Plott(プロット)は、IPコンテンツの企画から制作、ビジネス展開までを一気通貫で手掛けるスタートアップです。
『混血のカレコレ』はチャンネル登録者数250万人を達成。同作品の楽曲『人間E判定』は再生回数300万回を突破しました。また、『私立パラの丸高校』はKADOKAWAグループ運営の「次にくるマンガ大賞2024」Webマンガ部門にてU-NEXT賞を受賞しました。
さらに、ゲームスタジオ「Plott Games」としてゲーム分野にも参入し、2025年春頃には『ドズル社』のスマホゲームをリリース予定です。
そんなPlottでは、現在「IP革命」をスローガンにIPを起点としてビジネス領域を拡大しており、「100名採用」を掲げて新しい仲間を積極採用中です。
今回はショートアニメ事業部から、のりさん、まいまい、パランの三名にインタビュー。取り組んでいる業務と今後の目標について語っていただきました。
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プロフィール
ショートアニメ事業部プロデューサー
佐藤 玄和(さとう・のりかず)社内ニックネーム:のりさん
京都精華大学を卒業後、新聞記者としてスポーツや事件・災害などの取材を担当。その後よりエンタメの道へ進むべく、TVアニメ制作スタジオで企画営業としてコンテンツ開発・運用も経験。2021年にPlottにJoinし、プロデューサーとして数々の立ち上げや運用に携わる。主な担当IPは『混血のカレコレ』『ブラックチャンネル』『太鼓の達人 アニメば~じょん!』。好きなアニメは「THE IDOLM@STER」「PSYCHO-PASS」「かぐや様は告らせたい」
ショートアニメ事業部プロデューサー
伊藤 舞(いとう・まい)社内ニックネーム:まいまい
化粧品販売員や人事、広報、デザイナーなど多岐にわたる業務経験を経たのち、YouTubeコンサルタントの経験を活かしてエンタメに関わりたいと決起しPlottへ入社。エンタメ業界を選んだ理由は「エンタメのためなら無限に自分の時間を使える」から。『ハンドレッドノート』を担当後、新規立ち上げチームに抜擢される。好きなアニメは「攻殻機動隊シリーズ」「カウボーイビバップ」「カイバ」
ショートアニメ事業部ディレクター
結城 葵(ゆうき・あおい)社内ニックネーム:パラン
幼少期から絵を描いたり物語を考えることが好きで、主に見ていたのは海外アニメ、映画やジャンプ漫画。大学ではアニメーションを専攻。ただ自分の好きで作るだけでなくビジネスとして多くの人に好まれる作品を生み出すべくプロデューサー職を学ぶため映像制作会社に入社し、1年間プロデューサーとして業務、作品のビジネスとしての考え方や全体の制作進行などを学ぶ。2024年、自分で作品全体に関われるという点とショートアニメという新しいIPの広め方に魅力を感じPlottに入社。好きなアニメは「ワンピース」「ハイキュー」「ヒロアカ」
一日のスケジュール
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ー現在の業務を教えてください!
