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【EC-CUBEカフェレポート】UA終了まであと2週間!GA4なんでも相談会

6/16(金)にEC-CUBEカフェという社外向けイベントを開催しました!
本日はそのイベントの様子をお伝えします😆

EC-CUBEカフェとは?

EC-CUBEカフェはEC-CUBE千葉ユーザーグループ主催のECサイトやマーケティングにまつわる情報交換の場です。
「サイト運営」に関わることを話題の中心に、EC-CUBE、ECサイト制作、マーケティングに関わる人・関心がある人が集まり、それぞれのホットな話題、相談事を話し合います。
「EC-CUBE」がこのカフェのキーワードですが、広く「ECサイトの運営」「マーケティング」にも焦点を当てていますので、新しくネットショップを始めたい方やネットショップで悩みを持たれている方にもご参加いただけます。


今回のテーマ「UA終了まであと2週間!GA4なんでも相談

10月にリリースされた最新版のGoogleアナリティクスのことを、GA4(Googleアナリティクス4プロパティ)と言います。
旧バージョンである、UA(ユニバーサルアナリティクス)の計測を2023年7月に終了することがGoogleから発表され、6月末までにGA4へ移行しないと、今までのGAではコンバージョン数やユーザーの属性を取得できなくなってしまいます。

ということで、急遽勉強会を開催することになりました!

GA4とUAの違い

違いと言っても沢山あるので、今回は10項目に絞りました!
基本的に、データの取り方が変わることが大きな違いと言えます。

(1)データモデル
GA4:イベントベース
UA:セッションベース
(2)ユーザー追跡
GA4:クロスプラットフォーム追跡に対応
UA:単一のデバイス、またはブラウザーに基づく追跡
(3)デフォルトでの追跡項目
GA4:ページビューやユーザーエンゲージメントなど30以上の自動追跡イベント
UA:ページビューのみ自動追跡、他のイベントは手動設定が必要
(4)ユーザーセグメント作成
GA4:リアルタイムでのユーザーセグメント作成とアクティベーションが可能
UA:セグメント作成は可能だが、リアルタイムでのアクティベーションは不可能
(5)レポートのカスタマイズ
GA4:より高度なカスマタイズが可能
UA:カスタマイズは限定的
(6)AIと予測分析
GA4:AIによる自動インサイトと予測分析機能を搭載
UA:予測分析機能は搭載せず、AIによる自動インサイトも限定的
(7)プライバシー機能
GA4:クッキーレス追跡に対応し、プライバシー法令に対する対応が強化されている
UA:クッキーベースの追跡となり、プライバシー法令への対応は比較的弱い
(8)コードの設置
GA4:gtag.jsまたはGoogle Tag Managerを用いた設置
UA:analytics.jsやGoogle Tag Managerを用いた設置
(9)データの保持期間
GA4:デフォルトでデータが14ヶ月間保持される
UA:デフォルトでデータが26ヶ月間保持される
(10)広告との連携
GA4:Google Adsとの深い連携が可能
UA:Google Adsとの連携は可能だが、比較的浅い


保存期間に関しては、デフォルトの設定が2ヶ月になっているので、まだ変更してない方は14ヶ月に変更することをおすすめします!

eコマーストラッキングの違い

eコマーストラッキングとは、アクセス解析ツールでECサイトの売上、CVR、商品名、会員IDなどを収集することです。
GA4は“イベントでデータを追跡”していることを覚えておきましょう!

(1)データ収集
GA4:トラッキングがより直感的で簡素化されているが、 データレイヤーのプッシュと分析タグ付けには注意が必要。
UA:エンハンストeコマースと呼ばれる方法で データを収集。複雑な実装が必要。
(2)データモデル
GA4:全ての活動を「イベント」として追跡し、それらをユーザ に紐付ける新しいイベントベースのデータモデルを導入。
UA:「ヒット」をベースにしたデータモデルを使用し、 ウェブセッションに紐づけられている。
(3)イベント名と構造
GA4:イベント名と一部の必須パラメーター、任意パラメーター、 カスタムパラメーターを指定するだけでよく、 特別なeコマースデータ変動の設定は必要なし。
UA:エンハンストeコマースイベントのタグが独立して設定可能。
(4)トラッキング可能な活動
GA4:ユーザーのコンバージョンジャーニーの 正確な段階を特定するために、 より多くの活動イベントを提供。
UA:行動を基にしたトラッキングを提供。
(5)商品配列の変数
GA4:商品カテゴリを5つ、別々のレベルで持つことができ、 商品配列の新しい変数を導入して、新たな機能の使用が可能。
UA:商品階層を一つの変数に押し込め、その後複雑なセグメントを作成しなければならない。

離脱率と直帰率の違い

離脱率と直帰率は、Webサイトのパフォーマンスを測定するための主要な指標となります。
これらの指標は、訪問者がWebサイトでどの程度の時間を過ごし、どの程度の活動を行なっているかを示しています。
GA4とUAでは、これらの指標の定義と計算方法に違いがあります。

離脱率(Bounce Rate)
GA4:直接的な離脱率の指標は存在せず、エンゲージメント率やエンゲージメント時間等、より詳細なユーザーエンゲージメントを測定する新たな指標を提供。
UA:セッション中に単一のページビューのみを行った訪問の割合を指す。訪問者がウェブサイトに到着し、何もクリックせずに立ち去った場合、「離脱」とみなされる。
直帰率(Exit Rate)
GA4:「離脱イベント」が導入され、ページまたはスクリーンのセッションの終了を示す。なお、UAとは異なり、離脱率としては直接表示できない。
UA:特定のページから訪問者がウェブサイトを離れる割合を示す。特定のページが訪問者のセッションの最後のページであった回数をそのページの全ページビュー数で割ったもの。

ファネル分析

eコマースサイトのファネル分析とは、顧客が商品を検索、選択、カートに追加・購入のプロセスを視覚化し、顧客が離脱するポイントを特定するための分析方法のことです。
ECサイト事業者にとって、このファネル分析は非常に重要となります。

  • カートの表示(view_cart)
  • 支払い情報の追加(add_payment_info)
  • 送料情報の追加(add_shipping_info)
  • バーチャル通貨の獲得(earn_virtual_currency)
  • バーチャル通貨の消費(spend_virtual_currency)
  • チェックアウトの開始(begin_checkout)
  • ウィッシュリストへの追加(add_to_wishlist)
  • 払い戻し(refund)

イベントでは、実際に管理画面を見ながら、GA4でのファネル分析について説明しました!

まとめ

最後に、質疑応答の際の社内様子を載せておきます!
社内で話す社員と、ベランダで「全然聞こえないよ〜」と言いながら参加している代表の大塚…(笑)

GA4へまだ移行していない皆様、是非GA4とUAの違いを見て頂き、お早めの移行をお願いします。
ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!
お時間ございましたら、またぜひご参加ください♫

次回予告

詳細が決まり次第、Connpassにて公開いたしますので、ぜひ楽しみにしていてください!

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