こんにちは!プレイシンクの採用担当です。
プレイシンクは2021年9月に設立し、クライアントの事業やサービスにWeb3やブロックチェーン技術の導入を支援するソリューションを提供しているスタートアップです。
「誰もが安心してWeb3につながる世界へ」をビジョンに掲げ、Web3やブロックチェーン技術によって新しい価値をもった経済圏が生まれることを目指して設立されました。
今回は私たちが開発した『NFTCloak』について詳しく紹介させていただきます!
「Web3」や「ブロックチェーン」というワードに聞き慣れない方や難しいと思われている方は、用語開設も途中に挟みますので、ご参考にしてください。
ぜひ、プレイシンクとNFTCloakが期待する価値に興味を持っていただけたら嬉しいです。
目次
・NFTCloakとは
・NFTCloakの仕組み
・サービスが生まれたきっかけ
・名前の由来
・NFTCloakのこれまでとこれから
NFTCloakとは
NFTCloakはすべてのサービスをWeb3につなげることができる新世代ウォレットです。
企業が提供する既存サービスにNFTCloakを導入することで、既存の会員基盤にウォレットを紐づけることができ、そのサービスで簡単にNFTを受け取ることができるようになります。
さらに、ウォレットの導入時にハードルとなる以下の課題をクリアしており、企業にとってもユーザーにとっても、扱いやすいウォレットとなっています。
- 秘密鍵や暗号通貨などの専門知識が不要
- ユーザーによるガス代の負担が不要
- サービス管理によるウォレット運用で事故・リスクが低い
- 法的リスクに対し考えられた開発実装
- 既存サービスの延長で運営できることによる集客コストの低さ
これまでのウォレット導入のハードルを一気に解消し、さらに既存サービスを簡単にWeb3サービスへとトランスフォームできる、他に類を見ない画期的なサービスです。
用語解説
・Web3:ブロックチェーン技術によって実現される、分散型でユーザー主導のインターネットのこと。データはプラットフォーマーのサーバーを経由することなく、ユーザー自身の手で管理し、その価値を自由に活用できるようになる。
・ウォレット:暗号資産やNFTなどのデジタル資産を保管したり送金したりするための仮想的な場所。現実世界でいう財布や金庫、銀行口座のようなもの。一般的にウォレットはそれぞれアドレスが割り振られており、それを利用することで個人間や取引所でデジタル資産の取引を行える。NFTの保管、購入・売却、NFTのゲームやアプリでの使用が主な使い道。
・秘密鍵:ウォレットにおける秘密鍵とは、デジタル資産の所有者であることを証明するために使われるコードを指す。ウォレット内で管理・保管されており、デジタル資産の送付を行う際は秘密鍵を使って署名する必要がある。秘密鍵が漏洩したり紛失すると、デジタル資産を失う恐れがあるため、ユーザーには厳重な保管が求められる。
・NFT:Non-Fungible Token(非代替性トークン)の略で、ブロックチェーン上に存在する唯一無二のデジタル証明書のこと。画像や音楽、ゲームアイテムなどのデジタルコンテンツにNFTを付与することで、所有権や著作権を証明したり、売買したりできる。
NFTCloakの仕組み
NFTCloakは既存のサービスに導入するだけで、そのサービスの会員基盤にウォレットの情報を紐づけることができます。
そのため、すでに会員登録済みのユーザーに簡単にウォレットを持たせることができます。
ユーザーにウォレットをサービス外で用意してもらうことや、サービスと連携してもらうなどの手順は必要なく、いつも通りサービスにログインしてもらうだけで良いのです。
そのため、これまで提供していた既存サービスが簡単にWeb3化し、新しい価値を提供することを可能にします。
また、既存サービスに導入するため、新たな価値提供としてブロックチェーンのメリット(トレーサビリティ・透明性・堅牢性やERC規格)を活かしつつ、これまでのサービス利用規約の延長上で運営管理が行える点も企業にとって嬉しいポイントです。
ブロックチェーンのメリットの詳しい解説
1)トレーサビリティ:ブロックチェーン上に記録されたデータは、改ざんや削除が困難なため、データの追跡や履歴の確認が容易になる。
2)透明性:ブロックチェーンはデータをネットワークの参加者間で共有する技術のため、データの改ざんや隠蔽を防ぐことができる。そのため、ブロックチェーン上の取引データは、正確かつ公開された情報として透明性が確保された状態で管理することができる。