まいまい
私は新規メディアミックス作品(以下MM作品)のプロデューサーとして、YouTubeチャンネルの立ち上げやショートアニメ制作の監修を行っています。また、メディアミックスなので、webtoon事業部や音楽・マーチャンダイジングなどを管掌するIP展開事業部と連携した企画についても監修を行っています。
パラン
『テイコウペンギン』(以下テイペン)のディレクターを担当しています。企画段階から脚本や収録、編集、イラストの監修など、制作現場に関わる仕事全般に携わっています。また新しいチームメンバーのフォローや採用選考課題のチェックや面談なども行っています。
のりさん
僕は『混血のカレコレ』(以下カレコレ)のプロデューサーを担当しています。プロデューサーは制作に関わるディレクター業務全般ができる前提で、予算設計や数値分析をしたり、制作チームのディレクター陣が考案した企画の採用可否を判断するのが主な仕事です。また、IP展開事業部と連携して楽曲制作やネットプリントのような商品の開発に協力したり、それらのプロモーションも連携して実施しています。
ー チームや事業部を超えた連携も多いんですね。その中で意識していることを教えてください。
まいまい
私は立ち上げ段階のIPを担当しているので、キャラクターの監修は細部まで考え抜いています。
キャラクターの設定の方向性を定め、どのように作り上げていくか、事業部の壁を超えてみんなで同じ認識を持っていないといけません。今回の立ち上げでは、私にその舵取りを任されているので、IPにとって最もよい決定をすることを常に心がけています。
また、プレスリリースやwebtoon・楽曲のリリースタイミングに影響するため、アニメ制作の進捗を密に共有することも意識しています。目先のアニメ制作に時間や手を取られると、他が後手になるため、バランス調整も気をつけています。
パラン
テイペンは今、グッズやゲームでの展開に力を入れていて。そうした展開の中で、テイペンの持つIPの強みやキャラクターを楽しんでもらえる企画ができるように常に連携して動くように意識しています。
また、既存・新規IPに関わらずですが、他事業部や業務委託さん、コラボ先など社内外問わず密な連携をすることで、常に同じ目標に向かって進めるように意識しています。
のりさん
一人の自主制作ではできないことを、近い夢を追いかけている人同士で行っている、ということは意識していますし、面白いと思う部分ですね。例えば、他の会社でテレビアニメの製作委員会に入って複数の会社で一緒に取り組むとき、違う目標を持つ会社が同じものを目指すのは非常に難しいと思うんです。でも、Plottはそれが社内の事業部で行えるため、同じ夢に向かって進むことができます。
もちろん、各事業部ごとにやりたいことがあると思いますが、お互いに意見をぶつけたうえで、同じ目標を持ちながら話ができるのはPlottの良いところだと思います。
ー日々の業務の中で、得意な業務や面白いと感じる業務はなんですか?
のりさん
予算を組むのが好きですね。ブロックみたいで楽しいんです。前職での経験も活きているかもしれません。
いろいろ考えながら予算を組んでいると、具体的な良い数字が見えてきて、それが目標やするべき行動がクリアになって成功に繋がるんですよね。例えば、一か月の目標再生回数を達成するためには一日何回再生される動画を目指せばいいのか、という風にどんどん小さくして考えていくのが好きですね。
あとは、収録も好きです。前職でもよくアフレコに同席していて、その時に見ていた記憶は今役立っています。
まいまい
私は、決まりごとが多いと「守らないと!」という強迫観念が働いてしまいがちなので、自分で最善策を模索して提案・改善していく方が好きで得意なんですよ。そういう意味では、今の立ち上げの環境は、常に最善を考えてPDCAを回していけるので自分に合っていると思います。
面白いと思う業務は、アナリティクスを見ることですね。前職でYouTubeのコンサルをしていて。その数字の中から視聴者の行動や心理を推測して読み取って、数字を上げるための改善策を考えていくのが好きなんです。一見すると関係なさそうに見える数字と人の気持ちがつながって表れている、というのが面白いですね。新規IPが公開された後の楽しみの一つです。
パラン
企画の脚本やサムネイルの調整など、アニメーションに関わる業務全般が好きです。中学生のころからピクサーに入りたくて自主的だったり大学でアニメーションを作っていました。なので、その経験を活かせる業務は得意です。やってきたジャンルは若干違うんですけど、通じるところは多いので役立っています。
クリエイターとしての側面を持っていると、いろいろな場面で活かせると思います。
ー 逆に難しいと感じる業務は?
