2022年8月に東京都により主催された、「都知事杯オープンデータ・ハッカソン2022」。6日間にわたって開催された本イベントのDay4「サービス案検討」の特別講義に、ペライチ創業者の橋田が講師として登壇しました。
「使ってもらえるサービスを作ろう！」と題して、自身の経験を踏まえて、サービスを生み出すために大切な考え方について、参加者に向けて熱く語りました。本日はその登壇内容の一部をお届けします。　　　　　※TOPの画像は過去の社内イベント時に撮影したもの。本イベント登壇時のものではございません。

Profile

橋田 一秀（はしだ・かずひで）／株式会社ペライチ　取締役Co-Founder
1983年東京都生まれ。東京理科大学工学部電気工学科修了。
新卒で株式会社NTTデータに就職した後、未経験からエンジニアを志して株式会社うるるに入社。エンジニアとして経験を積んだのち、2014年にペライチの前身である、株式会社ホットスタートアップを創業し、代表取締役に就任。2022年6月に代表交代し、現在は取締役Co-Founderを務める。

とにかく、困っていることを聞きに行って解像度を高める

ペライチ誕生のきっかけは、妻が通う整骨院のホームページのサイトがよくわからなかったこと。当時もホームページを作成するためのツールは様々あったものの、知識がないと効果的に活用できないものばかりだったため、新たな価値が生み出せる可能性を感じた。

まずはペルソナや課題の輪郭を明らかにするために、周囲の人へのアンケートを実施。それを踏まえて自分なりの仮説を持った上で、とにかく色んな人に話を聞きに行くことで、とことん解像度を高めていった。

使ってもらえるものを考える

気を付けなければならないのが、課題設定時の思い込み。自分が欲しいものではなく、人が欲しいもの、使いたいものでなければ意味がない。だからこそ、たくさんの人に会って話を聞く。そして、一人ひとりの気持ちに寄り添って、課題を解決するための事業プランの種をとにかく考えた。

もちろん、リリースしてみないとわからないこともたくさんある。でもこの時に考え抜いたからこそ、ペライチはリリース当初のサービスコンセプトからブレることなく、今なお多くの方に使ってもらえるサービスに成長してきた。

どうせやるなら、解決できる課題の量が多い選択を

自ら様々なイベントなどに足を運ぶ中で、高い志、信念を持って社会に大きなことを為している起業家の方と多く出会い、その生き様に触れてきた。その出会いを通じて、やるからにはなるべく多くの方に使ってもらい、解決できる課題の量を増やしていきたいと覚悟を決め、起業家を目指し始めた。

そこからは様々な起業家や投資家の方に話を聞き、勉強の日々。並行して、事業プランをピッチしてフィードバックをもらい、精度を高める取り組みを続けてきた。

エンジニア経験を活かしたスタートダッシュ

自分自身がエンジニアだったからこそ、最初の実装が自分でできた点は、スピーディに進めていく上で経験が大いに生きた点。また、エンジニアだからこそ、エンジニアの仲間を集めやすかった。

自分がエンジニアであってもそうでなくても、良いチームワークのために互いを理解することが大切であることは大前提として、エンジニアリングへの理解がサービスの立ち上げやその後のグロースを後押ししたことは間違いない。

仲間、家族の支えを信じて、ワンチームで突き進む

もちろん、これまですべて順風満帆に進んできたわけではない。でも、そんな時に支えになるのが、志を同じくする仲間と、常にサポートしてくれる家族。ちなみに、ペライチの創業期を手伝ってくれたのは、2012年頃に出場したハッカソンで出会った仲間だった。

自分から積極的に様々な場所に出向き、一緒に開発を進めるメンバーだけでなく、自分が熱量高く話せる人、困ったときにすぐに相談に乗ってくれる人など、多くの人を巻き込んで「チームペライチ」を作り上げていく。大きなことを為し遂げるには、サービスの開発そのものだけでなく、そのためのチームづくりにも力を注いでいくことが大切。

－いかがでしたでしょうか。いつか社会的な課題を解決するような、多くの人に役立つサービスを生み出したい、と考える人の参考になっていれば嬉しく思います。

ペライチでは現在、仲間を募集中です。サービスとしてはグロースのフェーズにありますが、「サービスの0→１」を経験してきた橋田を始め、経営陣の間近でサービス開発のイロハを学ぶことで、起業家としてのキャリアに向けて一歩踏み出してみませんか？

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