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【プロダクト・マネジメント(PdM)研修レポート】 ハーバード大学MBA教授が監修したカリキュラムをベースに、プロダクト・マネジメントの社内トレーニングを開催しました!
こんにちは、パクテラ・テクノロジー・ジャパン(以下、パクテラ/PTJ)の採用担当です。
パクテラ・グループは、グローバルで4万人を超えるエキスパートの集団として、デジタル・ソリューション、ビジネス/ITコンサルティング、エンジニアリング・サービスを、数多くのクライアントに提供しています。
パクテラではエンジニアリング、マネジメントの両軸で社員のスキルを高めるための環境づくりを推進しており、積極的にリスキリング・アップスキリングのためのトレーニングの機会を設けています。
その一環として、2022年11月から2023年1月にかけて計7回にわたり、“プロダクト・マネジメント(PdM)”をテーマにした社員向けトレーニングを当社虎ノ門オフィスで開催しました。今回は、そのトレーニングの様子をレポートします。
きっかけは、ある女性社員によるPdMの考え方に対する“気づき”。パクテラ日本法人2社の両社横断的なトレーニング・プログラムが実現
従来のプロジェクト・マネジメントは、output(成果物)を軸として、品質を確保しながら高い効率で計画に沿った成果物をいかに作成するか、という考え方に基づいて方法論が構成されています。
一方で、プロダクト・マネジメントは、outcome(価値)を軸として、顧客の問題をいかに解決し、顧客に対して価値を産み出すかという考え方を基礎としています。このようなプロダクト・マネジメントの考え方は、近年非常に重要性を増しています。
今回、社員向けに実施されたのは、Product Institute Japan の創立・共同運営者である菊池聡氏を講師に迎えた、“プロダクト・マネジメント(PdM)トレーニング”。ハーバード大学のビジネススクールMBAコースにてプロダクト・マネージメントの教鞭をとるメリッサ・ペリ教授が監修したカリキュラムをベースにした講座で、プロダクト開発のさまざまな局面において、実験を繰り返しながら「発見」と「実行」の段階を踏み、ユーザが抱える問題を解決してビジネス価値を提供できるプロダクト・マネージャー人材の育成を目的として開催されました。
今回のPdMトレーニングのコンテンツは、以下のように構成されています。
本トレーニングでは、計7回にわたって、“プロダクトの目標設定”、“ユーザーへのインタビュー”、“適切な検証の選択”、“利害関係者(ステークホルダー)とのコミュニケーション”など、プロダクト・マネージャーがどのように問題にアプローチするべきか、その考え方や理論などを体系的に学ぶ流れとなっています。
今回の研修は、パクテラ・グループの日本法人であるパクテラ・コンサルティング・ジャパン(以下、PCJ)の女性コンサルタントからの提案により実現しました。あるプロジェクトで今回の講師を務める菊池氏と出会い、ともに仕事を進める中で、プロダクト・マネジメントの観点で考えるべきことについて多くの気づきがあったとのこと。自分以外にもこのような学びを必要としている社員も多いのではと考え、本研修の企画が立ち上がりました。PTJとPCJは様々なプロジェクトの現場で協力体制を敷いていますが、両社横断的な研修の機会を設けるのは今回が初の試みでした。
プロダクト・マネジャーの役割とは何か!? 所属部門も年代も異なる様々なメンバーが、活気あふれるセッションを展開!
本トレーニングを企画した当初は、20名ほどの参加者を想定していましたが、社員の関心の高さから受講希望者が多く、最終的に29名がエントリー。参加者の内訳は、PTJとPCJからほぼ半数ずつ、若手社員から役員クラスまで、所属部門も年代も異なる様々な社員が集まりました。トレーニングに自ら興味を持って手を挙げて参加表明したメンバーだけに、トレーニング各回の約1.5時間、全員が真剣に講義に参加する様子が見られました。
本記事の写真が撮影された初回のトレーニングでは、そもそもプロダクト・マネジメントとは何か、プロダクト・マネジャーの役割とはどのようなものか、それらを多角的に捉え、理解を深めていくための内容でした。“プロダクトはユーザーに使ってもらうことで初めて価値が生まれるもの”という大前提から、“プロダクト・マネジャーはユーザーにとって価値のあるプロダクトを作るために、既知と未知を含めたあらゆる課題を探求してアプローチすべき”――。プロダクトマネジメントの奥深さ、面白さに触れ、多くの学びを得たようでした。
また参加メンバーが一方的に講義を聴くだけではなく、講師の菊池氏が要所要所でお題を投げかけ、そのお題に対して様々な参加者が答えるといった双方向のやりとりが多く見られ、さらにはメンバーから積極的に質問が飛ぶ場面も生まれ、全7回のトレーニングを通して活気あふれるセッションが繰り広げられました。
以下は、トレーニングに参加したある社員の感想です。
“「プロダクト・マネジメント」は、何か製品(プロダクト)を開発して販売している企業やチームにしか使えないものと誤解していましたが、もっと幅広く、顧客の問題を解決する立場にある全ての人が活用できる考え方・アプローチであることが、このトレーニングを通じてはっきりと理解できたことが印象的でした。
私が担当しているプロジェクトにすぐに活用できるものがありましたし、より多くのパクテラの社員がこの考え方を理解して実践してほしいなと思っています。
本トレーニングは、300ページ以上の書籍を翌週までに読了する宿題が課された回があったり、カリキュラムも複雑で多数の要素を学んでいく必要があったり、チャレンジングな内容ではありましたが、全7回のトレーニングを受講して、改めて非常に価値のあるものだったと実感しています。“
刻々と変化するITトレンドをキャッチアップするため、パクテラの社員は日々自主的に先進技術を学んでいますが、会社としても組織全体の技術力を向上させるため、全社的に様々なラーニングの機会を用意しており、エンジニアスキル、マネジメントスキル双方を高められる環境があります。
今後、弊社では社員のリスキリング・アップスキリングを目的としたトレーニング制度を、現在より大幅に充実化していく計画です。その制度やトレーニングの様子などを、これからも記事として公開していく予定ですので、こちらも楽しみにお待ちください。
いかがでしたか? パクテラは研修や勉強会の機会や、サポート体制が整っており、スキルアップのチャンスもたくさん用意されています。パクテラに興味を持ってくださった方、一度お話してみませんか? ご応募お待ちしています!