のりさん
いい作品を作るためには業務以外でもやれること、やった方がいいことがたくさんあると思うんです。でも、使える時間は限られているので、その中のどれを選択して取り組んでいくのかを決めるのは、面白いですが難しいと思ってます。
まいまい
私は、各事業部との連携に難しさを感じています。制作進行のバランスを見ながら、どの情報を共有するべきかや、作業時間をどう確保していくか、という点はまだまだ伸びしろだと思ってます。
もともと、企画制作や脚本執筆などのクリエイティブな業務も苦手だったんですが、いろいろな動画を見てインプットしたり、フィードバックをもらったりして少しずつ身についてきました。Plottは周りの人に助けてもらいながら成長できる環境が整っていると思います。
パラン
各作業の優先順位や時間配分を意識することですかね。チームの人数も増えて、規模感も大きくなるにつれてタスクも増えていくため、その中でどこに時間をかけるかの取捨選択は必要だと感じました。
あと、私は結構レアなタイプだと思うんですけれど、入社するまでYouTubeをあまり見ていなかったんです。なので、YouTubeの前提知識を入れるところからのスタートで、最初の頃は苦戦しました。たくさん勉強してなんとかしました。
ー入社前後で感じたギャップはなにかありますか。
のりさん
前職とのギャップで感じたのは、熱量の高さですね。
社員の性格は様々で、暑苦しい人もいれば、マイペースな人もいるし、奇想天外な人もいるんです。だけど、気がつくと全員大きな成果をあげるんですよ。その熱量を感じるたびに僕も負けてられないなと思います。
あと、全員何かしらのオタクなのが特徴だと思っています。それぞれの界隈で活躍していた経歴を持っていたり、何か好きなコンテンツにめっちゃ詳しい人だったりが集まっていて、典型的なスタートアップのイメージと比べると特殊な環境だなぁと思っています。
まいまい
私は逆に、「スタートアップにしては落ち着いているな」と思いました。以前働いていたスタートアップは、情熱的でがむしゃらに!という印象が強かったので。
全員熱量が高いんですけれど、その上で全体を俯瞰して、ロジカルに考えられているなと感じました。そういう意味で「青い灯火」という表現はぴったりだなと思っています。
「メンター制度」も印象的でしたね。今までの会社だと充実している会社はなくて。ミーティングや1on1がしっかりしていて、抱えている課題を解決したりモチベーションを維持したりできて助かりました。
パラン
面接の後の採用会食で感じたのは、切り替えがしっかりしているな、ということでした。
若い人が多くて雰囲気は柔らかいんですけれど、全員仕事の話になるといいものを作るために真剣になるんです。それも、「仕事だから」でやってるのではなくて、「いいものを作りたい!」という熱量から取り組んでいるのが特徴だと思ってます。
ー今後の目標を教えてください!
のりさん
僕がずっと心掛けていることでもあるんですけれど、作り手、売り手、ファンの三方面すべての人が、そのコンテンツに関わってよかったと思えるコンテンツを作れるようになるのが夢です。願わくばそれがヒットになり、時代に名が残るような作品になればいいなと思っています。
まいまい
まずは、自分が制作を進めている新規MM作品をヒットさせることですね。多くの人に協力していただいたので、しっかり成功させられるように頑張っていきたいです。それと、今立ち上げを担当している作品とは別に、私が考えた新規IP企画を選出していただいたので、その作品もリリースしたいです!その二つを達成することが、Plottとその作品を世界に広げていくことにつながると信じてます。
パラン
実は、これから先大きなチャンスをもらえることになっています。それは、今まで自分がアピールしてきたことや得意なことを認めてもらえたのかなと思っていて、その期待に応えたいです。今までPlottが過去にチャレンジしていたものの、達成できなかったことに取り組ませてもらえるので、それを実現するのが目標です!
ー最後に、これからどのような人に仲間になってほしいか教えてください!
のりさん
一人ではなし得ない大きなことを、周りを巻き込みながら仲間と達成するのが好きな人は向いていると思っています。
あとは、誰かが持っている夢を応援して、一緒に歩める人がいいですね。要は推しの夢を応援できるオタクと同じなんですけれど、仲間の夢や目標に共感して一緒に追いかけて。いつの間にかそれが自分の目標になったり、いろんな人に伝播させていく人がPlottにフィットすると思ってます。
まいまい
結構キャッチアップ力が必要だと思います。目の前のチームの目標のために、自分で考えて提案・行動できる方がチームとしてもありがたいし、本人にとっても楽しく働けると思ってます。あとは、「GRIT」「LEVEL UP」「TEAM Plott」という三つのキーワードに沿って、自分も仲間も大切に、積極的に行動できる人が輝けると思います。
パラン
この会社に入ってから感じたことなんですけれど、社員の誰とでも気持ちよくコミュニケーションを取って一緒に仕事ができるということは常々感じています。そういう意味で、多様な人と協力できる人がいいと思いますね。あとは、クリエイティブに関わる仕事なので、自分が関わる作品や動画の一つ一つに愛着を持って
こだわって、より良くするための創意工夫をできる人がいいなと思います。
ーショートアニメ事業部の働き方がよくわかりました!ありがとうございました!
のりさん・まいまい・パラン
ありがとうございました!