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NGOの遺贈寄付スタッフって、何をしてるの?

こんにちは。ピースウィンズ・ジャパンで遺贈寄付チームを立ち上げて、マネージャーをしている榛田(はりた)です。いまチームの新しいスタッフを募集しています。そこで、ちょっと敷居の高そうな「遺贈寄付」の担当者って、一体どんな仕事をしているの?について、ご紹介したいと思います。

※ちなみに、チームで仕事をしているので、全員が以下の仕事をしているわけではありません。あなたの長所をいかして、参加していただければありがたいです。

勤務場所:東京事務所(原則)。在宅勤務あり。出張あり(チームで調整するので難しい人もOK)。

1、ご相談者・寄付者の方の声を聞く

まず何よりも大切なのは、寄付をご検討中の方のお話を、しっかりとうかがうことです。

ご相談の多くは、お電話やメールです。お話、お気持ちをうかがって、「相談できる専門家が身近にいません」「自宅も遺産として寄付できますか」といったご相談を、一つずつ整理して、解決をサポートしていきます。ご相談者の方には、お一人お一人ごとに大切なストーリーがあります。そういうお話をうかがえるのは、担当者ならではの醍醐味です。

なお、この1対1のコミュニケーションの中で、ご寄付のお願いはしていません。「倫理ガイドライン」も作っています。相談者の方が、安心して相談していただけるように心がけています。難しい内容のお問い合わせなどは、チーム内の先輩や顧問の専門家などに相談して、答えるようにしています。

2、遺贈寄付「実現」のための調査をする

次に必要なことは、「遺贈寄付」をしたい、というご希望を、現実にできるかどうか、慎重に調査することです。もちろん、預貯金などはありがたく、そのまま事業に使わせていただけます。ところが、不動産のご寄付のご意向がある場合は、そうはいきませんよね。換金ができるのか(&ご寄付でいただいた不動産を換金してしまっても良いのか)、あるいは、事業でそのまま利用できるのか、は大事なポイントです。どちらも難しいならば、いただくことはできず、丁寧に辞退したり、他の方法を考えなければなりません。

こういうことを、遺贈寄付のチームでは、事業部や管理部、そして、専門家の方たちと連携してチェックしています。必要ならば、現物を確認するために、現地へ足を運ぶこともあります。

ちなみに、このフェーズはなかなか難しいので、マネージャーを中心に、経験豊富なスタッフが担当しています。

3、魅力を伝える広報・コンテンツ制作

上のような相談活動とは別に、遺贈寄付や団体の活動の魅力を伝えるコンテンツ制作も、私たち遺贈寄付チームの仕事です。ウェブ記事やパンフレットの企画・ライティング、新聞や雑誌広告のディレクションまで行なっています。マーケ担当は、遺贈寄付に関する指標や重要キーワードを日々チェックしています。ご相談の電話を受けているスタッフや社内デザイナーも一緒になって、遺贈寄付や団体の魅力を効果的に伝えられるコンテンツを考えています。

広報スタッフや、社内デザイナーと写真の選定で「この写真はエモすぎる!」ともりあがったり、「このキャッチコピーはどう?」と、和気あいあいとアイデアをだしあう楽しい時間でもあります。絵心のあるスタッフが、ニュースレターの表紙絵を描き上げてくれたこともありました。

4、セミナー&イベントの企画・運営

さらに、ご相談者のお役に立つような、終活セミナーやエンディングノート・セミナーなどの企画・運営もしています。セミナーの会場で、参加者、支援者のみなさんにお目にかかると、いつも元気をいただいています。

また、自団体だけにとどまらないイベントや取り組みもあります。さらに、「遺贈寄付」分野では、勉強会、お花見、ランチ会など、団体の枠をこえた担当者同士のネットワーキングもさかんです。他団体の担当者と情報交換し、人脈が広がるのもこの仕事ならではの楽しさです。

チームでとりくむ仕事ならではの醍醐味

このように、遺贈寄付の担当者は、相談、調査、広報、イベント、といった仕事を、チームで行なっています。また、管理部、事業部など、多くのスタッフを巻き込み、外部の専門家を巻き込み、時には他団体の担当者とも協力しながら進めています。そして、相談者、支援者の方から、「これでほっとできる」とか「ありがとう」という言葉をかけていただくと、本当に働いていて良かったと思います。

「遺贈寄付」は、まだ新しい分野なので、ゼロから仕組みを作り上げていくチームワークが、遺贈寄付スタッフのお仕事の醍醐味です。困難なことがあっても、人と人のつながりで助けあうので、いつか、「あんなことがあったね」と笑いあえる日が来ると思っています。

「話を聞きに行きたい」をクリックして、ぜひお気軽にお声がけください。

あなたの情熱とアイデアが、遺贈寄付という新しい文化を育てる力になります。また、新しい分野の事業を立ち上げる経験は、きっと、これからのキャリアにおいても、役に立つと思います。興味を持ってくださったみなさんが応募してくださることを楽しみにしています。





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