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会社の付加価値を目指して。誰でもない自分と競う、オンリーワン戦略

▲2016年よりメディア戦略部 部長を務める高木良和

「どの会議にも出席している」「プロジェクトに必ずアサインされている」。社内のあちこちからそんな声が聞こえるほど圧倒的な行動力で一目を置かれる、高木良和(2011年新卒入社)。ときに『鉄のメンタル』とも評されるポジティブ思考で、社内を縦横無尽に走り回るその理由に迫りました。

『オプトってすごいじゃん!』を、社内に行き渡らせたい

高木 「僕、人の長所を見つけるのが得意なんです。良いところを見つけたら、すぐその人に伝えたくなります。
全社会議でも社長のスピーチに感動して、『今日の話、とても刺さりました』って、本人に伝えました」

そう話す高木は、こういったエピソードには事欠かない人物。

幹部会議では必ず発言する、自分の業務領域のみならずあらゆる会議に参加するなど、これらの行動すべては、“高木らしさ”として周りに認識されています。

高木 「『良いね』ってほめられて嫌な気持ちになる人はいません。それは部下や上司だけでなく、社長だって例外じゃない。
思っていることを伝えることで社長が『今度はもっと良い話をしよう』って気持ちになり、その良い話をまた僕らが聞けるのなら、会社にとって必ずプラスになります」

高木があらゆる会議に積極的に参加しているのも、同じく会社のプラスになると考えるためです。

高木 「自分の担当業務だけがオプトのすべてじゃないって誰もがわかっているはずなのですが、目の前のことに気を取られていると、視野は狭くなってしまいます。
すると、プレゼンの幅や深さが限定されてしまうんですよね。
けれども、テクノロジー部門が大手 ECサイトと一緒に新しいことをはじめていたり、マーケティング部門がコンサル会社と肩を並べる提案をしていたり、会社がすごいことにどんどんチャレンジしていることがわかると、『オプトならではの強み』をどんどん語れるようになります。
このことを社員に実感してもらいたいから、僕が情報ハブになる。
誰もが『会社の強みを掛け合わせて、自分なら何をしようか』と前向きに考えられるようになれば、“圧倒的に強い個の集合体”になっていくことができます。
そんな人が増えれば増えるほどオプトは強くなれるし、それが魅力になり、誇りになると思うんです」

長所を伝えることでモチベーションを高め、会社の先進的活動を周知することで意欲に働きかける。

すべては、社員の「オプトってすごいじゃん!」を集めるため。これを自らの役目と捉える高木の心の内には、どんな想いが宿っているのでしょう。

「会社のためにレベルアップしたい」 ブレない組織ファーストの姿勢


▲2013年下期全社表彰にてMVPを受賞した様子

高木の行動力の源泉は、「会社をより良くしたい」、「周り任せではなく、自分の力で成し遂げたい」という強い想いです。

これを実現するために必要なのは、人の感情を整え同じ方向を向けること。そう考えたからこそ、自らが先頭に立って推進するのだと、高木は話します。

高木 「良い仕組みや高い給与があっても、感情がついてこないと仕事は楽しめないし、大きなことも成し遂げられません。社員の感情をポジティブにそろえることができれば、会社はどんなチャレンジだってできる。その結果が巡り巡って自分に返ってくるとわかっているので、僕は自分がとるべき行動を続けていられます」

高木のロジックは、社員の気持ちがそろえば、社内の雰囲気がよくなり、自発的な行動が現れる。すると、成長環境が生まれ、売り上げにつながる。これらが株価に反映され、自分の給与にも反映される。

このサイクルが仕事への誇りを生み、優秀な人材の獲得につながり、会社の発展につながるーーというもの。

そこには、組織のため、ひいては一緒に働く仲間のために役立ちたい、それが自分の大きな成長にもつながる、という高木の願望も込められています。

高木 「入社以来、縁あってオプトに入社したからには、会社を変えられる存在になりたいと思いつづけています。そのためには、自分が周りに影響を与えられる人にならなければいけない。そう考えたからこそ、MVPの称号が欲しかったし、管理職になりたいとチャレンジもしてきました。これらを実現できた今、自分の言葉に耳を傾けてくれる人も増えたし、情報量も多くなりました。しかし、自分にできることはまだまだたくさんあると感じています。得られた情報を生かすことは役職者の責務だと考えてもいるので、もっと高度な活用ができるようになりたいです」

