※本記事は、2016年7月12日に「opt cafe!」にて公開した記事の転載となります。
「デジタルシフト」という言葉を以前よりも聞くことが増えてきました。
広告・マーケティング領域はもちろん、様々な場面でアナログ→デジタルの流れは加速しています。
デジタル人材の市場価値がますます高まる中、デジタルエージェンシーであるオプトがどのように顧客と向き合い課題を解決しているのか、また企業風土をどのように感じているのか、オプトへの転職者へ話を聞いてきました。
オプトで働くってどんなことなのか、どうぞお読みください。
■転職の動機は「デジタル」と「上流課題」
田中:本日は3名の方にお集まり頂きました。早速自己紹介として、オプト入社前の経歴と現在の業務について教えてください。
川崎さん:営業の川崎です。現在は、既存顧客ももちろんですが、新規顧客開拓に力を入れる部署に在籍しています。前職では、紙もネットもやっている不動産ポータルで営業をやっていました。転職の軸として持っていたのは、①インターネットを中心とした事業であること ②顧客課題の上流にまで食い込み、打ち手の選択肢を多く持った提案が可能な会社 の2点でした。実際の業務もこの2点は裏切られることなく、納得して働けています。
桒野さん:私は社会人5年目で、一昨年(2014年)にオプトへ入社しました。現在は運用型広告を中心に提案するメディアコンサルタントをやっています。私は前職で営業領域専門のコンサルタントとして、SFAやCRMの新規の営業・提案・導入を担当していました。前職でキャリアを積むうちに、導入して終わりではなく、継続的なパートナーとして営業だけでなくもっとマーケティング全体を把握し、クライアントの事業の売上に貢献できるコンサルタントになりたいという意識が芽生えまして。いくつかネット系の代理店を見ていく中で、自分の強みであるデータを活かせるのがオプトだと思い入社を決めました。
安田さん:私は新卒でOOH(屋外広告)を中心とした代理店へ営業職で入社しました。実際に提案活動をしていく中で、デジタルを起点とした施策も増えており、4年目にオプトへ転職しました。業界のトップランナーになるためには、旧来のメディアではなくデジタルの領域で勝負したいという思いも強かったです。オプトへ入社後は、マスも含むメディアのコンサルタントをし、その後総合代理店へ出向しました。帰任後は動画領域を経て、現在はプランナー職です。
■オプトの仕事はお客様の事業成功や未来を一緒に考えていくこと
田中:転職する際に気になるのは、事業(実際に自分がやる業務)と社風があるのかなと思っています。入社してみてから、印象に残っているお仕事はありますか?
桒野さん:ある企業で新規事業を立ち上げることになり、オプトへプロモーションのご相談を頂きました。新規サービスの立ち上げに携わることができる千載一遇のチャンスですし、パートナーとしてダイレクトに事業貢献できる大変有難い機会です。しかし、事業全体におけるプロモーションの位置づけまでを十分に考えられておらず、結果プロモーションも不甲斐ないものとなりました。今となっては当たり前のことですが、どういった背景で事業を立ち上げたのか、事業そのものを大きくしていく戦略をどう考えているのか、クライアントのビジネスモデルや事業方針を十分に理解した上でのプロモーションの必要性を考えるきっかけになったと思います。
川崎さん:私も失敗談を紹介させてください。あるクライアントから「自分たちが実現したいと思っている世界を一緒に実現出来ない気がする」と言われてしまったことがあります。それはあるスタートアップ企業さまでした。スタートアップには苦労して調達したお金を、事業の成功可否を賭けてオプトに預けてもらうことになります。
当時は自分の全力を賭けて臨んでいましたが、それはあくまでも自分基準。「事業の成功を本気で考える」という意味で、お客様の思いや熱意に比べると全然及んでおらず、小手先の手法論に終止していました。
そして、それに気づいていなかった自分が恥ずかしく、悔しかったことを覚えています。ただ、マーケティングを任せてもらうのではなく、お客様の事業、市場への影響など、熱を持って考えて、腹を割って話していくことが大事な事だと思います。
マネージャーとして担当していましたが、自分もメンバーも自分たち基準で本気になっているだけで、お客様の思いや本気度に応えられていなかった。そして、それに気づいていなかった自分を恥ずかしく思いました。
田中:確かにオプトは「インターネット広告代理店」という括りで語られることの多い会社ではありますが、実際は事業コンサルタントのように顧客事業の成功というお題に対して、施策の提案・実行までを行なっていますよね。ただの物売りではないところは、魅力のひとつだと思います。
安田さん:そうですね。私は社歴も長くて、良いことも悪いこともたくさん経験しました。その中でもコンペは思い出深い案件が多いですね。クライアントの事業課題を真剣に考えて、その中で打ち手はなにかというのを本当に苦しくなるくらい考え抜いた提案で受注できることが大切だと思っています。提案時の質問や反論に対して、「ここまで考えて、なのでこういう提案をしています」と論理立てて説明し、結果お客様に選んで頂けるのが嬉しいです。オプトにとっての売上も勿論大切ですが、それ以上に、自分たちが考え抜き納得した提案を評価頂けることがこの仕事のやりがいでありモチベーションです。
田中:そうした納得感を得るため、お客様に評価頂くために大切にしてうることはどんなことですか?
