開発部のbonです。あけましておめでとうございます。
年もすでに変わってしまったのですが、去年の10月〜11月にかけて開発部のメンバーが登壇した にいがたヘルスケアアカデミーでの講演 について振り返ってみます。
弊社の社名にも「Tecnologies」とあるように、弊社はテクノロジーを活用している会社であり、エンジニアリングに力を入れているつもりです。ただ、力を入れているといってもどうやっているか、どういう組織なのかがこれまではあまり外部に伝わっていなかったところもあったなと感じていて、最近ではnoteやwantedlyにて情報発信やっていこう!ということを半ば強制的に全部署で推し進めている感じです。(私もスカウトを受けるまで知らない会社でした……)
目次
- にいがたヘルスケアアカデミーについて
- YOJOエンジニアメンバーの活動内容
- なぜITを学ぶ必要があるのか
- まとめ
にいがたヘルスケアアカデミーについて
新潟を拠点とし、ICTで地方の医療・ヘルスケア業界の抱える課題を解決する情報を発信していらっしゃるコミュニティです。詳細については コユルト| 新潟の医療課題解決コミュニティさんによるnoteの記事がありますのでそちらを参照ください。
YOJOエンジニアメンバーの活動内容
にいがたヘルスケアアカデミーでは3名の開発メンバーが登壇しました。
弊社CTO上野の「YOJOプロダクト開発までの道のり」では、CTO自らが創業における熱い思いと試行錯誤の泥臭く青い日々を赤裸々に述べていただきました。法律の壁や医療業界全体の課題を俯瞰的に捉え、仮説・検証を小さく回していくことの重要性はしっかりと伝わったのではないかと思います。
開発チーム内でもよく「爆速」という言葉を使うこともありますし、「九転十起」という弊社の価値観からもその重要性を感じ取ることができます。
また弊社加藤の「顧客理解とUI/UXの考え方」ではプロダクトマネージャー兼エンジニアとして弊社での顧客の希望や見えない欲求などを満足度につなげるための施策やそれを実現するプロダクトのUI/UXについて述べていただきました。YOJOというプロダクトを通した話だったので、とても実践的だったのではないでしょうか。また、デザイナーさんの重要性がすごくわかる発表内容でした。
私もWebデザインが苦手なのですがピクセルにはこだわりがあってスクリーンに定規を置いたりアウトライン引いたりして調整するくらいのことはします!
そして弊社尾崎の「開発工程と非エンジニア-エンジニアとのコミュニケーション方法」はなぜか記事になっていないのですが、一般的なウォーターフォール開発について述べていただきました。この登壇内容を社員向けにも発表していただいたのですが、社内のエンジニア以外のメンバーから上がった声では「エラーが起きないことはシステムといえども100%ないということを改めて認識した」や、「エンジニアって楽な仕事だとばかり思ってたけど、不確実なことのオンパレードで意外と大変なのですね」という意見が挙がっていました。仮説思考大事ですね。
個人的には巨額の予算を投資して1度もユーザーから使ってもらうことないままお蔵入りした機能の話や、サービス閉鎖における愚直なクローズ作業を1人で半年掛けて進めたという話は、自分も心が痛くなりました。
なぜITを学ぶ必要があるのか
ここからは余談ですが、なぜ医療従事者の方々がITを学ぶ必要があるのかについて個人的に考えていることを書きます。
医療業界はITテクノロジーの浸透がまあまあ停滞している業界として有名なのはご存知かと思います。原因は色々あるかもしれませんが今回は割愛し、IT化が進んで行った未来の話を前提とします。
今以上に医療業界のIT化が進んだ場合、それを業務で利用する方々はそのシステムやサービスについて、使い方やイレギュラー時の対応などを知っておかなければなりません。つまり医療従事者でありながら、あるていどITの知識を有している必要があるわけです。
そして現場のIT化を最先端かつ最速に進めていける役割を担えるのは誰かというと、現場に立つ方々ですよね。要するに医療従事者の方々にとってITスキルを身につけることが、今後の事業や業務を最大限に効率化・高収益化していくための施策の1つとなっていく未来がやってくるのではないかと考えています。
そんな未来を思い描きながら、弊社の薬剤師の中にはすでにエンジニアとして活躍しているメンバーもいますし、ITパスポートを取得するために学習を続けている方もいらっしゃいます。社内ではITパスポートを持っていない薬剤師を0にしようという話も持ち上がっているくらいです。この話は別途記事を書いてくれると思いますのでお楽しみに!
まとめ
YOJOのエンジニアリングがYOJO社内のみならず社外の医療業界に対しても貢献しようと頑張っているところを今回はお伝えしました。法律も2022年からどんどんITを前提としたものに変わっていくことは様々なところで言われているとおりです。そうした流れにおいて、薬局業界における新しい薬剤師の働き方と患者との関係性をテクノロジーの力で変えようと弊社は日々活動しています。
エンジニアチーム全体で、さらなる社外発信と社内の啓蒙にこれからも努めていこうと思っています。