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こんにちはリライアス採用担当です。今回は、執行役員高橋祐香にリライアスで働くまでの経緯や、リライアスで人事総務とHRコンサルタントを兼任している彼女に働く魅力について話を聞きました。
プロフィール:
明治学院大学卒業後、リクルートに新卒入社。リテール領域の求人広告営業として新人賞やMVPを多数受賞したのち、大手領域へ異動。小売・アパレル業界の採用コンサルタントとして活躍。その後クックパッド株式会社を経て、2018年7月よりリライアスに参画。自社の人事・総務全般業務に加え、HRコンサルタントとしても活躍。早稲田大学大学院経営管理研究科(MBA)修了。
「仕事が楽しいと人生が楽しい」という言葉に惹かれて人材業界へ
―まずは自己紹介をお願いします。
父が自衛官のため幼少期は何度か引っ越しをしていたこともあり、人見知りをしない性格でした。高校生の時に経験したオーストラリア短期留学がきっかけで英語をもっと学びたいという気持ちが強くなり、大学は英文学科に進みました。
大学時代は、自分が知らない世界を見たいという気持ちが強く、時間とお金さえあれば海外をバックパックで旅して回っていました。世界中のいろいろな価値観の人を見てきたため、決められた時期にみんな同じようなスーツを着て就職活動を始めることに違和感を感じたんです。自分で納得してやりたいと思うことを仕事にしたいという気持ちがあり、卒業後はフリーターや、旅と仕事を両立できるフリーランスの働き方でもいいかな、なんて思っていました。
そんなことを考えつつも、就職活動をし始めた中で東日本大震災が起こり、企業の就職活動も1ヶ月ほどストップになりました。その期間中に、改めて自分が何をしたいのかと考える時間が出来て。自衛官の父が当然のように震災後すぐ人助けに飛んでいく姿を見て、私も日本を元気にする仕事がしたいと思ったんです。
―そこから就職活動を本格的に始めたのですね。どんな企業を受けていたのですか?
広告系の企業などを受けていた中で、リクナビで「仕事が楽しいと人生が楽しい」という言葉に出会いました。このコピーを見た瞬間にこれだ!と思ったんです。私がやりたい事はこれだ!って。働く人たち一人ひとりを元気づけることで日本経済も活性化できる仕事だと感じ、絶対この会社に入りたいと思いました。最終的にはいくつか内定をもらったなかで、「仕事が楽しいと人生が楽しい」を掲げるリクルートのHR領域に入社しました。
―リクルートではどのような仕事をしていたのか教えて下さい。
入社後は札幌支社に配属され、中小企業向けに求人広告の営業をしました。入社後の半年間は電話件数や訪問件数といった行動目標を課されていたのですが、会社から与えられたことだけをやっていても面白くないなと思ったんですね。そこで、決められていた行動目標にプラスして「社長100人に会う」という自分なりの目標を設定して営業をしていました。クライアントは地場の中小企業ではありましたが、経営者に直接提案する機会を数多く経験したことで、入社1年目ながらに「どうしたら会社にポジティブなインパクトを与えられるか?」と自身の介在価値を自然と意識するようになりました。
営業成績も良くて、「なんでそんなに売れるのか秘訣を教えてください」と他部署の人から質問をもらうこともありましたが、実は特別なことはしていないんです。クライアントのためになりたいという想いだったり、絶対に採用成功させるという気持ちを持って対峙することで信頼関係が出来上がり、リピートやご紹介につながっていたと思います。
その後、新規事業で立ち上がった採用管理システム(ATS)の部署に手を挙げて異動しました。新規事業なので提案方法や営業方法など、営業に関わるすべてをゼロから自分で考えなければならないので、無我夢中で勉強した時期でした。担当する企業様も採用数が多い大手企業群になったため、企業理解のために決算書や有価証券報告書を読む機会が増えていき、会社の経営課題について考える視点を持つようになりました。
―その後クックパッドに転職されましたが、転職のきっかけは?
