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受賞者インタビューVol.14┃チームと共に成長するスクラムマスターの試みとは

2022年11月にエンジニアとして入社以来、ペライチの更なる発展に向けた開発を担ってきた武田さん。現在はスクラムマスターとして活躍する彼女に、これまでのキャリアや現在の取り組み、そして未来に向けた展望を伺いました。

武田 綾奈(たけだ あやな)/ 開発部


ーまずは、ペライチに入社する前のご経歴を教えてください

最初は派遣社員として、事務を担当していたところ、ある派遣先のIT企業でのテスター業務に携わることになりました。これがエンジニアを志したきっかけです。先輩からPHPを教わる中で、「思ったより難しくないかもしれない」と、次第にプログラミングに魅力を感じるようになりました。

派遣契約が終了したタイミングで、正社員としてエンジニアになることを決意。次の職場ではWeb系エンジニアとして、顧客向けのWebサイト制作やシステムの運用保守に取り組みました。
最初はコードを書く機会がほとんどなく、先輩が作成したシステムのテストや、作業手順書に基づく対応が主な仕事でした。それでも、徐々に小規模な改修作業を任されるようになり、開発工程への理解が深まりました。

一方で、初めて本格的にプログラミングに取り組む中で、自身のスキル不足を痛感したこともあります。当初、「難しくない」と感じていたプログラミングでしたが、実務で求められる高度な知識や技術に直面し、ギャップを感じる日々を過ごしました。それでも、少しずつコードを書いていく中で、形のないものを作り上げる楽しさを実感し、「もっと成長したい」という気持ちが芽生えたのです。


ー そのような中、なぜペライチに入社されたのでしょうか?

前職も良い会社でしたが、いくつか課題を感じていました。
例えば、コロナ禍が落ち着いてリモートワークが廃止されたことや、作ったサービスが社内でしか使われていなかったことです。もっと多くの人に使われるサービスに携わりたいと思い、転職を考えるようになりました。

ペライチとの出会いはスカウトがきっかけでした。他社の選考では、口頭面接やプログラミングスキルを測る単純な技術課題が多かったのですが、ペライチの選考では「ワークサンプル」という実務に近い課題が出されます。課題への取り組みを通じては業務のイメージが湧き、非常に面白いと感じました。

また、選考過程で社員の方々とお話しする中で、人柄や職場の雰囲気に惹かれ、「ここで働きたい!」と確信しました。


ー ペライチではどのような業務を担当されていますか?

入社後から現在に至るまで、「ペライチ」のホームページ作成・編集機能の開発に携わっています。
当初は、開発タスクが振り分けられ、それに基づいて機能を実装する業務が中心でしたが、今年6月に体制が変更されたことで役割が広がり、プロジェクト管理やチームマネジメントにも注力するようになりました。

現在はスクラムマスターとして、チームの進捗確認やリソース調整を行い、開発がスムーズに進むようサポートしています。また、メンバーとの1on1を定期的に実施し、業務上の悩みや要望を共有できる場を設けています。これにより、メンバーが楽しく働ける環境づくりを目指しています。

自らプログラムを書くことはほとんどなくなりましたが、レビュー対応やテストなど、品質向上に向けた活動は引き続き行っています。コードを書く機会が減った分、チーム全体の働きやすさや開発体制を改善することに力を注ぎ、プロジェクトの成功に向けた基盤づくりに貢献しています。


ー 初めての挑戦などもあるかと思いますが、大変だったこと、苦労されたことはありますか?

今年6月の体制変更が大きな転機でした。
それまでチームメンバーは自分を含めて3人でしたが、6人に倍増し、一気に3つのプロジェクトが同時進行することに。進捗管理やリソース調整が予想以上に複雑で、心身ともに負担を感じるほど大変な時期でした。
特に、同時に進行しているプロジェクト間での優先順位付けや調整が難しく、どのタスクを先に進めるべきかの判断に迷うこともありました。

