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<社長ストーリー#1>ビジネスチャンスを追い続ける新開強のストーリー(社内報の人気記事をこっそり公開しちゃいます。)

こんにちは、広報担当の白井です。

当社では、現在社内報を月刊で発行しています。部署紹介や、季節コンテンツ~社員のプライベートが垣間見えるアンケート系まで、様々な種類の記事を掲載しています。その中でも人気のコーナーが、キーパーソンにフォーカスをしたインタビュー記事。その記事をこっそり公開しちゃいます。


~社内報「Plus One Plus」より~

株式会社プラスワンインターナショナルの代表取締役を務める新開強。「一人でも多くのお客様にオリジナル制作の楽しさを知ってもらいたい」と語る新開のこれまでの軌跡と、将来の展望に迫った。

スポーツに明け暮れた学生時代

幼いころから足が速く、記録会ではいつも表彰台の常連。小学生から始めた野球チームでは、背番号4番でピッチャーを務めた。大きな体を生かしたピッチングを武器に、主力選手として活躍していた。

中学では陸上部に入部し、短距離走の選手として俊足を発揮するも2年生で足を痛めてしまう。次第に満足のいく走りができなくなったため砲丸投げに転向するが、短距離走ほどの情熱を持てずにいた。

くすぶる日々が続く中、新開は父親からゴルフに誘われる。最初は面白さを感じられなかったが、ショットが打てるようになると途端に夢中になった。高校に進学後も陸上部に所属したが、部活よりもゴルフ場に連れて行ってもらう方が楽しみであった。

英語を学ぶために上京、しかし……

 高校3年生になると受験が迫ってくる。運動に向けていた熱意を勉強に切り替え、1日10時間以上机に向かい続けた。英語を学びたいとの思いから、獨協大学外国語学部英語学科を受験し、難なく合格。新しい生活を夢見て、生まれ故郷高松を飛び出した。しかし新開を待っていたのは、座学やレポートばかりの授業。英語を話す機会はほぼなく、「英語で意思疎通ができるようになる」という目的とはかけ離れた日々に嫌気がさしてしまった。

大学2年生になった8月の暑い日、ゴルフの練習中に突然「このまま大学に通い続けて意味があるのだろうか?」と疑問がよぎる。

「日本にいるから、英語は外国語なんだ。英語を日常的に使うためには海外に行くしかない」。

ゴルフ場を出るときにはすでに留学を決意していた。

「帰宅してすぐ、実家に電話をかけました。普通に英語が話せるようになりたい、今まで学んでこなかった分野も学んでみたいことを伝えると、両親ともに二つ返事で承諾してくれました」。

翌日からは図書館で留学先を調べる毎日。それまでに取得した単位を移行できる大学を探し、アメリカ合衆国インディアナ州立大学への編入を決意する。大学を退学した後はひたすらバイトで資金を貯め、翌年の1996年(平成8年)1月、21歳で新開はシカゴに渡ることとなる。

ビジネスチャンスを追いかけて

 渡米から2年後の秋、日本ではアメリカ発祥のブーツ「レッドウィング」が大流行。どこへ行っても品薄状態で、芸能人が使用した型はプレミアがつき高値で取り引きされていた。一方アメリカでは、レッドウィングはただの作業靴。日本よりも格安で購入できるため、友人から頻繁に購入を頼まれていた新開は、これは商売になるとひらめいた。実店舗を構えるのはリスクが高いと考え、両親が経営していた喫茶店の休憩スペースを改装して店舗を立ち上げた。この10坪程度の小さな空間が、プラスワンインターナショナルの前身である。

 成功を夢見て始めてはみたものの、ターゲット層である若者は喫茶店には訪れず、思い描いたような宣伝もできずに最初はまったく商品が売れなかった。なんとか徐々に口コミで広まったものの、流行は次第に移り変わり売れ行きが伸びなくなる。開業から半年も経たずに新開は経営者としての壁にぶつかった。

デザインとの出会い

 開業翌年の2月、所属するサークルのイベントでシカゴの中心部に訪れた新開は、ストリートウェア専門店で日本向けの商品を大量に購入した。個人が買うには多すぎる量を不審に思う店員に、日本でビジネスをしていると告げた新開はその店のオーナーと対面する。慣れない英語で必死に説明をする新開をオーナーは快く受け入れ、主要な仕入れ先となった。

オーナーは独自のブランドを立ち上げ、自身で商品のデザインも手がけていた。「お前もやってみなよ」と最新のパソコンを与えられた新開は、見よう見まねでデザインの勉強を始める。その後オーナーのブランドを日本で展開しようと試みるが、卸業者としての知識も技術もない中、たった1つの小さな店舗だけで売り上げを伸ばすのは至難の技であった。

「仕入れたものが売れないのであれば、自分で作ってみようか」。

そう思い立った新開はすぐさまいくつものデザインを考案し、その中で厳選したものを自作Tシャツとして店頭に並べた。これが、大きな転機となるのである。 (#2へ続く)

#社長ストーリー#社内報

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