自分自身が新しいチャレンジをしたいと思い始めたことと、たまたま知り合いに誘われたタイミングが重なって転職をしました。クックパッドでは、サイト上に表示するバナー広告や企業とのタイアップ広告などの企画・営業をしていました。
クックパッドは当時まだまだベンチャーだったので裁量が大きかったですし、クライアントの販促を広告という手段でお手伝いすることで事業成長に貢献する仕事はとてもやりがいがありました。ただ、仕事を続ける中で「自分の介在価値はいったいなんなのか」ともやもやし始めたんです。キャンペーンの成功要因がクックパッドの広告の影響なのか、他のテレビCMなどが好調だったからなのか特定が難しいんです。クライアントの事業成長に自分が本当に貢献できているのかがわからず苦しさを感じ始めた時に、リクルートで一緒に働いていた江本さんに声をかけてもらいました。今思うと無茶苦茶なんですが、その頃のリライアスは今よりも小規模の組織だったのでコンサルティングから自社のバックオフィスまで、職種を限定せず幅広く手伝ってほしいと言われた事を覚えています。
―HR領域に戻ろうと決めた理由を教えてください。
Webキャンペーンの成果というのはそれぞれの広告の効果はもちろんデータで出てくるのですが、総合してどこが良かったのを因数分解しづらいと感じていました。対して採用はどの媒体から応募が入ったか一目瞭然ですよね。自分の仕事がどんな形で顧客に貢献しているのかが目に見えるのがやっぱりやりがいだと感じました。またちょうど声をかけていただいたタイミングで、クックパッド経営陣による騒動が起き、組織の状態が悪くなっていきました。業績は決して悪くなく好調だったにも関わらず、人の心が離れていく現状を目の当たりにし、企業経営におけるHRの重要性を身をもって体感したというのがきっかけでした。
お客様の課題解決に深く向き合えることがリライアスでのやりがい
―リライアスでの業務内容を教えてください。
弊社のバックオフィス業務全般と、お客様のHRコンサルタント業務を行っています。バックオフィスの業務内容としては、人事(採用、労務、勤怠管理、社会保険手続き等)、経理(仕訳、入金、月次・決算処理、税理士とのやりとり)、総務(備品管理、入退社の貸与品管理)など社内のありとあらゆることに対応しています。この仕事を始めてから、経営についてきちんと体系的に学ぶためにビジネススクールに通いました。業務が多岐にわたるので、スクールで学んだことを実践できるシーンがたくさんあり面白いと感じています。
HRコンサルタントとしてもクライアントを担当しており、採用戦略の企画立案などを行っています。自社のバックオフィスも担っているからこそ、コンサルティングにも活かせているのが面白いと思っています。以前、富裕層向け観光コンテンツの企画・運営を手がける企業の初期メンバー募集のお手伝いをしたのですが、スタートアップの企業様だったこともあり、採用フローだけでなく受け入れから育成まで全てゼロから組み立てる必要がありました。リゾート地の募集のため母集団形成が難しかったのですが、なんとか狙い通りの人から応募があって。採用決定後も雇用契約書作成や評価・給与テーブルの整理など、ないものをつくっていく工程にも関わらせてもらい、すごくやりがいのあるプロジェクトでした。自社の人事全般をやっているからこそ、雇用契約書の必要性や、入社の際に必要な書類まわりの話を具体的にお話しすることが出来たことで私らしい仕事が出来たと思っています。
―採用に留まらず、幅広く入り込んでコンサルティングを行ったのですね。リライアスのHRコンサルティングの仕事の面白さはどんなところにありますか?
コンサルティングの面白さは、提案の幅が広いというか、お客様のために良いと思ったことはなんでも提案できるところにあると思います。私の場合は採用人事だけでなく労務の知識も持っていることが強みですので、その視点を活かして新規採用の受け入れから活躍できるまでの仕組みづくりまでコミットしました。
リクルートもクックパッドも自社媒体を持つ会社なので、どうしても提案に制約がありましたが、リライアスではコンサルタントという立場でお客様に対峙でき、自身のケーパビリティを最大限発揮しながらクライアントの会社の一員のようなポジションでお仕事が出来るのが今までと大きく違うところだと感じています。求人媒体の営業や人材エージェントの担当者では経験できないような、お客様に深くコミットすることが出来る立ち位置にあると思います。
自分の生き方は自分で切り開きたいから、仕事も育児も全力で走り続ける
―バックオフィスを管轄される立場から見て、リライアスの組織はどのように拡大してきたかを教えてください。
私が入社した時は業務委託の方も含めて4名の組織で、個人事業主の集まりといったイメ―ジでした。社内の共有の場も特になく、それぞれがクライアントとやり取りしているような形でした。そこから少しずつ人数が増え、定例ミーティングや社内の情報共有の場が作られてきて、一体感が増してきていると感じています。
バックオフィスの仕事に関しても、やっている内容が同じであっても成長のフェーズによって達成しなければいけないゴールが変わってくるのが面白いなと思っています。現在は効率化や組織としてのナレッジの蓄積を進めていて、Notionを導入して各人の業務進捗を可視化・管理したり、個人知を組織知へと転換しようと試みています。日々変化で、トライアンドエラーの毎日です。
―リライアスで働く魅力を教えてください。
良くも悪くも、会社からこうしなさい、こうやりなさいと指示をされることがない組織です。それぞれのポジションごとの役割や業務はもちろんありますが、担当するべき社数や、売り上げ目標といった定量的な目標は今現在課されていません。自分がクライアントにどんな価値を提供していきたいかという意思をもとに、自由に提案ができますし、それを周りがサポートしてくれる環境だと感じいます。
―最後に、高橋さんの今後の目標を教えてください。
現在は2児を育てながら仕事をしていますが、今後もずっと働き続けたいという気持ちがあります。誰かをロールモデルにするのではなくて、私らしいやり方で仕事も育児もどちらも全力で取り組んでいきたいと思っています。
コンサルティングの業務に関しては、今後は特にスタートアップのお客様のサポートを増やしていきたいと思っています。もともとスタートアップ企業の活性化に興味があったので大学院でもそのようなゼミに入っていました。リライアスは社員のやりたいことを尊重し、成長を応援してくれる組織です。少しでもご興味を持っていただいた方からのご応募をお待ちしています!