そう目標を語る高木の軸足は、常に組織に置かれています。

高木 「上昇志向はありますが、これは出世したいというよりも役職に就くにふさわしい能力を身につけたいという考えです。能力の高い人間が増えれば、会社にとってメリットになるし、そこに向かう行程は自分のプラスにもなる。僕のみならず、そういうマインドの人が社内にたくさんいるならば、会社にとってこんなに頼もしいことはないと思っています」

苦しんだ日々が生んだ、自己肯定感と自己効力感

▲「できない自分が悔しくて仕方なかった」と振り返る高木

ここまで読んで高木のことを、向上心と使命感にあふれるオプトのユーティリティープレイヤーと感じた人もいるのではないでしょうか。

しかし、そんな高木にも劣等感にさいなまれ、自信を持てない時期がありました。

高木 「誰もが経験することだとは思うのですが、新しい環境に入ると人間関係をイチから築くと同時に、立場が上の人から仕事やルールを学ばなければなりません。
そうやって与えられるもの、求められるものが多いほど、自分を出す余裕が無くなり、自信を失いかけたことがありました」

周りの反応を気にするあまり、失敗したくないと慎重になる。すると、できたときの自分ではなく、できなかったときの自分が頭に浮かび、焦燥感を抱く。

そんな状況に陥った当時の自分を、「できない自分が悔しくて仕方なかった」と振り返る高木。しかし、「壁を乗り越えたらうまくいくことを何度も経験していた」からこそ、心折れずに目の前のことをやりつづけることができたと話します。

高木 「諦めず粘り強くいると、良い方に動き出す日が必ず訪れます。
すると今度は、好転するまでのあいだ積み重ねてきた努力が自信になり、『もっとやった方がいいんじゃないか』という気持ちが湧き出すんですよね」

以来、「もっとやった方がいい」と思う自分に応えつづける高木は、自分が立ち止まらなければ、会社も変わると信じています。劣等感に悩んだ頃の出来事ですら「挫折ではなく、良い経験だった」と話す姿には、頼もしさもあります。

高木 「実際くじけそうなときって、くよくよしているとは思うんですよ。でも、時間がたって、『そんなこともあったな』くらいに思えているのなら、それは成長の糧としてうまく吸収できているということ。
何かミスをしたとしても、前向きに捉える姿勢でいることは大切にしています」

自分にしかできないオンリーワンを目指して

▲所属するトレーディング・クリエイティブ領域会でのプレゼンの様子

いろいろな経験を重ねるなか、メンタル面にも磨きをかけた高木を支えるのは、「自己肯定感」と「自己効力感」というふたつの言葉。

今の自分となりたい自分のギャップを埋めたいときも、新たな目標に向かうときも、これらは大きなよりどころになっていると話します。

高木 「理想は高く。それが僕の常でありたいと思っています。
この気持ちを持ちつづけるにあたり、いまの自分をすばらしいと思える自己肯定感と、絶えず努力を続ける自分を認めてあげられる自己効力感があれば、目標へのハードルが高くても一つひとつ努力できる。
僕は、このふたつを意識しながら努力を重ねてきました」

そうやって自分に胸を張れる自分が実際にいるからこそ、会社や一緒に働く仲間に対しても自らと同じ状況をつくりたい。

これが、高木を突き動かす衝動の核となるもの。追求する先には、『組織の付加価値になりオプトの誇りを自分で創る』という自らの目標も見据えています。

高木 「『組織の付加価値になりたい』というと聞こえは良いのですが、実はやりたい仕事を明確に持っているわけではないんです。
むしろ、自分の力が発揮できるのなら、どんなポジションを与えられたってやりがいは感じられるはず。
求められる形に自分を当てはめることができさえすれば、それが組織にとっての付加価値になると思っています。
どうせ任せてもらえるのなら、周りから認められたいという承認欲求を満たせる仕事がしたいですがね(笑)」

何者になるわけでもなく、ただ会社のため、ひいては自分のため、ただただ能力向上を追い求めるその姿は、誰でもない自分への挑戦とも言えるでしょう。

高木 「誰かと競ってナンバーワンになるのではなく、どうせなら自分にしかできないオンリーワンを目指したい。僕だからこそ提供できる価値をこれからも社内に発信していきたいです」

自らの存在意義を見いだしながら、たくさんの期待にさらに応えるべく、高木のオンリーワンへの挑戦は続きます。


高木良和(Yoshikazu Takagi)
2011年オプト新卒入社。
メディアコンサルタントとしてモバイル広告の提案および運用支援に従事。
入社3年目に全社MVPを獲得した後、マネージャーとしてチームを牽引。
その後、2016年には現在のメディア戦略部の部長に就任。
技術革新の加速とともに複雑化が進行するメディアの活用と向き合いながらクライアントへの価値提供を担っている。

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