安田さん:「オプトクオリティ」に誇りを持つことです。私はオプトがすごく好きで。熱くて、真面目で、ウソをつかない人が本当に多いです。総合代理店に出向していた時期もありましたが、その時にオプトの良さを改めて実感しました。他社に怯む必要はないし、オプトの提案・人はもっと評価されるべきだと持っています。提案書も、週次の報告にももっと自信を持って、オプトとして当たり前にやっていることを胸張っていこうよ、と後輩にも伝えています。
川崎さん:先ほどの失敗談にも繋がりますが、社内外すべてのミッションを達成すること、熱を持ってやり切ることだと思います。なにかうまくいっていないことがあるときに、「ま、いっか」と思って放置することはせず、必ずその場で向き合うようにしています。ミッションを達成するために打ち手を打ち続ける。それが基本ですし、経験からも成功する時は熱量があるときだと実感しているので、かっこつけずに愚直にやっていこうと思っています。
桒野さん:ダイレクトマーケティングの分野に携わっているので、CVの数が重視されがちです。ただ、オプトがエージェンシーとしてすべきことは目先のCVの目標件数を達成することだけではなく、それが事業にとってどういう意味のあるCVなのか、また、事業の戦略や現在の営業状況などを加味して、本当に予算をここに投下するべきなのかなどの議論することだと思っています。与えられた領域だけでなく、パートナーとして、クライアントが持っている課題を意識して話すよう心掛けています。
川崎さん:ただがむしゃらに頑張るだけでなく、お客様との期待値調整も大切ですよね。ネガな意味での調整ではなく、期待させすぎないという意味です。絵に描いた餅をもっともらしく語っていないかどうかに気をつけ、自分自身がお客様のマーケティング部門の責任者である気持ちで話すようにしています。
■上司とも先輩ともフラットな関係、目線の先には常にお客様
田中:社風の部分はどうですか?入社した時の戸惑いとか驚きとかありますか?
川崎さん:もう「仲が良い」の一言に尽きると思います。週末も社員同士でいることも多くて、当初驚きました。ただ、今では自分も週末は会社のメンバーといることが多いですね。会社に新卒同期が居ないはずなのに、本当に同期みたいな感じで一緒にいます(笑)。新しく入社した人には、中途入社なことに驚かれることもしばしばです。
田中:それはありますね~。私も川崎さんが中途って最近まで知りませんでした。そういった意味では、桒野さんも私の同期の飲み会にまるで同期みたいな雰囲気で来ていたことありましたよね(笑)
桒野さん:たしかにそんなことありましたね(笑)。私が驚いたのは、自分がやりたいと表現したことに関連する案件を、抜擢して担当させてもらえることです。上下関係も厳しくはないので、役員にも自分がやりたいことを提案して、議論する機会もありますし、前職は「やれ」と言われたことをやっていくということが多かったので、組織のフラットさと柔軟さに驚きました。その分、自分で考えて行動する時間は増えましたが、そういった環境を求めてきたので違和感は全然ないです。
田中:安田さんとはどうですか?
