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代表インタビューvol.2! ”メンバーに任せる”ことで好循環を生み出す、組織づくりの哲学とは。

パンフォーユー代表取締役 矢野健太

新卒で電通入社。交通・屋外媒体のメディアバイイングと企画立案を担当。その後、教育系ベンチャー、地域系NPOを経験。2017年1月にパンフォーユー設立。平成元年浅草生まれ群馬育ち。京都大学経済学部卒業。好きなパンはバゲット。

代表インタビューvol.2!

代表インタビューvol.1では、創業までの思いから事業の立ち上げについての話を聞きました。このvol.2では、現在の組織に対する考えから、未来の話まで、インタビューします。

ー後半では、まずこれまでの組織の作り方について伺います。人との出会いや、「運良く」といった言葉を口にされる矢野さんですが、組織づくりにあたってどういったことを意識されていますか?

昔からなのですが、自分で人生を決めているつもりが、大事な局面では偶発的な出会いによって、進む方向を決めていると思っています。出会ったものに流れた方がうまくいくとも思っているので、それに委ねています。

一方で、それは自分何も考えずに運に身を任せるということではなく、進みたい方向と、それに足りていないリソースが何かを常に考えています。なので自分が狙っているタイミングでいい球が飛んで来たら、きちんとバットを振る、ということは意識しています。僕はいつもバッターボックスにいるようにしているので、飛んできた玉=チャンスはきちんと捉えるようにしています。

ー出会ったものが正しいかどうか、不安にならないものでしょうか?

チャンスを掴みにいくより、引き寄せられていくときの方がうまくいくと思ってます。

また、僕の仕事は人に任せることだと考えているので、日々の業務はメンバーに任せるようにしていますが、それができる理由は、任せているアイディアに自信があるからなんです。人に任せた時に、どこに転がるかわからないと怖いですが、ある程度転がるエリアはならしてあるので、どう転がってもある程度想定通りになる、ということには自信があります。

ーすでにたくさん考えている、ということなのですね。

はい。だから各事業の中でもそれに逸れるようであれば、その都度口を出します。



ーそういった環境を作る中で、どのような人と一緒に働きたいですか?

思いっきり成長したい人、ですね。僕の価値観として、実現できるはるか上を目指していて、ようやくそれなりのレベルになる、と考えているからです。そういう人とこちらも一緒に働きたいですし、その人にとっても、満足できる環境が整っていると思います。

実際に、元々パン屋さんやりたかった、違う仕事をしていたが諦めきれなかった、というメッセージを送ってくれる応募者もいます。そういう人が活躍できる舞台はあると思っていますので、その舞台を存分に使いきってくれる人が来てくれたら嬉しいです。

僕は機会を作る人であって、こういう世界があると提示したら、それに感化された人が伸びていくのを見るのが嬉しいです。僕が良いと思っている価値観に、完全に賛同して一緒に手を取り合って進んでくれる必要はないので、先を走ってくれて、別の山かもしれないけれど一緒に高いところで良い景色を分かち合いたいです。

ー人の成長を願うところが、教育の世界での社会貢献を目指していた(※vol.1参照)矢野さんならではの目線ですね。

実はそれには成功体験があります。弟が3人いるのですが、皆スポーツに熱中していたので、高校卒業後は大学に行かずに地元に留まる予定でした。しかし、それでは将来の選択肢が広がらないと思い、浪人してでも大学に行くようにと当時高校生であった自分が説いたおかげで、彼らは大学を出て、現在は都内で働いています。結果として、兄貴のおかげで視野が広がった、と弟達に言ってもらうことができました。自分のアドバイスによって弟の人生が変わった、ということがとても嬉しく、同じように、自分が示した価値観によって人が変わることを、会社でも目指しているところがありますね。

日々の業務で考えると、この会社で今後迎えるプロセスは、仕事が好きな人にとってはかなり面白いと思います。だからそれを楽しめそうな人を誘ってきて、楽しんでもらいたい。その結果、その人は楽しんで働いたプロセスを経ると、全然違う世界にいると思います。そうやって、この経験をしてよかったな、と思ってもらいたいです。

ー具体的に、各事業に対してどのように考える人が適しているのでしょうか?

弊社の事業に可能性を感じて、一緒にその価値、自分自信の方法やアイデアを使って証明したい、と思える人に入ってきて欲しいですね。僕はそれには異論を唱えないので、「証明してください」というスタンスです。

具体的には、今ある個人向けのパンスク事業については「全国のパン屋さんのパンを食べられたら幸せだろう」とか、福利厚生サービスのオフィス・パンスク事業は「オフィスでランチ代わりに手軽にパンが食べられたら良いよね」と、考える人たちがそれぞれ集まってきています。OEM事業の場合は、地域のパン市場を開放する、というビジネス的に重要な意義があります。今はそれぞれの価値を証明しているプロセスにあり、それに共感したメンバーそれぞれが、大なり小なり、異なる立場でその価値の証明にトライしています。

事業のゼロからイチを創ることに携われる機会は、それほど多くはありません。この会社は、それをずっと起こすような会社でいたいと思っていますので、社員にはぜひそれを楽しんで欲しいです。なおかつ、そういったことを楽しめる人は、会社に貢献してくれると思っています。



ーありがとうございます。過去、現在、と話を聞いてきましたが、最後に今後会社が向かう未来について、お話いただけますか?

今この会社で作っているのは、これまでお店の周辺地域のみに販路が留まっていたはずのパンを、外に開放することによって、お金や経済の循環を生むということです。今までなかったパンの売り上げが、新たな経済循環を起こしています。

我々が様々な工夫をして、パンの販路を拡大することで、まだまだパンの新しい経済圏が広がっていくと思ってます。美味しいパン屋さんは地方にこそあると考えているので、結果として地域にお金が落ちることになります。パン屋さんの価値を世に広めることで、その価値を高め、地域経済に貢献したい。それが今目指している世界です。


どうもありがとうございました。日頃なかなか聞くことのできない、社長の組織やメンバーに対する考えを知る事ができました。こんな会社で、あなたも一緒に思いっきり成長してみませんか?
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