ただ、幸いなことに、元上司の藤代さんがプロダクトマネージャー(PdM)としてチームに関わっており、相談に乗ってもらったり、時にはヘルプをお願いしたりすることで、何とか乗り越えることができました。
また、チームのメンバーが非常に優秀で、各プロジェクトを自走して進めてくれたのも大きな助けになりました。ジュニアメンバーが多いチームだったら崩壊していたかもしれませんが、メンバー全員が自発的に動ける環境だったおかげで、全てのプロジェクトを無事完遂することができました。

私はスクラムマスターとして、開発の工程に責任を持ちながら進捗確認や課題の解決を担っています。一方、PdMは機能追加や改修に向けた企画立案を行い、エンジニアに提案する立場です。こうした役割分担のおかげで、責任を分散しつつ、プロジェクトの成功に向けてチーム全体が一丸となることができました。

この経験を通じて、チームの規模が変わっても成果を出せる体制づくりや、メンバー同士が協力し合える環境の重要性を改めて実感しました。


-困難を乗り越えての社内表彰に繋がったのですね。改めて、四半期表彰「ナイストライ賞」の受賞おめでとうございます!

ありがとうございます!この賞をいただけたのは、チーム内で複数のプロジェクトが同時進行していた中、トラブルなく締切を守るよう尽力した結果だと思っています。

その期間は特に差し込み業務が多く、通常のタスク以外にも対応が求められる場面が少なくありませんでした。例えば、カスタマーサポート(CS)で解決できなかった技術的な問題への対応が必要になった際、他のメンバーの負担を減らすため、自分ができる限りサポートに回りました。こうした行動が評価されて、とても嬉しく思います。

正直なところ、賞を目指して特別に頑張ったというよりは、日々の業務を全力でこなしていたら結果として受賞につながった感覚です。ただ、やはり「メンバーへの愛」が原動力だったことは間違いありません。メンバーの働きやすい環境を作りたい、という思いが自分の行動を後押ししていました。

それに加えて、実は表彰の副賞であるピーちゃん人形が欲しかったんです(笑)
次はトロフィーも手に入れたいので、また受賞を狙いたいですね。

これまで部活動なども経験しておらず、表彰されること自体が初めてだったので、本当に特別な喜びを感じています!


ー 武田さんの今後の目標や実現したいことはありますか?

引き続き、エンジニアが楽しく元気に働ける環境づくりを進めていきたいと考えています。

最近では、前述でお伝えしたCSからの問い合わせエスカレーションにおける改善に取り組みました。具体的には、エスカレーション通知の仕組みを効率化する計画です。
エンジニアのCS対応は週替わりの当番制を導入しているのですが、これまではメンバー全員に通知が届くため、当番ではない週でも情報が飛び交い、業務に支障が出てしまうこともありました。
そこで、当番ではないメンバーへの不要な通知を削減することで、負担を軽減する仕組みを構築しました。現在、運用も順調で、効果を実感しています。この経験をもとに、今後も業務の効率化や負担軽減に役立つ取り組みを進めていきたいと思います。

また、将来的にはピープルマネジメントにも挑戦したいです。今はその準備段階として、関連する書籍やイベントを通じて知見を深めており、タイミングが来たときには、実践を通じてメンバーの成長支援や組織の仕組みづくりに積極的に関わっていきたいと思っています。
エンジニアとしての役割を超えて、より広い視点でチーム全体をサポートできるようになりたいです!


ー 最後に、この記事を読んでいる方にメッセージをお願いします!

ペライチでは、日本だけでなく、2024年にベトナムに現地法人を立ち上げるなど、国際的な事業展開も進めています。ベトナムチームと連携しながら新しい挑戦ができる環境は、グローバルに視野を広げたい方にとって魅力的です。
また、全社的なコミュニケーションの強化にも力を入れ、メンバー一人ひとりが活躍できる風通しの良い職場を目指しています。技術力を高めるための研修補助や制度も充実しており、自分のスキルを磨きながら成長できる環境が整っていますよ。

自分のアイデアを形にしたい、国際的なフィールドで活躍したいという熱意のある方と一緒に働けると嬉しいです!


ー 武田さんありがとうございました!
ペライチでは現在、私たちと一緒に働く仲間を募集しています。興味を持った方はまずはぜひ、気軽にお話してみませんか?


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