきた2021年は、これから発展していく歴史の1ページ目になっていくでしょう。

これまでのインターネット

というよりこれからWeb3.0が来るということは、今までWeb1.0やWeb2.0だったんだ!と思う人もいらっしゃいますよね(て言われました)

Web1.0

Web1.0の時代というのはザックリといえば「インターネット初期」の時代で、1989年~2000年代始めくらいまでを指します。HPは静的で、コミュニケーションは掲示板や簡易的なチャットが主流、ネットへの接続方法がダイヤルアップでしたね。アラフォー以上じゃないとダイヤルアップて言葉も分からないですよね。中々にノスタルジックなインターネットです。

まだこの時代だとインターネットが人々の生活様式を変革するなんて一般の人たちは思ってなかった。そんな時代ですね。

Web2.0

Web2.0は。2000年代半ばから現在までのインターネットを指します。GAFAのようなテクノロジー企業が力を持ち、SNSが台頭したことで個人も発信力を持ち始めた。そんな時代です。

2008年には日本でもiPhoneが販売されるようになり、Twitterも日本語のUIでスタートしました。そう考えると2008年はエポックメイキングな年でもあったんですね。まるで1993年にK1やUFCやパンクラスが誕生した時の様なシンクロニシティを感じます。

インターネットにおける接続も、ADSLや光回線などがスタンダードになって、より生活とインターネットの距離が縮んだことを実感しました。Web1.0では受動的であったインターネットも、Web2.0の頃には双方向でのコミュニケーションが当たり前になっていました。

現在を考えるとインターネット自体はすでにインフラとして認識され、無いことが考えられませんよね。ヘビーユーザーや専門家だけではなく一般の人々もインターネットの恩恵を十分に受けて、生活様式をインターネットに合わせています。インターネットを用いたサービスには利便性が高く無料で楽しめるものも増え、私たちの生活は一気に便利になったと思います。

Web2.0の課題

現在のインターネット自体はとても快適で、様々なサービスも利用できるので概ね満足している人も多いのではないでしょうか。メリットに溢れている。個人的には、そんな気持ちでもあります。しかし、メリットだけではありません。Web2.0の課題もしっかり存在しています。

個人情報、プライバシー問題

現在のインターネットではよく問題視されていますが、個人情報を特定の企業が保有しすぎていたり、マーケティング目的のために個人のデータが使われすぎています。

ハッキング
個人の情報がビッグデータとして意味のある現在、ハッカーと呼ばれる人たちによって個人情報の交換や売買がビジネスとして成り立っているのは由々しき事態でもあります。

単一障害点

Web2.0の特徴は、特定の企業に単一障害点が集中してしまうことにあります。単一障害点とは、その単一箇所に障害があると全体のシステムが機能しなくなってしまうことをいいます。中央集権型でリスクのある構造がWeb2.0なのです。

ネット検閲

中央集権型のインターネットの問題点は、一部の力のある企業や組織に管理権があることです。特定の組織や団体の承認がなければインターネット上での活動が制限されてしまうことは表現の自由を奪うことにもつながります。

記憶に新しいところでは、米国のトランプ元大統領のTwitterアカウントが永久凍結されてしまい、人権侵害なのか当然の権利なのかで議論が巻き起こったこともありました。

Web3.0とは



と、前段までがWebのザックリとした歴史になります。

Web2.0までの課題を受けて、Web3.0はどの様に変化していくのか?


Web3.0~分散型~

Web3.0の大きな特長は、分散型ネットワークを活用して非中央集中型の構造であることです。これだけ聞くとWeb2.0に真っ向から逆らってる気がしますね。

Web1.0からWeb2.0への変遷ではユーザーの行動や生活に変化がありましたが、Web2.0からWeb3.0への変遷はどちらかというとインターネット上のインフラの変遷でもあります。

ではWeb3.0になった時代ではWeb2.0と何がどのように変わるのでしょうか。

Web3.0では何が変わるのか?

Web3.0では、ブロックチェーン技術および分散型台帳技術を活用することにより、ビッグテックではなくネットワーク参加者がデータを管理します。管理権が一箇所に集中していないことから、この構造は「分散型」や「非中央集権型」といわれています。

①ユーザー自身がデータを管理

Web3.0では特定の組織や単一の中央管理者がおらず、データ所有の掌握権はユーザー自身にあるとされています。ユーザーが許可した場合のみデータの共有ができるのです。Web2.0に問題視された自分の個人情報が、許可なくやり取りされるようなことがなくなります。

②P2P取引による仲介組織の排除

Web3.0における通信はIPFSのようにP2P(ピアツーピア/peer-to-peer)でおこなわれ、ユーザー同士が繋がり中央組織のサーバーを介しません。P2Pは、「コンピュータ同士に役割の違いとか上下関係がなく、全てのコンピュータが対等な状態でやり取りをする方式」のこと。

③単一障害点の排除

Web2.0の時に問題とされていた単一障害点の問題は分散型になることで解決され、技術的にもより堅牢なシステムに発展します。

④検閲耐性

中央集権組織がないことで、Web3.0では誰でも特定の組織の検閲を受けることなくインターネットの利用が可能になるとされています。

とここまで書いていたら図解入りの分かりやすいブログを発見しました。

このブログも見た方がWeb3.0の概念やWeb2.0との比較がしやすい!

【Web3カンタン図解】Web1.0、Web2.0、Web3.0の違いをシンプルな図にまとめました。

まとめ


Web3.0時代を迎えることは、中央組織や特定の企業がが個人情報を管理する時代は終わり、ブロックチェーン技術によってユーザーが自身を管理する新たなWebの世界がやってくると言われています。Web3.0が、私たちの暮らしをどのように変化させるのか、今から楽しみでしょうがありません。

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