3)堅牢性:ブロックチェーンは、多数のコンピューターによって分散して管理・保持されているため、システムダウンやハッキングなどのリスクが低くなる。
4)ERC規格:Ethereumブロックチェーン上で発行されるトークンの標準規格で、トークンの種類や機能によって、さまざまな種類が定義されており、互換性や安全性を高め、ブロックチェーン技術の普及を促進している。
サービスが生まれたきっかけ
Web3やブロックチェーン、NFTは新しいビジネスモデルやサービスを創出する新しいテクノロジーとして注目されています。
しかし、企業もユーザーも、Web3やブロックチェーン技術を活用するには、専門的知識を必要とし、加えてこれまでのエコシステムに組み込むには非常に参入ハードルが高いという現実がありました。
プレイシンクはそういった多くの企業の悩みを受け、今の日本のWeb3のマスアダプションに必要なのはブロックチェーン技術を簡単に利用できる環境を整えることの重要性を認識しました。
そこで、「全てのサービス提供者とユーザーがシームレスにブロックチェーン技術の活用できる環境を整備できること」=「Token ready(トークンレディ)」と定義し、企業とユーザーがWeb3化するための支援サービスをあたらしいテクノロジーで提供していこうと考えました。
そうして生まれたのが、ウォレットサービスである『NFTCloak』です。
Web3やブロックチェーン技術を活用するサービスにまず必要となるウォレットを、企業とユーザーがこれまでの体験の延長線上で扱えるようにすることで、「複雑な知識を必要とすることなく、また安心で安全な提供環境下で新しいテクノロジーによる新しい価値体験を享受できるように」と開発されました。
用語解説
トークン:ブロックチェーン上で発行されるデジタル資産のこと。トークンは、さまざまな用途に使用されており、その種類は多岐にわたる。具体的な使用例としては、ギフトカードやクーポン、暗号資産、ゲーム内アイテムやNFT、DAOのガバナンストークン、ワンタイムパスワード生成器など。
名前の由来
NFTCloakの名前の由来は「NFT(Non-Fungible Token)」と「Cloakroom(一時預かり所)」の組み合わせからできています。NFTCloakは既存サービスの会員基盤にウォレットを紐づけることができるため、従来のウォレットが自己管理型であるのに対し、サービス側も管理をしてくれるウォレットになります。ユーザーがブロックチェーン技術そのものを深く理解せずとも、NFTを安全に預け管理できるようにすることで、企業もユーザーもブロックチェーン技術を安心して利用できるようにしたい、という思いが込められています。
NFTCloakのこれまでとこれから
NFTCloakはWeb3のマスアダプションに向け、気軽に企業とユーザーがWeb3やブロックチェーンの技術に触れられる機会をつくるべく、まずは既存サービスへの導入を推進してきました。
その中でも、大きな事例となるのがこちらです。
『PontaアカウントにWeb3サービスを提供し、世界最大規模の約1億人超のプラットフォームを構築』
https://playthink.co.jp/ja/news/lm_230731/
「いつの間にか多くのユーザーがWeb3やブロックチェーンの技術に触れていた」世界への第一歩として、Pontaを運営するロイヤリティマーケティング様と一緒に既存サービスを使って、Web3による新しい価値を提供していこうと考えています。
例えば、広告にNFTを活用したり、クーポンをNFTで配布したり、ユーザーの身近なコンテンツにNFTなどのブロックチェーン技術を活用して、新しい付加価値を提供していきます。
Web3は”冬の時代”と言われていますが、ブロックチェーンの革新的な技術はまだまだ進化している途中であり、またその技術は今後企業が新しいことに挑戦していくうえで、必要不可欠なものだと確信しています。
企業がWeb3を導入することで、今すぐ急激な変化は起きませんが、企業とユーザーが共にWeb3に触れる面積が徐々に増えていくことによって、事業やサービスができることも比例して増えていき、成長していくと考えています。
だからこそ、今、私たちプレイシンクは企業と一緒に種を蒔いて、ひとつひとつ芽が出るように尽力していく時期です。
これから大きな成功事例を一緒につくっていくために、プレイシンクでは一緒に働く仲間を複数ポジション募集しています。
Web3業界をもっと盛り上げていくため、興味を持っていただけた方、事業やビジョンに共感いただけた方、ぜひ募集ページも見てみてください!