安田さん:オプトはお客様志向が徹底しています。メンバー全員がお客様を見ているので、なにかの判断に迷ったときに「お客様にとって最善か」という判断軸でチームの意見を集約できます。大企業ですと、組織毎に目指すベクトルが異なり、意見集約に苦慮することがあると思いますが、その点はオプトと大きく違いますね。ただ、一方でそれが組織力という大きな強みにもなりますので、一概に悪いとは言えませんし、オプトにはもう少しそういう部分も必要かなとは思うこともあります。
■仕事が好きなのは一緒、働き方のペースは人それぞれ
田中:働き方はどうでしょう?オンオフはどんな風に切り替えていますか?
川崎さん、桒野さん:常にオン!です。
桒野さん:結局仕事が好きだなーって。休みの日に遠出していても、あれってこうしたほうがいいなとかふと考えてしまう自分がいます。オプトへ入社して驚いたことのひとつに仕事終わりに飲みに行って、会社や仕事についてもっとこうしたほうがいいとかそういったポジティブな話が出てきます。愚痴じゃなくて改善案というか、本当に驚きました。
川崎さん:そうですね、オンとオフの切り替えはないです。週末に仕事のことを考えることも多いです。会社にいるから仕事、会社を出たからプライベート、というような境目はなく常に自分の中でどちらも混ざり合っている感覚です。
田中:オプトはそういう人が多いですね~。仕事を切り上げて飲みに行ったのに、結局仕事の話をして終電になっちゃうとか私にもあります。ただ、私はどちらかというと区切りを付けたいタイプなのですが、安田さんどうですか?
安田さん:私も仕事は好きです。ただ、意識して切り替えるように心掛けています。というか、切り替えられるようになりました。20代後半くらいから、ようやく自分らしい働き方がわかってきた気がします。職種にもよりますが、本気でやっているからこそ、仕事って永遠に終わらないですし。そういうことに気づけるようになったからこそ、忙しいときほど友人と会ったり、同僚と飲みに行ったりして自分の時間と仕事の時間を切り替えて働くようになりました。
田中:オプトは仕事が好きな人が多いですね。その働き方や価値観はそれぞれですが、「自立」を大切にする会社なだけあって、こうでなくちゃいけないという型があまりないのは、私も魅力に感じています。では最後にこれからやってみたいこと、未来のことについて教えてください。
川崎さん:将来に関して思うところはありますが、今は変化の激しいデジタルという分野において成果を出すことに集中し、ワクワクする仕事を沢山していきたいと思います。今目の前にいるお客様にとって最善のパートナーであり続けることに日々挑戦していきます。
安田さん:私はもともと学生時代から総合代理店への就職が希望でした。オプトに入社してその夢も叶い、今はそこで学んだことを線にして繋げていくフェーズだと思います。オプトの在籍も長く、社外含めていろんな部署を経験したので、ダイレクトとブランディングを繋げたプロモーション全体のコミュニケーションプランニングを描ける人になりたいです。
桒野さん:この2~3年は、とにかくデータとデータを繋げて、商材やチャネルごとの垣根をなくすようなマーケティングを提案していきたいですね。ダイレクト領域だけでなく、営業との連携のやブランディングの影響や関連性も可能な限り可視化して、その企業にとって本当に実行すべき最適なマーケティングの姿を追求していきたいです。その後は、マーケティングだけに限らず事業そのものにアプローチできるような仕事をしていきたいです。
オプトの社是は「一人一人が社長」。
人事制度の基本理念は「選択」。社員一人一人が自立し、互いに尊重しあい、自ら選択できる環境であることを正としています。今回集まっていただいた3名は自ら、「決断し、実行し、巻き込み、やり遂げる」というオプトイズムを体現している3名です。
目指す将来の姿は違っても、仕事に本気で取り組める環境がオプトにはあります。広告だけに留まらず、デジタルの重要性が日々増していく中、私たちと一緒に新しいデジタル市場を切り拓いていきませんか。
もしオプトのことに興味を持つ方がいらっしゃれば、募集一覧をご覧ください。